胡散臭いと思われる話し方や態度
話し方や態度にも、胡散臭い雰囲気はにじみ出るものです。服装や髪形に気を付けていても胡散臭いと思われるようであれば、話し方や態度に原因があるのかもしれません。
人に信用されにくい人にありがちな、話し方や態度の特徴を紹介します。
話はうまいが中身がない
トークスキルが高い人は、一見魅力的です。一緒にいて面白いため、たくさんの人が周りに集まるでしょう。しかし、そのトークに中身がなければ、ただ調子がよいだけの胡散臭い人と受け取られてしまうのです。
最初は話を夢中になって聞いてくれていた人も、中身がないことに気が付くと「この人の話は大丈夫かな?どうも信用できそうにないな」と感じ始めます。特に、具体的な話に触れると、途端に歯切れが悪くなったり口ごもったりする場合、不信感につながりやすくなるのです。
例えば、おいしい店を紹介すると言っていたのに、いざ教えてほしいと質問すると具体的な店名が出てこない、という場合などは胡散臭く思われてしまいます。
親しくないのになれなれしい
初対面の人や出会って間もない人など、そこまで親しくない人に『なれなれしくする』ことも、胡散臭さにつながる態度です。例えば、すぐに連絡先を交換しようとしたり、一緒に出掛けようと誘ったりすると、下心なく言ったことであっても相手を警戒させることにつながります。
また、家族について、出身地や出身校についてなど、個人情報につながる内容をいきなり質問するのも失礼です。親しくない人に教えるのはためらわれる内容ですし、しつこくすることで追及されている気分にさせてしまうことがあります。
物理的な距離の取り方にも気を付けましょう。人には親密さに応じて快適と感じる他者との距離があります。パーソナルスペースと呼ばれるその距離に不用意に近づきすぎることで、不信に思われることがあるのです。
自分のことを話さない
話がうまい人の場合、大勢の輪の中で盛り上げ役になることがあります。その場にいる人にいろいろな話を振ったり、質問をしたりすることもあるでしょう。
この時、自分の話を全くしない人や自分に都合の悪いことは適当にはぐらかすような人は、胡散臭い人と思われる可能性があります。人の話は引き出そうとするのに、自分のことは言わないという態度が不信に思われるためです。
胡散臭いと思われないためのポイント
胡散臭い人と思われるのには、理由があることが分かりました。見た目はもちろん、態度や話し方にも原因があるのです。信用される人になりたい場合には、紹介した理由を参考に改善してみましょう。
ここでは、信頼されるために特に重要な三つのコツを紹介します。胡散臭いと思われないためにも、まずはこの三つから始めましょう。
人の悪口を言わない
まず挙げられるのは『悪口を言わない』ことです。悪口を言っている人を見て、信用できる人だと思うでしょうか?信用するよりは、陰で何を言われているか分からないと不安感や不信感を抱くでしょう。
そこで、悪口を言わないことを徹底しましょう。会話中に話題が悪口に移った場合には、何もコメントせず静かにその場を離れればOKです。悪口はもちろん、うわさ話に飛び付くこともやめましょう。
悪口に参加せず、うわさに振り回されることがなければ、口が堅くて信用できそうな印象を持ってもらえると期待できます。
相手と適切な距離感を保つ
一気に距離を縮めようとすると、胡散臭いと思われてしまいがちです。自分ではフランクに話しかけているだけのつもりが、相手に不信感を抱かせることもあります。
自分ばかり話していると、相手の感じている不快な気分を読み取りにくいことがあるため、相手の話に耳を傾けることを心がけましょう。興味を持って会話を続けていれば、自然と距離は縮まっていくはずです。
また、こちらから無理に距離を縮めようとする必要はありません。相手が近づいてくるのを待つことも大切です。物理的にも心理的にも、相手と『ちょうどいい距離』をキープすることが大切です。
約束を守り誠実に対応する
『約束を守る』ことも胡散臭いと思われないためのポイントです。
調子に乗ってした軽い口約束であっても、守らないばかりでは信用されなくなっていきます。口だけのうそつきと思われることや、行動が伴わないビッグマウスといった印象を与えることがあるのです。
信用されるためには、どれだけ小さな約束でも必ず守りましょう。「今度ランチをおごる」と約束したなら、近いうちに必ずおごるのです。また、守れない約束なら初めからしないようにするのです。
言ったことを必ず守るように心がけていると、言動が一致していると認識されます。約束を守る誠実な人という印象を持たれ、信用されやすくなるでしょう。