フリマアプリ「メルカリ」の子会社が運営するスマホ決済サービス、メルペイ。全国の飲食店、コンビニ、ドラッグストアや一部のインターネットショップなどで利用できる決済サービスだ。電子マネーサービスiD(アイディ)にも対応しており、全国100万以上のお店で利用できる。
事前に現金をチャージして払う「前払い」、クレジットカードと同様の「後払い」、メルカリの売上金での支払いの3つから選択できるのもメルペイの特徴の一つ。また、2020年2月からはゆうちょ銀行との連携を開始し、数あるスマホ決済サービスの中でも「使いやすい」と注目を集めている。
そこで本記事では、これからメルペイを使いたいと考えている方のためにメルペイの登録方法を解説したい。
メルペイの登録方法と手順
実は、メルペイはメルカリアプリと連動しているため、メルペイ専用のアプリは存在しない。そのため、メルペイを使うためにはまず、メルカリアプリをインストールし、会員登録を行う必要がある。メルカリアプリの会員登録をすれば、メルペイにも自動的に登録される仕組みだ。
登録者が未成年の場合でも、保護者の同意があれば利用可能。メルカリの規約には、「事前に親権者等の法定代理人の包括的な同意を得た上で本サービスを利用しなければならない」という記載があるため、必ず親権者の同意を得た上で利用しよう。
メルカリアプリの登録手順
iPhone ユーザーはApp store、Android ユーザーはGoogle Play Storeから「メルカリ」のアプリをインストールする。
Google Play Store:メルカリ(メルペイ)-フリマアプリ&スマホ決済
App store:メルカリ(メルペイ)-フリマアプリ&スマホ決済
アプリを起動したら、メルカリに登録したい自分のアカウントをFacebook・Google・メールアドレスの中から選択。メールアドレス・パスワード・ニックネーム・性別(任意)・招待コード(任意)といった会員登録情報を入力していく。その後、本人確認のために携帯電話のSMS(ショートメッセージサービス)を利用して認証を行う。受信したショートメールに記載されている4桁の認証番号を入力し、認証されれば会員登録は完了だ。
本人確認をしよう
先述したように、メルカリアプリの会員登録をすればメルペイにも自動的に登録されるが、この段階では一部の機能しか使えない。メルペイの機能をフル活用するためには本人確認が必要だ。
本人確認は、メルペイ内で「お支払用銀行口座の登録」もしくは「アプリでかんたん本人確認」から行うことができる。本人確認をすると、メルカリの売上金の振込申請期限がなくなったり、ポイントを購入せずに支払いができたり、お得なキャンペーンでポイント還元率が高くなったり、クーポンがもらえたりと、多くのメリットがある。具体的な手順は以下の通り。
本人確認の方法
メルペイで本人確認をするには、「支払い用銀行口座の登録」と「アプリでかんたん本人確認」の2つの方法がある。
1)銀行口座の登録の手順
銀行口座を開設する際には、必ず銀行で本人確認を行っている。そのため「口座を持っている=本人確認が完了している」とメルペイ側が判断し、それだけで本人確認を終わらせることができる。銀行口座登録の方が手順が簡単なのでおすすめだ。
まずは、メルペイの画面から「銀行口座登録」をタップ。
銀行名が表示されたら、登録したい銀行口座を選択する。
銀行口座の支店名や口座番号、キャッシュカードの暗証番号を用意するように案内が表示される。「同意して次へ」をタップ。ここからは、登録する銀行によって案内が変わるため、指示に従って登録を進めよう。
銀行サイトでの手続きが完了すると、この画面が表示される。
※登録口座変更をしたい場合は、メルペイの設定画面で行うことができる。メルペイ設定から銀行口座をタップし、編集ボタンで登録口座を変更しよう。
2)アプリでかんたん本人確認の手順
アプリでかんたん本人確認は、「運転免許証」「パスポート」「在留カード」「マイナンバーカード」のいずれかを使用する。銀行口座を登録したくない人はこの方法で本人確認を行おう。
1.まずはメルペイ画面から「本人確認」をタップし設定を始める。
2.申請に使用する本人確認書類を「運転免許証」「パスポート」「在留カード」「マイナンバーカード」から選び「同意して次に」をタップ。
3.利用規約およびプライバシーポリシーを確認し「同意して撮影を開始する」をタップして先に進む。
4.平らなところで本人確認書類の表と裏の撮影を行い、必要情報が隠れず鮮明に写っていることを確認する。
5.本人照合のための撮影を行う。自分の手で本人確認書類を持ち、顔と証明書類が同時に映るようにして撮影する。このとき注意したいのは、確認書類の厚みが分かるように撮影すること。また、顔やカードが光で反射してしまうことや、影で隠れてしまうことにも気を付けよう。
6.その後ガイドの指示に従いながら、顔の動きを撮影して「次へ進む」をタップ。
7.「本人情報入力」画面で、氏名や住所などの必要な情報を入力し、最後に4桁のパスコードを設定して申込みは完了する。
承認されるまでの時間は、早くて2〜3時間ほど。確認書類が不足していたり、写真が指示通りに撮れていなかったりすると、数日かかってしまうこともあるようだ。
上手く登録できない時のチェックポイント
最後に、上手くメルペイの登録ができない時にチェックしたいポイントと、その対処方法を解説する。スムーズに登録できずに困っている人は、以下の項目に該当しないかチェックしてほしい。
「メールアドレスに誤りがあります」と表示される
入力したアドレスに誤りがあるか、すでに登録されているメールアドレスで登録を行おうとすると、「メールアドレスに誤りがあります」と表示されてしまう。入力したメールアドレスを再度正しいものか確認すると同時に、以前登録したことがないか確認しよう。
お支払い用銀行口座が登録できない
メルカリに登録した「生年月日」「口座名義人名」が銀行口座と一致しているかを確認しよう。また、三井住友銀行など一部の銀行では「ネットバンクへの登録」を事前に行っておく必要がある。りそな銀行・みずほ銀行の場合、ネットバンク契約の有無により必要なものが異なる。いずれの場合でも、使用したい銀行口座がネットバンクに登録されているかを確認してほしい。
アプリでかんたん本人確認がうまくいかない
この場合は、免許証と同一人物か確認する「本人照合撮影」でエラーが起きている可能性がある。免許証の厚みを撮影し忘れていないか、顔の動作撮影が指示通りできているか確認しよう。
文/oki