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「楽天Edy」と「楽天ペイ」の違いと楽天ポイントの還元率

2024.04.05

「楽天Edy」と「楽天ペイ」、どちらも楽天が提供しているキャッシュレス決済だが「いまいち違いがわからない」という方も多いのではないだろうか。

そこで本記事では、初めて使う方でもわかるように楽天Edyと楽天ペイの違いを解説する。使い方やポイントの還元率などを比べて、どちらが自分に合うか選択してほしい。

楽天Edyと楽天ペイは何が違う?

キャッシュレス決済の画像

まずは、楽天Edyと楽天ペイそれぞれの特徴(メリット、デメリット)を把握した上で、自分のライフスタイルに合ったものを選ぼう。

楽天EdyはEdy機能付きのカードタイプや楽天Edyアプリなどで利用できるIC型電子マネー

楽天Edyは、「Edy機能付き楽天カード(クレジットカード)」「Edy楽天ポイントカード」もしくは、「楽天Edyアプリ」にあらかじめ残金をチャージし、店頭の専用リーダーにかざすことで支払いができるプリペイド(前払い)式の電子マネー。クレジットカードのように暗証番号を入力するなどの手間がなく、スムーズに会計できるのが最大のメリット。

事前にお金をチャージしておかないと使えないため、使用時には残金を気にしておかなければならないが、反面それによって使いすぎの防止もできる。お金の流れがシンプルで把握しやすいのが特徴だ。現金やクレジットカードだけでなく、楽天Edyに楽天ポイントや楽天キャッシュをチャージすることもできる。

また、設定した残金を下回ったときに、登録しているクレジットカードから自動的にチャージされる「オートチャージ機能」を利用すれば、残金を気にせずに使うことも可能だ。セブンイレブン、ファミマ、ローソンなどのコンビニ系は楽天Edyの方が楽天ペイより全国的に網羅されている。全国のコンビニ、スーパー、ドラッグストアなど、135万箇所(2023年12月1日時点)で利用可能。インターネット店舗では、楽天以外にもAmazonなどで利用できる。

【楽天Edyはこんな人におすすめ】

・使い過ぎを防ぎたい 
・クレジットカードを持っていない
・コンビニをよく利用する

楽天ペイは楽天ポイントが貯まる・使えるQRコード決済

楽天ペイは、アプリに表示されたQRコードやバーコードを店頭で提示するコード払いや、セルフ払いで決済するサービス。支払いは、登録しているクレジットカードの請求日にまとめて請求される楽天ペイの「後払い」に加え、チャージによる「前払い」、楽天ポイントや楽天銀行口座による「即時払い」に対応している。

使用できるクレジットカードの種類は、すべての楽天カードと「Visa」「Mastercard」「JCB」「American Express」。クレジットカードと紐づけることで、事前にチャージをする必要がないため、支払い時に残高を気にせず使えるのが特徴。また、楽天Edy同様にサインや暗証番号の入力も不要で、手早く支払えるのがメリットだ。

「楽天カード」「ラクマの売上金」や全国の金融機関口座などからその都度残高をチャージして使用したり、すでに保有している楽天ポイントを使って決済したりすることもできる。全国のコンビニ、スーパー、ドラッグストアなど600万か所(※楽天ペイ、楽天Edy、楽天ポイントカードの利用可能箇所合計数)で利用可能。楽天以外にも、無印良品やSHOPLIST、JINSなどのオンラインサービスでも利用できる。

【楽天ペイはこんな人におすすめ】

・楽天カードなどのクレジットカードを利用している
・電子マネーの残高を気にせず使いたい
・ネットショップをよく利用する

楽天Edyはおサイフケータイとしても使える

「おサイフケータイ」とは、その名の通り、おサイフに入っているものをケータイに入れて持ち運ぶことのできるサービス。 「おサイフケータイ=ATM機」「楽天Edy=銀行のキャッシュカード」とイメージしてみるとわかりやすい。

当然のことだが、ATMを利用しようとする時、どこかの銀行と契約し発行されたキャッシュカードを持ってないとお金の入出金はできない。それと同じように、おサイフケータイを搭載したスマホを持っているだけでは機能は使えず、電子決済サービス(楽天Edy)に申し込み、専用アプリを使ってスマホと紐づける必要がある。

楽天には「楽天Edyアプリ」「楽天ペイアプリ」があり、おサイフケータイ対応機種ではそれぞれのアプリで楽天Edyを利用できる。一部の非対応Android機種やiPhoneでは利用できないので注意しよう。

楽天Edyと楽天ペイはどっちがお得?楽天ポイント還元率の違い

資金が増えていくイメージ画像

では、楽天Edyと楽天ペイ、どっちがお得にポイントが貯まるのか、還元率に違いがあるのかを見てみよう。

楽天Edyの楽天ポイント還元率は?

楽天Edyの場合、利用金額の0.5%(税込200円で1ポイント)の楽天スーパーポイントが付与される。さらに、楽天カードから楽天Edyへチャージした場合には、0.5%のポイントがもらえる。つまり、楽天Edyを使うなら楽天カードでチャージをした方が断然お得だ。

楽天ペイの楽天ポイント還元率は?

楽天ペイのポイントは、「チャージ払い」か「ポイント/クレジットカード払い」かによって還元率が異なる。

【チャージ払い(楽天キャッシュ)】

・楽天カードからのチャージ:1.5%(楽天カードから楽天キャッシュのチャージ時に楽天カードから0.5%+楽天ペイからの支払い時に1%)

・楽天銀行、ラクマからのチャージ:1%

【ポイント払い/クレジットカード払い】

・保有している楽天ポイントでの支払い:1%

・クレジットカード払い(楽天カードを紐付けた場合):1%

楽天カード保有者なら「クレジットカード払い」よりも、楽天カードから楽天キャッシュにチャージを行ってから利用する方がお得だ。

楽天ペイなら楽天ポイントの二重取りも可能

さらに楽天ポイントを効率的に貯めたいなら、対象店舗で「楽天ポイントカード」を忘れずに提示しよう。ポイント還元とは別に、楽天ポイントカード加盟店で楽天ポイントカード、もしくは楽天ポイントカード機能が搭載されたアプリを提示すると、最大1%のポイントが貯まる。

例えば、加盟店で1,000円の買い物をし、楽天ペイ(楽天カード登録済み)で支払いをした場合、「楽天カード利用分 1%⇒10ポイント」に加え、「楽天ポイントカード付与分0.5%⇒5ポイント」、合計15ポイント獲得できる。

また、楽天では頻繁にキャンペーンが開催されており、それらを駆使すればさらにお得にポイントを貯めることも可能だ。

楽天ペイに楽天Edyを設定すれば二つを併用できる

楽天ペイと楽天Edyは併用もできる。楽天ペイアプリに楽天Edyを設定すれば、用途に合わせた使い分けも可能だ。

設定方法は、楽天ペイアプリのホーム画面で「電子マネー」をタップし、「楽天Edyをはじめる」をタップすれば簡単に設定できる。

楽天ポイントは、二重取りなどのポイント獲得手段の多さから、数あるポイントサービスの中でも貯まりやすいと言われる。今回紹介した楽天Edyと楽天ペイを駆使して、さらに高還元を目指してみては。

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文/oki

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