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「印度尼西亜」ってどこの国?漢字一文字で表記する時はどうなる?

2020.10.02

昭和初期までの日本では、海外の国名も漢字表記するのが一般的でした。その中の一つが、印度尼西亜です。では、印度尼西亜は何と読み、どこの国を表すのでしょうか?意味や読み方を知り、漢字表記とカタカナ表記の関係についても理解を深めましょう。

印度尼西亜の意味と由来

「印度尼西亜」と書かれていても、すぐに読める人は少ないかもしれません。どのような意味がある漢字で、どのように読むのが正解なのでしょうか?

インドネシアの漢字表記

漢字を羅列しただけにも見える『印度尼西亜』は、『インドネシア』と読みます。現在では使われることが少なく、新聞などで目にする機会もほぼありません。

漢字は意味のある文字ですが、印度尼西亜という表記に特に意味はありません。有名な尼僧がいるから尼という字を使っている、といった由来はなく、音だけを借りた当て字による表記です。

漢字一文字で表す場合は「尼」

インドネシアの国名は長いため、漢字一文字で表す場合には『尼』という漢字が使用されます。

頭文字を取ると印ですが、これではインド(印度)と同じになってしまうため、区別ができません。そこで、他の国名に含まれていない尼を使用していると考えられています。

尼国と表す場合の読みは『にこく』です。また、インドネシアに行くという意味の渡尼は『とねい』と読みます。

なぜ国名に漢字表記があるの?

見慣れず読みにくいこともある国名の漢字表記ですが、これらがなぜあるか知っていますか?実は、今のようにカタカナ表記が一般的になる前は、漢字表記がスタンダードだったのです。

昭和初期までは漢字表記が一般的だった

現在では見かけることが少なくなった国名の漢字表記ですが、昭和初期頃までは一般的な表記の仕方でした。

当時は、国名だけでなく、外国の地名も漢字表記が一般的だったのです。新聞や雑誌といったメディアでも使用されていました。

国名の漢字表記には明確なルールはありません。しかし、たくさんの人が目にする場所で使用されていたため、一般常識として多くの人が知っているものでした。

音に合わせた当て字を使用

印度尼西亜はもちろん、その他の国名も、漢字表記は『当て字』です。漢字が持つ言葉の意味はなく、読み方だけで文字を当てています。

漢字を、平仮名やカタカナのように使用していると考えるとよいでしょう。そのため、見慣れない組み合わせの漢字で構成されている国名もあるのです。

一部の漢字表記は現在でも使われている

次第に使われなくなった国名の漢字表記がある一方、一部の国名は現在でも漢字表記されることがあります。

新聞やニュースなど、限られた文字数で物事を伝えることが多いメディアの場合、漢字表記の一文字で使用されるケースが多いです。

例えば、アメリカを『米』、イギリスを『英』、フランスを『仏』、イタリアを『伊』、ドイツを『独』とする表記は、現在でもよく使われています。

外来語とカタカナ、漢字の関係

外来語はカタカナで表記されることが一般的ですが、そのルーツは漢字にあることが分かっています。

カタカナの由来は万葉仮名

7世紀頃の日本では、最新の技術や知識を中国(当時の隋や唐)から取り入れていました。その際、文書は全て漢字で書かれていたのです。

そのままでは読みにくい文字もあったため、『万葉仮名』と呼ばれる文字を振り仮名として使い始めました。仮名とはいっても、見た目は漢字です。漢字を、日本語の音を表す当て字として使っていました。

万葉仮名は読み方を記載するのに便利でしたが、画数が多く複雑で、行間に書き込むのは大変です。そこで、9世紀頃から僧侶の間で使われ始めたのが、カタカナでした。

万葉仮名の一部を抜き出し、より単純な形状にして、書きやすくしたのが始まりといわれています。

外来語は漢文経由で日本語に取り入れられた

かつて、海外の国や地域の文化は、中国経由で日本へやってきていました。中国で漢文にまとめられ、それが日本に伝わった形です。

中国の文字は漢字のみのため、漢文内に外来語が登場するときには、漢字の音を利用して当て字されていました。そのため、日本でも、西欧の国名・地名・人名などの外来語を漢字表記するようになったという経緯があります。

ただし、漢文の中に漢字表記の外来語があると、読み間違えの元です。そこで、傍線を引いて区別しやすくするという工夫も行われていました。

この工夫は漢字仮名混じりの文でも引き継がれ、カタカナ表記で区別するという現在の表記につながっています。

平仮名や漢字で定着した外来語もある

外来語はカタカナ表記というのが、現在の日本で一般的に定着しているスタイルですが、中には平仮名や漢字表記で定着している外来語もあります。例えば『煙草(たばこ)』や『襦袢(じゅばん)』などがそうです。

これらは、外来語が今ほど多く使われていない時代に日本へやってきた物の名前で、暮らしの中にスムーズになじみました。今では、外来語だと知らない人が多い言葉かもしれません。

そのため、外来語をカタカナ表記することが増えた明治期以降も、漢字や平仮名で表記され、そのまま定着しているのです。

構成/編集部

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