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メルペイには、“メルペイスマート払い”という後払いサービスがあるのをご存知だろうか。クレジットカードのような感覚で支払いができるシステムで、メルペイユーザーなら覚えておきたい機能の一つだ。
そこで本記事では、まだメルペイスマート払いを使ったことのない方のために、登録方法や使い方を解説したい。
メルペイのあと払い機能「メルペイスマート払い 」とは?
メルペイスマート払いとは、今月使った分の料金を翌月以降にまとめて清算できる後払い機能。2019年11月に「メルペイ後払い」から「メルペイスマート払い」に名称を変更している。
手元にお金がなくてもメルカリ内で買い物ができたり、コンビニや飲食店などでiD決済やコード決済ができたりと、クレジットカードのように利用できる。メルペイ残額をチャージする必要はなく、利用上限額までなら何度でも使うことが可能だ。
さらに2020年7月7日からは、毎月決まった金額で支払いができる「定額払い」の提供を開始。定額払いでは、メルペイスマート払いの購入代金の清算を月々に分割することができる。(定額払いの利用には、スマート払いの申し込みとは別の申し込みが必要)
メルペイスマート払いのメリットとは?
メルペイスマート払いは、当月に利用した代金を翌月にまとめて支払える点が最大のメリットだ。そのため、複数回買い物をしても支払いが「翌月1回のみ」で済み、毎回チャージする手間が省ける。また、利用明細は翌月1日に通知され、自動引き落としを除き、支払いは「翌月1日から末日まで」の好きな日時を選ぶことができるため、給料日後に余裕を持って清算できるのも大きな利点だ。
さらに、メルペイスマート払いには利用限度額が設定されており、範囲内で自分の利用上限を設定することができるため、使いすぎる心配がない。この設定は、メルカリアプリから簡単に行えるため、計画的に利用することが可能だ。クレジットカードを持っていない人や、給料日前で手元にお金がない時にも、必要なものをすぐに購入できる便利な支払い方法として特に役立つ。
支払い方法は?
スマート払いで決済したお金は、翌月末日の支払期限までに精算する必要がある。清算方法は3種類。具体的な方法は以下の通りだ。
【精算方法を選択する手順】
1. メルペイのメイン画面にある「メルペイスマート払い清算」をタップ。
2. スマート払いの利用状況が表示されたら「清算方法」をタップ。
3. 以下の3つから精算方法を選択。
<1.メルペイ残高、ポイントで支払う場合>
4. 残高で清算をタップ。
5. 利用金額に対してメルペイ残高やポイントが十分な場合は「残高+チャージで清算」を選択し、清算完了。(残高が足りない場合は登録口座からその場でチャージできる)
<2.銀行口座振替で支払う場合>
4.「自動引き落とし設定へ進む」をタップ。
5.「自動引落しの詳細設定」画面で「引落し先の銀行」「引落し日」を設定。
6.チャージ済のメルペイ残高やポイントを優先的に使用したい場合は、「お手持ちの残高・ポイントを使用」にチェックを入れる。
<コンビニ/ATMで支払う場合>
4.「コンビニ/ATMで清算」をタップ。
5.任意のコンビニもしくは銀行ATMを選んで「お客様番号を発行する」をタップ。
6.コンビニ支払いを指定した場合は、「企業コードと注文番号」をコンビニ店内にある端末機に入力し「申込券」を発券。レジへ持ち込み現金を支払えば清算完了。銀行ATMを指定した場合は、Pay-easyに対応している金融機関のATM画面で「収納機関番号、お客様番号、確認番号」を入力し、画面の指示に従って代金を振込めば清算完了。
手数料はかかる?
メルペイ残高、ポイントで支払う場合や、銀行口座振替で支払う場合の手数料は0円。しかし、コンビニやATMで精算すると手数料が300円かかるため注意しよう。
ポイントは加算される?
