小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

Googleの完全ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds」はGoogleアシスタントをフル活用できる傑作だった!

2020.09.12

2020年8月20日に発売となった、Googleの純正スマートフォンである「Google Pixel 4a」は、軽量・コンパクトなボディと高い処理性能、4万円台という価格で発売前から話題となったが、同日にGoogleの純正イヤホンも発売が開始したのをご存じだろうか。

その名も「Google Pixel Buds」。本体のハウジングに小さな孔を設けたオープン型のイヤホンで、直販価格が2万800円(税込)となっている。では、早速その見た目や装着感、音質について紹介していこう。

コンパクトで軽量な本体と、マット加工のケース

まずは、Pixel Budsの見た目について紹介していこう。

高級感のあるマット加工が特徴的なケース

Pixel Budsのケースは、写真の通りかなりシンプルなデザインながら、表面にマット加工が施されているため、上品で高級感の漂う仕上がりになっている。Androidスマートフォンと接続する場合は、接続したいデバイスのBluetoothをオンにし、ケースの蓋を開けるだけで、Androidスマートフォン上にポップアップが表示され、タップすることで設定を開けるようになっている。

なお、iPhoneと接続する場合は、イヤホンケースの背面にあるボタンを長押ししてペアリングモードに入り、iPhoneの「設定」アプリを起動し、「Bluetooth」の項目にある機器リストからPixel Budsを選択すると接続できる。

また、ケースはQiによるワイヤレス充電にも対応している。

軽量ボディは着けていることを忘れるほどの装着感

ケース同様、イヤホン本体もかなりのコンパクト・軽量設計となっている。装着の際には、シリコン製のスタビライザーを耳のくぼみにかけて安定させることができるので、使用中に耳から落ちてしまう心配はなかった。また、イヤーピースは大・中・小の3サイズが付属するので、多くの人がフィット感を味わえるのではないだろうか。

というのも、GoogleはこのPixel Budsの設計のために、数千人の耳の形をスキャンしたという。軽量であることも相まって、装着感はかなり快適。着けていることを忘れてしまうほどの自然なフィットには驚かされた。IPX4相当の防滴にも対応しているため、汗や雨での故障の心配も少ない。運動時にも利用できるのではないだろうか。

精度の高い「装着検知」も搭載

AndroidスマートフォンとPixel Budsを接続すると、設定アプリの上部に「Pixel Buds」の項目が表れる。ここから各種設定が可能で、「装着検知」をオンにすれば、イヤホンを耳から外すと音楽が止まり、再び装着すると再生を再開するといった機能が利用できる。

ただし、片耳でのモニタリングをしたい場合は、この機能はオフにしなければならないので注意が必要だ。

Pixel Budsの音質はいかに!?

ここからは、Pixel Budsの音質について紹介していこう。今回は、ロック、ジャズ、クラシック、EDMといった様々なジャンルの音楽を試してみた。

バランスよく繊細な音を再現する音質

Pixel Budsは、冒頭でも紹介した通りオープン型のイヤホンとなっている。オープン型のイヤホンは、構造上カナル型のイヤホンよりも低音域は苦手だが、抜け感のよい広がりのある音楽の再生が得意といわれている。

Pixel Budsも例にたがわず、バランスの良く広がりのある音楽の再生が得意と感じた。特に中音域の表現はかなり繊細で、クラシック音楽など多くの楽器の音色を再現しなければならない音楽でも、しっかりと細かいディテールを、包み込むような広がりとともに再生できた。

決して、低音域や高音域の再生が苦手というわけではなく、上から下までバランスよく、とがることのない自然な音楽が楽しめた。というのも、Pixel Budsには、12㎜のスピーカーが採用されているとのこと。これだけのコンパクトボディなのにどうやって!? とも思うが、これにより音質は良好。体の芯にまで響くような低音や、耳に刺さるような高音域が欲しいといった人でなければ、十分に満足できるのではないだろうか。

タッチセンサーは左右同じ操作で簡単

イヤホン本体の左右側面は、タッチセンサーを搭載し、音楽の一時停止や曲送り、音量調節といった操作が可能。左右同じ操作が割り当てられているので、操作法もわかりやすい印象だ。詳細な操作方法は下記参照。

・Pixel Budsのタッチ操作
音量を上げる:前方にスワイプ
音量を下げる:後方にスワイプ
再生・一時停止:シングルタップ
次のトラック:ダブルタップ
前のトラックまたはリピート:トリプルタップ
着信に応答:シングルタップ
通話の終了または着信の拒否:ダブルタップまたはトリプルタップ
Googleアシスタントに話しかける、通知を聞く:長押し

Googleらしいスマート機能はまるで未来のイヤホン?

Pixel Budsには、スマート機能というイヤホンの性能を最大限引き出す機能がいくつか搭載されている。その中の1つである「アダプティブサウンド」は、周囲の騒音を検知し、再生中の音楽のボリュームを自動で調節してくれる機能。

装着検知と同様に、設定画面からオン・オフの切り替えができる。自宅でイヤホンを装着し、外に出ると音量を大きくし、また室内に入るときに小さくする、といった操作は、Pixel Budsであれば自動でやってくれるのだ。音量の調節時は、いきなり音が大きく・小さくなるといったことはなく、緩やかに調節してくれるので、耳への負担も少ないように感じた。

また、本製品はリアルタイム通訳/翻訳にも対応している。Googleアシスタントを起動し、「英語に訳して」と話しかけると、スマートフォンのGoogle翻訳アプリが会話モードで起動。側面のボタンを長押ししている間は、音声入力が可能となっており、話し終わるとスマートフォンが英語に訳してくれる。

スマート機能はほかにも、Androidスマートフォンと接続中なら、イヤホン側面を長押しすることで、スマートフォンに届いた通知を音声で読み上げたり、そのまま長押しすることでGoogleアシスタントの起動、音声入力などが可能となる。

長押しといった簡単な作業と音声による操作は、シンプルながら快適で、ジェスチャーによるスマートフォンの操作機能を搭載したPixel 4を開発したGoogleらしい仕上がりだ。

Androidスマートフォンとペアで使ってほしいイヤホン

紹介した通り、Pixel Budsはオープン型らしい広がりのある繊細な音の再現が得意な高音質というだけでなく、Androidスマートフォンと合わせて利用することで、Googleアシスタントや様々なスマート機能が生活を豊かにしてくれるであろう製品。現在Androidスマートフォンを利用しているという人には、ぜひその未来的なイヤホンを試してほしい。

取材・文/佐藤 文彦

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年3月15日(金) 発売

DIME最新号はデザイン一新!大特集は「東京ディズニーリゾート&USJテーマパークの裏側」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。