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ハイトワゴンブームを牽引してきたスズキ「ワゴンRスティングレー」の魅力

2020.09.19

1993年に「ワゴンR」が登場し、そのボクシーで個性的なスタイルから大ヒット! ちょっと車高が高くて室内広々な軽ワゴンは、ダイハツ「ムーヴ」という良きライバルを得たことで、長年にわたり軽自動車人気を牽引してきた。

初代スズキ「ワゴンR」

初代のボクシーでプレーンな雰囲気は、後の「ワゴンR」にも受け継がれている。しかし、そんな「ワゴンR」にあってちょっとワイルドなモデルがある。それが、「ワゴンRスティングレー」だ。

スタイリッシュでハイパフォーマンスを誇る、「ワゴンRスティングレー」の魅力に迫ってみたい。

現行のスズキ「ワゴンRスティングレー」

2017年2月1日より発売されているのが、現行となる3代目「ワゴンRスティングレー」だ。

【参考】ワゴンRスティングレー|スズキ – スズキ株式会社

2020年1月20日より、仕様を変更。安全装備を充実させた。

「ワゴンR」と「ワゴンRスティングレー」の違い

では、「ワゴンR」と「ワゴンRスティングレー」の違いを見てみよう。

大きく違うのは、外観だ。

「ワゴンR」は「FA」「HYBRID FX」グレードと「HYBRID FZ」で外観が異なる。

「ワゴンR FA」

「ワゴンR HYBRID FX」

「ワゴンR HYBRID FZ」

そして、「ワゴンRスティングレー」の外観は以下。「ワゴンR」シリーズとは大きく見た目が変わる。

「ワゴンRスティングレー HYBRID X」

さらに、「ワゴンRスティングレー」には特徴的なエンジンがある。「ワゴンRスティングレー HYBRID T」グレードは、全ラインアップ中で唯一、ターボエンジンを搭載するのだ。

「ワゴンRスティングレー HYBRID T」

「ワゴンRスティングレー」の内装

「ワゴンRスティングレー」は、新プラットフォーム「ハーテクト」を採用。エンジンルームを最小化して、軽ワゴン※1でナンバー1の室内長、2450mmを実現した。
※1 ※軽ワゴン=全高1550mm以上の軽自動車。2019年12月現在、スズキ調べ。ワゴンRも同数値

シートはファブリックの表皮を用い、フロントはセンターアームレスト付のベンチシートを採用。助手席は前倒し機構を持つ。リヤシートは左右独立のシートスライド&リクライニングが可能。また、分割可倒式で長尺の荷物を積む場合にも便利だ。

ステアリングホイールはシルバーステッチを施した本革巻き。

ドリンクホルダーやドアポケット、助手席シートアンダーボックスなど小物の収納にも配慮されている。

「ワゴンRスティングレー」の燃費

「ワゴンRスティングレー」のカタログ燃費を比較してみた。

「HYBRID X」2WDの燃費

WLTCモードの燃料消費率で25.2km/L

「HYBRID X」4WDの燃費

WLTCモードの燃料消費率で24.2km/L

「HYBRID T」2WDの燃費

WLTCモードの燃料消費率で23.4km/L

「HYBRID T」4WDの燃費

WLTCモードの燃料消費率で21.8km/L

「ワゴンRスティングレー」のカタログ

スズキでは、日本郵便の「ゆうメール」にて請求後1週間をめどでカタログを送ってくれる。

こちらより申し込みいただきたい。

「ワゴンRスティングレー」の歴代モデルを確認

現行で3代目となる「ワゴンRスティングレー」。そのルーツをたどってみたい。

2007年2月5日に発売。「スティングレー」の名前が初登場したMH22S

「ワゴンR」にスティングレーの名前が登場したのは、2007年2月5日からだ。

当時は、「ワゴンR」の新しいスタイルとされていた。

ディスチャージヘッドランプと、二重構造スケルトンタイプのフロントグリルを横一文字に配した、精悍なフロントフェイスが魅力。また、ボンネットフード先端を高めに設定。フロントバンパーもフォグランプを中心に躍動感ある専用デザインを採用している。

