2020年9月1日からいよいよマイナポイント事業が本格的に始まったが、まだ迷っているという人もいるかもしれない。
そこで、今回は「得するマイナポイントの獲得方法の総まとめ」を紹介する。
マイナポイント事業で最大限の得をするには各キャッシュレス決済の特徴から「一番得をする方法」を自分で選ばなくてはならない。
選び方を間違えると数千円分のポイントの取りこぼしが発生する可能性があるので、取りこぼしのないように選択しよう。
マイナポイント事業で最大限の得をするには?
筆者の個人的な観点になるが、マイナポイントで最大限の得をするには以下の5つのポイントを押さえてキャッシュレス決済を選ぶことだと考える。
1. 5000円以上のポイントがつくキャッシュレス決済を選ぶこと
2. 5000円以上のポイント獲得に追加の費用がかからないキャッシュレス決済を選ぶこと
3. 買い物ではなくチャージでポイントがつくキャッシュレス決済を選ぶこと
4. ポイントの有効期限が長いキャッシュレス決済を選ぶこと
5. 普段からよく使うキャッシュレス決済を選ぶこと
この5つのポイントを押さえて対象となるキャッシュレス決済を選べば、おそらく失敗することはない。
以下、5つのポイントを具体的に掘り下げて紹介する。
1. 5000円以上のポイントがつくキャッシュレス決済を選ぶ
マイナポイント事業として通常付与されるポイントは5000円相当分だ。
「○○ペイを選ぶと5000円分のポイント付与」などをうたい文句にしているキャッシュレス決済も多くあるが、5000円相当分までは通常ポイントに過ぎない。
マイナポイント事業で一番得をするには「5000円相当のポイントプラスいくらの特典がつくのか」という各キャッシュレス決済独自の特典の多さで選ぶことが大切だ。
個人的な観点で言えば、独自の特典は「抽選」ではないほうが確実だ。
また、キャッシュレス決済によってはすでに特典の付与が終わっているものもあるので注意したい。
2. 5000円以上のポイント獲得に追加の費用がかからないキャッシュレス決済を選ぶ
「5000円相当分の通常マイナポイント」を獲得するためには、通常「20000円相当分のキャッシュレス決済」が必要になる。
この通常ポイントに加えて各キャッシュレス決済独自で特典がつくものがあるが、「20000円相当分のキャッシュレス決済」をするだけで上乗せ特典がつくものと「20000円以上の支払いをした時」に上乗せポイントがつくキャッシュレス決済がある。
こちらも筆者の個人的な観点になるが、筆者はどうせなら最小限の利用額で最大のポイントが付いた方が良いと考える。
個人的には、追加の支払いが必要なキャッシュレス決済は選択しない。
3. 買い物ではなくチャージでポイントがつくキャッシュレス決済を選ぶ
マイナポイントの付与条件も各キャッシュレス決済で異なるが、付与条件が「買い物」なのか「チャージ」なのかも個人的には大きな差だと考える。
例えばポイントの付与条件が「買い物」である場合、通常の5000円相当分のマイナポイントを獲得するために20000円分の買い物を対象期間内にしなくてはならない。
しかし、これがチャージである場合、20000円分のチャージさえ行えば、実際に利用するのは対象期間後でもよいことになる。
4. ポイントの有効期限が長いキャッシュレス決済を選ぶ
マイナポイント事業の通常ポイントについても特典分のポイントについても、付与されたポイントに有効期限があるキャッシュレス決済と、ない(比較的長い)キャッシュレス決済がある。
マイナポイントで5000円相当分のポイントが付与されても、付与されたポイントを使い切るまでの期間が短すぎると、せっかくのポイントが有効に使えない可能性がある。
筆者の個人的な観点としては、ポイントの有効期限を確認して、できるだけ有効期限が長い決済を選んだ方がよいと考える。
5. 普段からよく使うキャッシュレス決済を選ぶ
個人的には、上記4つのポイントを押さえてマイナポイントを選べば基本的にキャッシュレス決済の選択には失敗しないと考えられる。
しかし、どれだけ多くの特典がついても、普段からよく使うキャッシュレス決済でなければせっかくのポイントも使う機会に恵まれない。
有効期限内に使いきれず失効するなら意味がない。
追加ポイントの特典が豊富だからと特典だけで選ぶと結果として失敗することがあるので、多少取りこぼすポイントがあっても、最終的には普段からよく使うキャッシュレス決済を選択した方がよいだろう。
マイナポイント事業まとめ
以上、マイナポイントを紐づけるキャッシュレス決済の選び方を筆者の視点から紹介した。
せっかくの機会なので最大限お得となるキャッシュレス決済をマイナポイントに紐づけて賢く活用してほしい。
※データは2020年9月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/家計簿・家計管理アドバイザー あき
著書に「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」「スマホでできる あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他
「2年で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ」