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子どもがごはんをおいしく食べられる5つの工夫と避けたほうがいい3つの味付け

2020.09.14

コロナによる外出自粛で家族の食事回数が増えたといわれる。子どもに食べさせる食事についてパパが腕をふるうというシーンもあるだろう。そんなとき「子どもと大人で味付けは変えるべき?」と疑問に感じたことはないだろうか。そこで今回は、子どもが食べやすい味付けや作り方を子ども食の専門家に聞いた。マスターすれば、子どもから「パパのつくった料理は美味しい!」と言われるようになるかも!?

子どもが美味しく食べられる工夫ポイント5つ

子ども向けに食事を作るとき、より美味しく食べられるようにするにはどんな工夫をしたらよいか。子どもの食育料理研究家の増田陽子さんは次の5つを挙げる

【取材協力】

増田 陽子さん
キッズ食育マスタートレーナー、子どもの食育料理研究家。中食企業にて商品開発を経験後、幼稚園、赤ちゃん支援施設の調理師を経て、子どもの食育スクール「青空キッチン」を開校。食育講座講師、レシピ提案、コラム執筆などを行っている。
http://ameblo.jp/yuzukansho/

1.薄味にする

「舌には食べものの味を感じる味蕾(みらい)という細胞があり、その数は大人になるにつれてだんだんと減少していきます。子どもは大人より味蕾の数が多く、大人より味を感じやすくなっています。大人が薄いなと思う味付けでも素材の旨味、甘みを感じ取り、美味しく感じることができます。逆に味が濃すぎると『からい』と感じてしまい食べづらくなりますので、薄味を基本としましょう」

2.旨味を利用する

「薄味の話につながることですが、かつお節、昆布などのだしや野菜の旨味を出すことによって、塩分が控えめでも美味しく感じます。また幼児の時期は素材そのものの味を覚える大事な時期でもあります。物足りない、と思えば、塩分を足すのではなく、だしなどの旨味を増やすことで子どもも美味しく食べられます」

3.香辛料や薬味を上手に使う

「にんにく、生姜、からくない配合のカレー粉などは、肉や魚の臭みを軽減したり、香りが食欲を増進させるなどの効果があります。パパが料理するといつも同じようなメニューになってしまう、といった場合も、メニューの目新しさや新たな味わいを経験する意味でも香辛料などを上手に利用すると食も進みます。ただし、どれも刺激が強いので少量を使う程度にし、にんにくや生姜は生のままではなく加熱するようにしましょう」

4.苦味を減らす

「ピーマン、葉野菜などが苦手なお子さんが多い傾向があります。食べ物の好き嫌いは食感やその他環境にも左右されますが、味としては大人より舌が繊細な子どもは苦味、えぐ味を感じやすく、不快に感じることがあります。ですが、もし苦手な野菜があったとしても味覚を広げるために、まったく使わないというより、下ゆでをする、水にさらす、アク抜きをする、少量入れてみるなどすることにより、苦味を感じず美味しく食べられます」

5.「嫌い」と言っている食材でも、味付けや調理法を変えてみる

「子どもが『嫌い』と言っている食材はつい避けがちになり、食卓に出さなくなるということも起こりがちですが、いつもと違った味付けや調理法、好きなメニューで取り入れると食べられることも多いです。いつも煮物に入れているけれど、炒めものにしてみる、和風にして食べているものを洋風に味付けしてみる、好きな子が多いケチャップやマヨネーズなども少なめに使って味付けし食べやすくする、カレーに入れてみる、などもおすすめです」

子ども向けのメニューで避けたほうがいい味付け

反対に、子ども向けメニューで避けたほうがいい味付けや調味料などにはどんなものがあるのだろうか?

1.からい味付け

「大人では好きな人も多い、『からい』味付けです。唐辛子などのからみのある香辛料、わさび、からしなどは子どもにとって刺激が強く、逆に嫌な記憶となり、苦手につながってしまうことがありますので、避けたほうが良いでしょう」

2.ハーブ

「ハーブはメニューのバリエーションを広げるのに役立ちますが、香りが強いものは刺激物と同じで、使う場合は大人が好む程度にしっかり効かせるのではなく、ごく少量を使う程度にしましょう」

3.醤油・塩などの使いすぎ

「毎日、毎食で使うような醤油、塩なども使いすぎには注意です。大人が美味しいと思う濃さだと子どもにはしょっぱく、濃い味に慣れてしまうと野菜の旨味、だしなど繊細な味がわからなくなり、将来的に肥満や高血圧などの原因となることがありますので、やはり薄味を基本としましょう」

定番メニューの子ども向け味付けの例

増田さん作 こいのぼりドライカレー

具体的に、子どもによく作る定番メニューの、子ども向けの味付け例を見ていこう。

●カレーライス

増田さん作 カレーライス

「ルウやカレー粉は、からみのないものを選びます。甘口であっても、味が濃いものや、からみを感じるものもあるので、牛乳を加えるなどしてまろやかにするのも良いでしょう。市販のルウは脂肪分も高いものも多いので、だし、鶏ガラスープなどを混ぜても良いです。

大人用と一緒に作るには、ルウを入れる前に子ども用を途中で取り分けて作るか、子どもが食べられるものを作り、大人は食べるときにカイエンペッパーなど、からみのあるスパイスを後から足すなどの方法があります」

●ハンバーグ

「ハンバーグは、中濃ソースやケチャップをかけて食べることが多いと思います。ソース、ケチャップなどの調味料は味が濃く、子ども自身でかけるとついたっぷりとかけがちなので、かけずに食べるようにするか、大人が少量かけ、かけすぎに注意します。火を通した玉ねぎやトマトなどを使いソースにすると、野菜の甘みを感じつつ、野菜を摂れて塩分も調節できるのでおすすめです」

●オムライス

「オムライスはライスにケチャップを大量に入れがちなので、控えめに入れましょう。ライスが薄く色づく程度の使用が目安です。またご飯にケチャップを混ぜ込まず、卵の上に少しケチャップをかけて食べるほうが、ケチャップの味も感じやすくなり、味的にも十分満足感を得られます。卵の上にケチャップで好きな形や絵を描くと楽しく食べられる効果もありますね」

●肉じゃが

「肉じゃがは酒、みりんを使用することが多いと思います。加えたらしっかりと火にかけ、アルコールを飛ばすようにしましょう。アルコールの香りもなくなり、食べやすくなります。味付けはご飯と合うくらいだと濃いです。濃いめのだしを使って調味料の使用量を減らしたり、だしや水を使わず厚手の鍋を使って調味料を入れ、フタをして蒸し煮にするなど、野菜など素材の味がわかる程度に味付けしましょう」

●野菜炒め

「野菜炒めは市販のタレや調味料も販売されていますが、塩や醤油を基本とし、控えめに味付けをします。物足りなければ肉類などの旨味の出るものを足すなどすると、きちんとコクも出て旨味の相乗効果で使用する塩分も減らすことができます。肉類でもウィンナーなど、味がついたものを入れる場合は、食材からも味が出るので、加える調味料は少なめにしましょう」

子ども向けメニューを作る際には、今回のような味付けの工夫をすれば、子どもに喜ばれる上に、子どもが健康的に成長できるだろう。ぜひトライしてみよう。

取材・文/石原亜香利

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