それな!10代が使っている流行語&年代別の印象的だった過去の流行語
若者の流行はどんどん新しいものへとアップグレードする。
もし今あなたが「ナウい」「チョベリバ」などという古い言葉を使っていたら若者たちから白い目で見られることは間違いない。
…え、「だっちゅーの」も?
当然「NO!!」である。
今回、LINEリサーチでは、現在の年代ごとの流行語や認知度に関する調査を実施。ぜひ、10代が使っている流行語を学んでほしい。
まず2020年4月時点で、10代に『ふだん使っている流行語』を聞いたところ、「それなー」「詰んだ」「陽キャ/陰キャ」などが上位にランクインした。一時期流行した「タピる」は上位にはランクインせず。
若者ことばは、略語で短く、響きがかわいいものも多い。SNSなどの会話のやりとりも自然と盛り上がるのかもしれない。
10代の流行語、親世代や各年代にどのくらい通じる?
そんな10代が普段使っている流行語がほかの世代にもはたして通じるのか?ということで、20代以上の年代の認知率を調べてみた。
「それなー」は、各年代で半数以上の人が意味を理解できるという結果に。「じわる」「エモい」「〇〇み」は、各年代で3割以上の人が知っている様子。
「詰んだ」「陽キャ/陰キャ」「ぴえん」「尊い」は、各年代で2割以上の人が知っているが、親世代(40代)かそれより上の世代では知らない人のほうが多いようだ。
「あっ… (察し) 」「えぐいて」「レベチ」は20代には通じるが30代以上には通じない可能性が高いという結果になった。
「タピる」はもはや過去?!以前流行った印象的な流行語。
[10-20代]
10-20代では、2017年に流行った「卍」「マジ卍」が多くあげられていた。流行っている時期も長い印象があり、覚えている人が多いのではないかと推察される。
また、10代 は「草」「エモい」 、20代 は「KY」や「どんだけ」。ちなみに「草」は、ネット上で「笑」を意味する「W」が草のように見えることに由来しているとのこと。若者に人気のまとめサイトや2ちゃん用語が形を変えて色々な世代に回っている。
[30-40代]
30代 の印象に残っているのは「激おこぷんぷん丸」。ギャル語として流行し、「2013 ユーキャン新語・流行語大賞」にもノミネートされた。
30-40代の「チョベリグ、チョベリバ」 もギャル語。「超very good/bad」という覚えやすい言葉だった。「MK5(マジで切れる5秒前)」もよく使われていた。
40代では、さらに「だっちゅーの」を挙げる人も多かった。お笑い芸人のネタが流行語になるケースも多く見受けられる。
[50代]
50代は「ナウい」が多く見られた。今(now)風のという意味の「ナウい」、対義語である「ダサい」のほうは、不思議とまだ生き残っているようだ。
なお、数年前に流行った「〇〇なう」という、「今ここにいるよ!」「今これしてるよ!」というSNS時代ならではの「ナウ」とは意味が違う。
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2020年4月23日~27日
有効回収数:5250サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
構成/ino.