メルペイは他のスマホ決済と違い、利用額に応じたポイント還元サービスがない。しかし、期間限定のキャンペーンなどによってはポイントが付与されることがあるため、日ごろからキャンペーン予告をチェックしておこう。
メルカードを使えばポイントが還元される
株式会社メルカリが提供するクレジットカード「メルカード」を利用することで、メルペイスマート払いの後払い機能を使う際に、利用額に応じてポイントが還元される。ポイントの還元タイミングは、利用代金の清算時であるため、後払いを利用しながらお得にポイントを貯めることができる。日常的にメルペイやメルカリを活用しているユーザーにとって、ポイント還元は大きなメリットとなる。
あと払い「メルペイスマート払い 」の使い方
メルペイスマート払いを利用するためには、事前の設定が必要。ここでは具体的な設定方法と、実際に代金を支払う手順を紹介する。
メルペイスマート払いの設定方法
スマート払いをコンビニなどの実店舗で利用するには、事前設定が必要だ。設定自体は3分ほどで完了する簡単なもの。ちなみに、一度メルペイスマート払いの設定を行うと、以降登録を解除することはできない。残高払いとの切り替えは自由にできるので、その都度支払い方法を間違えないように注意しよう。事前設定の具体的な手順は以下の通り。
1. メルペイのメイン画面を下へスクロールし「メルペイスマート払いの設定」をタップ。
2. 説明を読み「設定を始める」をタップし、利用目的を確認し「上記の利用目的で申込む」をタップ
3. 自分に合った利用上限金額を選択し、「この金額ではじめる」をタップし、設定が完了
※支払い用銀行口座の登録、もしくは「アプリでかんたん本人確認」が済んでいない人は、利用目的画面の後に設定する必要がある。
フリマアプリ「メルカリ」の子会社が運営するスマホ決済サービス、メルペイ。全国の飲食店、コンビニ、ドラッグストアや一部のインターネットショップなどで利用できる決済...
実際にメルペイスマート払いで支払う方法
ここでは、実際にメルペイスマート払いで支払いをする手順を解説する。
iD・QRコード払いで実店舗で利用する場合
1.メルペイのメイン画面上部にある赤いカードアイコンをタップ。赤いカードが大きく表示されていると、スマート払いが優先されている状態。(このボタンでメルペイ残高払いとスマート払いの切り替えができるようになっている)
2.スマート払い画面に切り替わった状態で、iD決済やメルペイコード払いを行う。決済後は利用可能枠が減っているのが確認できる。
メルカリ内の買い物で利用する場合
1. 商品の購入手続き画面で「支払い方法」をタップし「メルペイスマート払い」を選択する。
2. 購入手続き画面に戻ったら「購入する」をタップすると、スマート払いでの商品購入が完了する。
メルペイスマート払いの注意点
最後に、メルペイスマート払いの注意点を解説する。以下の項目を事前にチェックし、メルペイスマート払いを正しく利用しよう。
年齢制限や本人確認はある?
メルペイスマート払いは、18歳未満のユーザーは原則使用できない。メルペイスマート払いを利用するために必須なのが、メルカリアプリでの「本人情報の登録」。ここで登録した生年月日から起算して年齢確認が行われている。
上限額は?
メルペイスマート払いで利用できる最高上限額は20万円。しかし、この金額はそれぞれユーザーによって異なる。メルカリ事務局の独自の審査方法により、メルカリ利用者一人ひとりの利用実績などに基づいた「信用スコア」によって上限額が決められる。
メルカリでたくさん商品を売買しているか、取引の発送期限を遵守しているかなど、メルカリでの取引データが審査の材料になる。取引件数やメルペイの利用頻度が増えると、上限額もその都度上がっていく。あまり利用がないと、最初の限度額が100円ということもあるようだ。
滞納したらどうなる?
スマート払いの支払いを滞納してしまった場合、回収にかかる費用として延滞事務手数料300円を毎月1日と15日に請求される。また、清算が完了するまでメルペイスマート払いの利用ができなくなったり、メルカリの売上金の充当(期限超過充当)が行われたり、メルカリやメルペイの一部機能の利用を制限されたりすることも。
また、清算期限を超えた場合の清算方法は「コンビニ/ATM」のみ。長期にわたって支払いが滞った場合は、さらに厳しいペナルティが課せられることもあるため、できるだけ早く対処しよう。