学校から家に帰れば母親が出迎えてくれる……そんな時代も今は昔。共働き世帯が増加する現代は、子どもに自宅の鍵を持たせる「鍵っ子」が当たり前になり、また、子どもたちが鍵っ子デビューする年齢も一昔前より低年齢化していそうだ。
そんな子どもの鍵デビューの年齢を問う設問を含む、自宅の鍵の取り扱いや住まいの防犯に関するアンケート調査がこのほど、美和ロック株式会社により、小学生の子どもを持つ母親498名を対象として実施されたので、その結果を紹介していきたい。
小学生の58.1%が自宅の鍵を持っている
「お子様に自宅の鍵を持たせていますか?」という質問に対し、「いつも持たせている」「ときどき持たせている」と回答した母親は58.1%と過半数となった。
Q お子様にご自宅の鍵を持たせていますか?(n=498)(複数お子様がいる場合は、鍵を初めて渡したお子様についてお答えください。どのお子様にも渡していない場合は「3.持たせていない」とお答えください。)
また、鍵を持つ子供は、小学1年生で45.3%と半数に近い数字が現れた。学年別で自宅の鍵の保有をみると、学年が上がるにつれ保有率が高くなる。小学6年生では、75.3%と7割以上が保有している実態が明らかになった。
子どもの鍵デビュー、平均年齢は7.5歳
「初めてお子様に鍵を持たせたのは、お子様が何歳のときですか?」という質問に対し、261人の回答から得た平均年齢は7.5歳となった。
次に、母親自身が子どもの頃、何歳から鍵を持ったかを質問してみると、131人の回答から得た平均年齢は10.6歳という結果に。つまり、親世代と子ども世代では、鍵デビューの年齢が、約3歳若年化していることがわかった。
また、いざ子どもが鍵を持つとき、「鍵の取り扱いや戸締まりの大事さ」など「住まいの防犯」について、子どもに指導する役割を担うのは、「母親」が8割以上であったことが明らかになった。
Q お子様に鍵を持たせたときに、鍵の取り扱いや戸締まりの大事さなど「住まいの防犯」に関して何らかの指導をしましたか?(複数のお子様がいる場合は、鍵を初めて渡したお子様についてご回答ください)(n=289)
「防犯教育の必要性」96.4%が「必要」と回答
そして、「鍵の取り扱いや戸締まりの大事さ」などを伝える「住まいの防犯教育」について、96.4%と9割以上の母親が必要であると認識している実態が明らかとなった。
Q 鍵の取り扱いや、戸締まりの大事さなど「住まいの防犯教育」は必要だと思いますか?(n=498)
<調査概要>
調査方法:ジャストシステム社のインターネット調査システム「ファストアスク」を利用し、小学生を子に持つ母親498名にアンケートを実施。
回答者数:小学生を子に持つ母親498名(対象:全国)※複数のお子さんがいるご家庭を含む。
期間:2020年6月3日~6月8日
出典元:美和ロック株式会社
構成/こじへい