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どういう時にどうやって使う?覚えておきたいカメラレンズフィルターの選び方と使い方

2020.09.17

カメラレンズの前部に取り付けるだけで、レンズを守ったり、写りに変化をつけられるレンズフィルター。デジタルカメラを使う人にぜひチェックしてほしいアイテムです。今回は、レンズフィルターを装着するメリットや、おすすめ製品などを紹介します。

カメラレンズフィルターは本当に必要?

レンズフィルターには、保護目的のものや撮影を補助するもの、写りにあらゆる効果を加えるものなど、様々な種類があります。特に人気が高いのは「保護フィルター」。紫外線をカットするUVフィルターや、無色透明でレンズを傷から守るプロテクトフィルターなどがこれに当たります。

プロテクトフィルターを装着すると、以下のメリットがあります。

■カメラを落としたりどこかにぶつけても、レンズが傷つくリスクを大幅に減らせる
■ホコリや指紋の汚れからレンズを守れる

レンズは傷つきやすい上に、傷や汚れがつくと写りが悪くなってしまいます。また、レンズが割れると修理費がかなりかかってしまいますが、保護レンズは数千円で購入できるので、安全と安心を手に入れる意味でもプロテクトフィルターはおすすめです。

あると便利! おすすめのカメラフィルターの種類

続いて、写真の写りに変化をつけるフィルターを紹介。下記のほかにも、フィルター感覚で取り付けてマクロレンズなしで接写を楽しめる「クローズアップレンズ」 や、特殊効果フィルターなどもあります。

なお、フィルターは形状によって大きく2種類に分類されます。一般的なのは、手軽に取り付けできる「丸型(円形)フィルター」。今回はこちらを中心に解説しています。

もう1つの「角型フィルター」は特殊効果フィルターに多く、フィルターホルダーとアダプターリングを使って装着します。丸型フィルターほどユーザーは多くありませんが、レンズの前玉が飛び出ている超広角レンズにも装着できるなど、丸型にはないメリットもあります。

レンズフィルターの種類:風景写真撮影におすすめの偏光(PL)フィルター

光の反射を抑えたりコントラストをコントロールできるので、水面やガラスの映り込みを減らしたり、空の色を濃く写すことが可能。風景写真をよく撮る方におすすめです。

レンズフィルターの種類:カメラのサングラス!? 日中撮影におすすめの減光(ND)フィルター

サングラスのようなイメージで、光量を抑える効果があります。

日中に絞りを開放したい時やシャッタースピードを遅くして撮りたい時に活用でき、絞り込みによる回折現象を防ぐ効果もあります。濃度によって種類が分かれています。

レンズフィルターの種類:ふんわり写真が撮れるソフトフィルター

表面に特殊加工が施されたフィルターで、ふんわりした写真を撮ることができます。ピンボケとは異なる“光の滲み感”や、輪郭が柔らかい幻想的な雰囲気はソフトフィルターならでは。あとから画像ソフトで加工するのとはまた違う味わいのある描写が魅力です。

レンズフィルターの種類:キラキラ写真が撮れる! クロスフィルター

点光源に十字などの光条を発生させ、キラキラした写真を撮ることができます。イルミネーションや貴金属、水面の反射など、光がある場面で役に立つフィルターです。

十字の光条(4本クロス)、6本、8本など、光条の本数で種類が分かれています。

レンズフィルターの種類:星空や夜景がきれいに撮れる! トレンドの「星景・夜景撮影用フィルター」

昨今、注目が集まっているフィルターが、「星景・夜景撮影用フィルター」です。「光害カットフィルター」とも呼ばれていて、星景や夜景を撮る際に街灯りなどの人工光源による色被りを低減してくれます。

「星景・夜景撮影用フィルター」は様々なメーカーから発売されていますが、優れたカラーバランスが魅力で、撥水・防汚コーティングにより野外でも安心して使用できるのが、老舗メーカー「MARUMI」の「StarScape」です。光害の原因となる特定の波長光を吸収する特殊成分をガラスに練り込む配合など、独自開発のフィルターならではのこだわりが感じられるこちらのフィルター。光害カットフィルターで起こりがちな広角レンズでの色ムラも発生しないので、どの画角でも使いやすいです。

【参考】MARUMI公式サイト製品詳細ページ

スマホのアプリの「フィルター」とカメラの「フィルター」は何が違う?

