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ソニー製スマホ「Xperia」の縦長ディスプレイがもたらした大画面なのに持ちやすいという新境地

2020.08.29

アメリカ・Apple社のiPhoneシリーズや、韓国・サムスン電子のGalaxyシリーズなど、世界のスマホ市場では海外メーカーが高いシェア率を確保しています。そんな中、スマホ創成期から存在感を示し、今もなお革新的なスマホをリリースしているのが、国産メーカーのソニーです。「Xperia」というシリーズ名は、誰もが耳にしたことがあるのではないでしょうか。

そんなXperiaシリーズですが、近年は縦に細長いスマホを販売しているのをご存じでしょうか。独特な形状のスマホには、どのような狙いがあるのかを、Xperiaの最新ハイエンドモデル「Xperia 1 II」の特徴とともに紹介していきましょう。

【Xperia】21:9シネマワイドディスプレイはユーザーに何をもたらす?

まずは、近年のXperiaの最も大きな特徴ともいえる、縦長のディスプレイについて紹介していきます。ちなみに、これらのディスプレイは、21:9という比率になっています。

縦横の比率は映画館のスクリーンとほぼ同じ!?

実は、Xperiaシリーズに採用されている21:9という縦横比率は、映画館のスクリーンとほぼ同じ比率となっているのです。そのため、映画をスマホで再生した際に、動画の上下左右に不要な黒い帯が入らず、画面いっぱいに映し出せるという特徴があります。

定額制動画配信サービスの増加や、次世代の通信規格である“5G”の普及など、映画を楽しむ機会は今後増えていくことでしょう。Xperiaの大きな特徴である21:9のディスプレイ比率は、そんな時代の流れにフィットするはずです。

【Xperia】縦長ディスプレイは2つのアプリを同時に表示しやすい!

縦長ディスプレイのメリットは、映画鑑賞だけではありません。2つのアプリを同時に起動する、21:9マルチウィンドウという機能も便利でしょう。

例えば、上画面に動画アプリ、下画面にSNSを表示すれば、スポーツ観戦をしながらその感動をシェアしたり、地図アプリとチャットアプリを同時に表示し、待ち合わせ場所を確認しながら連絡を取り合ったり……アプリの組み合わせ次第でその活用方法は無数に増えることでしょう。

実は、ディスプレイ上下に2つのアプリを起動する機能は、多くのAndroidスマホで利用可能です。しかし、どちらのアプリにも十分な表示領域を確保し、文字がつぶれて見えることなく確認できるのは、縦長ディスプレイを搭載したXperiaの真骨頂といえるでしょう。

【Xperia】縦長ディスプレイがもたらした“大画面なのに持ちやすい”という新境地

近年発売されているハイエンドモデルのスマホは、6.5インチ以上の大画面ディスプレイを搭載したモデルが多いです。もちろん、大画面スマホには迫力ある映像を楽しめたり、文字が確認しやすい、大容量のバッテリーを搭載しやすいといった様々なメリットがあるのも事実ですが、中には、片手での操作が難しかったり、ポケットに入れた際に大きすぎて邪魔になってしまうといったデメリットもあります。

しかし、Xperiaシリーズは、Xperia 1 IIが横幅約72㎜、Xperia 10 IIが横幅約69㎜と細めに設計されています。比較的コンパクトなサイズの「iPhone 11」でも、横幅は75.7㎜であることからも、Xperiaの細さは理解できるでしょう。

Xperiaの特徴はディスプレイだけじゃない!

もちろん、Xperiaの特徴はディスプレイだけではありません。ここからは、最新モデルであるXperia 1 IIの特徴について紹介していきましょう。

【Xperia 1 IIの特徴】世界初の技術を持つカメラ性能が魅力

Xperia 1 IIの大きな特徴に、高性能なカメラ性能があります。超広角・望遠・標準のトリプルレンズに、3D iToFセンサーを搭載した形で構成され、被写体の瞳を自動で検出しピントを合わせる、「瞳AF」機能といったカメラAIも搭載されています。

特に、1秒間に最高20コマのAF/AE追従高速連写が可能となっており、この速度は世界初となっています。動く被写体へ瞬時にフォーカスを合わせ、自動で露出を調整、高速で連写してくれるので、動き回る子供なども、ピントの合った写真に収められるでしょう。

【Xperia 1 IIの特徴】ソニーらしい音質も特徴

イヤホンやヘッドホン、スピーカーを販売するオーディオメーカーでもあるソニー製品らしく、Xperia 1 IIも音質にこだわっています。

例えば、CDやMP3などの圧縮音源を高解像度なハイレゾ相当の音源に変換できる、「DSEE Ultimate」という機能がそのひとつ。いつでも高音質を楽しめることでしょう。

また、Xperia 1 IIは本体の上下部に2つのスピーカーを均等に配置しています。これにより、ステレオの再現性を向上させ、立体的な音の表現ができます。今でも多くのオーディオファンが利用している、有線イヤホンが利用できるようにイヤホンジャックが搭載されているのも、見逃せない特徴の1つでしょう。

【Xperia 1 IIの特徴】次世代の通信規格“5G”に対応

Xperia 1 IIは、Xperiaシリーズ初となる5G通信に対応しています。5G対応エリアは今後増えていくでしょうから、一足先に端末を確保し、高速通信を楽しむのもありでしょう。

Xperia 1 IIはドコモ・auから発売中

そんなXperia 1 IIはドコモ、auですでに販売を開始しています。カラーバリエーションはブラック・ホワイト・パープル(auはブラック・ホワイトのみ)となっていて、各ショップでも体験ができるはずなので、スマホの機種変更を検討している人は、1度縦長ディスプレイを体験してみてください。

また、今回紹介したXperia 1 IIのほかに、「Xperia 1」「Xperia 5」の3モデルが、2020年夏からSIMフリー版の販売を開始しました。格安SIMとセットでの利用もできるので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

※データは2020年7月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。

文/佐藤 文彦

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