高速・大容量、低遅延でスマホがつながる第5世代移動通信システム「SoftBank 5G」を、ソフトバンクが2020年3月27日より、商用サービスを開始した。
【参考】SoftBank 5G | スマートフォン・携帯電話|ソフトバンク
ソフトバンクの5Gサービスエリアマップ
ソフトバンクの5Gサービスは開始当初、大都市の駅周辺など限られた場所でしか利用できなかったが、2020年8月末時点でエリアは順次拡大されている。
上の図は2020年8月末現在での、「SoftBank 5G」サービスエリアだ。例として23区を中心とするマップをご紹介する。
紫色は2020年8月末現在で5Gが接続可能なエリアで、黄色が2020年秋以降に拡大予定のエリアとなっている。
札幌近辺のソフトバンクの5Gサービスエリアマップ
それでは、主要都市の5Gサービスエリアマップを見ていこう。まずは、北海道・札幌近辺から。
残念ながら、2020年8月末現在ではほぼ接続できていない状況だが、2020年秋以降に札幌駅周辺からすすきの、北は北海道大学手前から南は中島公園近辺までと、順次エリアが拡大される予定になっている。
仙台近辺のソフトバンクの5Gサービスエリアマップ
続いて、宮城県・仙台のサービスエリアを確認してみよう。
現状はあおば通りの南北の限られたエリアだが、2020年秋以降は、東西は仙台駅から晩翠通りにかけて、南北では宮城県庁から、東北大学の片平キャンパス手前あたりまでエリアが広がる予定だ。
大阪近辺のソフトバンクの5Gサービスエリアマップ
大阪は、JR大阪環状線の内側を中心に5Gのサービスエリアが展開されている。
2020年秋以降は大阪環状線の内側をさらに細かくカバー。天保山近辺にも広がりをみせる予定。
博多近辺のソフトバンクの5Gサービスエリアマップ
最後に博多エリアをCheckしよう。現在は、福岡市地下鉄の呉服町駅周辺や天神駅の北側の一部にサービスエリアが展開されている。
2020年秋以降は博多駅から天神、薬院、大濠公園や福岡ペイペイドームなどをカバーする予定になっている。
ソフトバンクの5Gの速度は?
「SoftBank 5G」の通信速度は、理論値で下り最大2Gbps、上り最大103Mbpsとされている。
参考までに、「SoftBank 4G LTE」(FDD<周波数分割>方式)では下り最大400Mbps、「SoftBank 4G」(TDD<時分割>方式)では下り最大838Mbpsが、理論値とされている。
ソフトバンクの4Gサービスエリアマップはどうなってるの?
現在の携帯電話回線の主流である4Gのサービスエリアを確認しておこう。
上図の赤い部分が4Gのサービスエリアマップとなっている。関東地方を中心とした地図上では、平野部のほぼ全域がサービスエリアになっている。
関東から近畿、山陽、山陰、四国あたりを見渡しても、下図のように平野部はほぼカバーされていることがわかる。
「SoftBank 5G」はここまでの広域カバーを行われていないが、今後は4Gサービスエリアを塗り替えるように、順次拡大されていく予定だ。
ソフトバンクの5G対応スマホ
ソフトバンクが提供する5G対応のスマホは、2020年8月末現在で4モデルとなっている。
「AQUOS R5G」
シャープの「AQUOS R5G」は、約6.5インチのPro IGZOディスプレイ(液晶)により、美しく鮮やかな映像を提供。Snapdragon 865 5G(オクタコア)2.8GHz+1.8GHzを搭載し、バッテリー容量は3730mAh。本体サイズは約75×162×8.9mm(幅×高さ×厚さ)で、約189gと大画面ながら軽量なのも特徴だ。
「LG V60 ThinQ 5G」
ケースと合わせると2画面で使えるユニークなスマホ。Snapdragon 865 5G (オクタコア)2.8GHz+2.4GHz+1.8GHzを搭載し、バッテリー容量は5000mAh。本体サイズは約78×170×9.2mm(幅×高さ×厚さ)で、約218g。約6.8インチの有機ELを採用する。
「OPPO Reno3 5G」
日本での躍進著しいOPPOの、「OPPO Reno3 5G」は、約6.55インチの有機ELディスプレイにSDM765G(オクタコア)2.4GHz+2.2GHz+1.8GHzを搭載し、バッテリー容量は4025mAh。本体サイズは約72×159×7.7mm(幅×高さ×厚さ)で、約171g。高性能でいながら、機種代金は6万8400円。「トクするサポート+(特典A)」を適用すると、3万4200円で購入できるのも魅力だ。
「ZTE Axon 10 Pro 5G」
最後に「ZTE Axon 10 Pro 5G」をご紹介する。こちらは、約6.4インチの有機ELディスプレイにSnapdragon 865 5G(オクタコア)2.8GHz+2.4GHz+1.8GHzを搭載し、バッテリー容量は4000mAh。本体サイズは約73×159×7.9mm(幅×高さ×厚さ)で、約176g。こちらの機種代金は7万2720円で、「トクするサポート+(特典A)」を適用すると、3万6360円で購入できる。
「iPhone」はソフトバンクの5G対応機種に含まれている?
2020年8月下旬時点で、「iPhone」は全機種が5G対応をしていない。
2020年10月登場と目される新型「iPhone」では、5G対応端末の登場が期待されている。
※データは2020年8月下旬時点での編集部調べ。
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文/中馬幹弘