リヤコンビランプはクリアタイプとし、専用デザインの14インチアルミホイールを採用した。

インテリアは全体を黒基調で統一。また、メーターベゼルやエアコンルーバーにブラックメッキを施して、高級感を醸し出している。

シートも黒を基調に、動きのある波状のドット柄を施した専用シート表皮となる。

2008年9月25日発売。「ワゴンRスティングレー」を確立した初代MH23S 

「ワゴンRスティングレー」として、「ワゴンR」とは独立したラインアップとなったのが、2008年9月25日に発売された初代MH23Sだ。

MH22Sのイメージを踏襲しながら、よりサイドへと回り込んだヘッドランプなどにより、精悍さは際立つ。

リヤには、高級感あるアルミ蒸着塗装のリヤコンビネーションランプを採用した。

インテリアは、ブラックのセンターパネルや、ブルーグラデーション照明の自発光3連メーターを採用。本革巻きステアリングホイール装着車も設定されている。

専用シート表皮を用いた縫製シートも上質感を高めている。

2012年9月19日発売。2代目「ワゴンRスティングレー」

2012年9月19日に、2代目となる「ワゴンRスティングレー」が発売となった。

「ワゴンR」とともに低燃費と室内空間の拡大を実現。使い勝手をさらに高めている。

グレードはNA(自然吸気)エンジンの「X」グレードと、ターボエンジンの「T」グレードが用意された。

フロントは丸目4灯イメージのヘッドランプを採用。スモールランプに連動して点灯するLEDイルミネーションをフロントグリルとヘッドランプに採用した。

インテリアは、水平基調を軸としながらも立体感を強めたインストルメントパネルを採用。シルバー加飾によりブラックとのコントラストを強めている。

ピアノブラック調のドアアームレストや専用デザインの縫製シートを採用し、質感を高めている。

「ワゴンRスティングレー」の中古車相場

新車が大人気の「ワゴンRスティングレー」だが、中古車相場はどうなっているだろうか?

大手中古車販売サイトで確認してみた(2020年8月末現在)

「ワゴンR」スティングレー、MH22Sの中古車相場

2007年2月から2008年8月までの「ワゴンR」スティングレーの中古車は、357台が掲載されていた。

最安値は2007年式 走行距離8万4000km 黒 4AT スティングレーT 2WD 1万円。

最高値は2007年式 走行距離4万7000km 黒 4AT スティングレーX 2WD 64万9000円となっている。

初代「ワゴンRスティングレー」、MH23Sの中古車相場

2008年9月から2012年8月までの、初代「ワゴンRスティングレー」の中古車は、1205台が掲載されていた。

最安値は2009年式 走行距離10万9000km 黒 4AT スティングレーX 2WD 1万9000円。

最高値は2012年式 走行距離2万3000km 白 CVT スティングレー リミテッドⅡ 4WD 89万円となっている。

2代目「ワゴンRスティングレー」の中古車相場

2012年9月から2017年1月までの、2代目「ワゴンRスティングレー」の中古車は、788台が掲載されていた。

最安値は2013年式 走行距離11万4000km 白 CVT スティングレーT 2WD 17万5000円。

最高値は2017年式 走行距離1万2000km 赤 CVT スティングレーT 4WD 135万円となっている。

現行「ワゴンRスティングレー」の中古車相場

2017年2月1日より発売されている、3代目「ワゴンRスティングレー」の中古車は、グレード別に確認していこう。

「ワゴンRスティングレー L」の中古車

「ワゴンRスティングレー L」の中古車は23台が掲載されていた。

最安値は2017年式 走行距離2万7000km 黒 CVT 2WD 76万8000円。

最高値は2018年式 走行距離4000km 白 CVT 2WD 助手席昇降シート 129万円となっている。

「ワゴンRスティングレー HYBRID X」の中古車

「ワゴンRスティングレー HYBRID X」の中古車は434台が掲載されていた。

最安値は2017年式 走行距離3万7000km 濃緑 CVT 2WD 63万5000円。

最高値は2020年式 走行距離4000km 濃緑 CVT 4WD 155万円となっている。

「ワゴンRスティングレー HYBRID T」の中古車

「ワゴンRスティングレー HYBRID T」の中古車は145台が掲載されていた。

最安値は2017年式 走行距離3000km 茶 CVT 2WD 75万5000円。

最高値は2020年式 走行距離4000km 濃銀 CVT 2WD 179万8000円となっている

※データは2020年8月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
※画像は海外モデルです。

文/中馬幹弘

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