今回主に紹介しているのはレンズに取り付けるフィルターですが、昨今のデジタルカメラはもっと手軽に多彩な効果を得られます。それが、多くのカメラに装備されている「フィルター機能」です。「アートフィルター」や「クリエイティブエフェクト」など各社名称は異なりますが、色調をセピアにしたり、トイカメラ風のかわいらしい写真に仕上げるなど、様々なエフェクトを追加してくれる、まさにデジタルのフィルターです。スマートフォンのカメラやアプリにも、「フィルター」効果が装備されています。

レンズフィルターの選び方と使い方

続いて、レンズフィルターの選び方や使い方を簡単にご紹介します。

レンズフィルターの選び方:サイズが合わないと大変! カメラのレンズ口径とフィルター径を確認

レンズやフィルターはそれぞれサイズが異なるので、まずお手持ちのカメラレンズの口径を確認しましょう。

レンズの口径は、レンズキャップの裏側やレンズの側面に「○mm」「Φ○」といった表記で記載されています。

口径の異なるフィルターをカメラレンズに装着したい場合はアダプターをチェック

複数本のレンズを所有していて、それぞれの口径に合うフィルターをいちいち買うのは面倒……という方は、アダプター(変換リング)がおすすめ。フィルターを買い直すよりもリーズナブルです。

レンズフィルターの装着方法

フィルターを取り付ける時はまず上下を確認し、下側の溝があるほうをレンズに向けて回し入れます。斜めに入れたり締め込みすぎると外れなくなってしまう恐れがあるので注意。

また、レンズやフィルターのガラス面には触れないようにしましょう。

レンズフィルターが外れない時はカメラ屋へ

例え丁寧に取り付けても、使っているうちに衝撃等でリングが歪み、フィルターが外れなくなってしまうこともあります。無理矢理はずそうとするとレンズが破損する可能性があるので、カメラ屋さんに相談するのがベターです。

カメラバッグにそのまま入れるのはキケン! レンズフィルターの持ち運びにはケースを利用しよう

フィルターの傷も写真の画質劣化に繋がります。フィルターを持ち運ぶ時はそのままポケットに入れるのではなく、ケースを利用しましょう。購入時のケースをそのまま使うよりもフィルターケースを使ったほうが、撮影時の取り出しもスムーズ。1000円前後で購入できる製品もあります。

カメラを守る! 人気メーカーのおすすめプロテクトフィルター

プロテクトフィルターの価格はピンキリですが、あまりに安いフィルターを買ってしまうと画像劣化が起こる可能性も。有名メーカーの製品を使うと安心です。こちらでは、人気メーカーのおすすめプロテクトフィルターを紹介します。

迷った時はコレ! 大手メーカー「Kenko(ケンコー)」のフィルター

Kenko(ケンコー)は国内最大手のレンズフィルターのメーカー。種類・価格帯ともに豊富で圧倒的なラインナップを誇ります。迷ったらケンコーの製品を買えば安心です。

高画質なZX(ゼクロス)シリーズなどおすすめ製品は数多くありますが、今回は希望小売価格3000円(税別)のお手頃価格で手に入る「PRO1D plus プロテクター(W)」をピックアップ。表面には高い透過率で反射を抑えるデジタルマルチコートを採用し、面反射0.5%を実現しています。対応フィルター径37mm~82mmと幅広いです。

【参考】ケンコー公式サイト製品詳細ページ

口径の異なるレンズフィルターも使える! ケンコーの「フィルター径変換リング」(67㎜-77㎜)

ケンコーは、前述した「フィルター径変換リング(ステップアップリング)」も販売しています。希望小売価格は1300円(税別)。

画像は67㎜-77㎜ですが、あらゆるサイズの変換リングをラインナップしています。購入時にはお手元のレンズのフィルター径と装着したいフィルターのサイズを確認しましょう。

【参考】ケンコー公式サイト製品詳細ページ

老舗メーカー「MARUMI」による最高峰の保護フィルター

1952年設立の老舗フィルター専業メーカー。2003年に世界初のデジタル一眼用フィルターを発売したことでも知られ、高い技術力と品質によりファンが多いメーカーです。

こちらの「EXUS Lens Protect SOLID」は、“MARUMI史上最高傑作”と謳われている最高峰のプロテクトフィルター。従来製品の7倍の強度を誇り、登山などの厳しい環境下でもしっかりレンズを守ってくれます。

【参考】MARUMI公式サイト製品詳細ページ

0.3%の超低反射率! 写真用品メーカー「Hakuba(ハクバ)」のレンズ保護フィルター

「Hakuba(ハクバ)」はカメラバッグや三脚、ストラップ、メンテナンス製品、アルバム、額縁など幅広い写真用品を販売しているメーカーです。

XC-PROシリーズは、高透過率と耐候性に優れたSCHOTT社製ウルトラホワイトガラスを使用したフィルター。0.3%の超低反射率と撥水・防汚機能を兼ね備えたエクストリームコーティングにより、高画質を実現します。

【参考】Hakuba公式サイト製品詳細ページ

※データは2020年8月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。

文/bommiy

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