今年は『室内熱中症』に注意!シーン別の注意・対策ポイント
暑さで身体がノックダウンしている人は必見だ。今年は本格的な暑さが訪れる前の時期に室内で過ごす時間が長くなり、暑さに体が慣れにくい。
総務省消防庁によると、2019年5月~9月の熱中症による救急搬送者数のうち、38.6%が「敷地内全ての場所を含む住居」での発生している。
日本気象協会が公開した「熱中症、こんな人は特に注意!室内で過ごす人」編では、「室内熱中症の対策ポイント6箇条」として、室内熱中症の対策をイラストと文字で解説している。
また、在宅ワーク時や、高齢者が部屋で過ごす時、子どもが遊ぶ時、入浴時や睡眠時など生活シーンごとに注意するポイントと対策もまとめた。
さらに、「室内熱中症対策チェック」として、10項目のチェック項目を設置し、どの程度まで対策ができているかを確認することで、日常における熱中症への意識を高めるきっかけになるはずだ。
帝京大学医学部教授 三宅康史先生のコメント
屋内での熱中症は特に高齢者で多くなっています。高齢者は、基礎代謝が低くなり、暑さ、寒さへの感覚が鈍ってくるため、結果的に長い時間高温多湿の室内で過ごしてしまい、自分でも知らないうちに脱水症状を起こし、熱中症になってしまうことがあります。
高齢者に限らず、室内はエアコンなどの冷房器具を使って涼しく保つようにして下さい。夜間も注意が必要です。暑い外から帰ってきた時に、日差しにより室内が高温になっている場合には、すぐに窓を開けて換気と同時に冷房のスイッチを入れ、室内と身体をできるだけ早く冷やしましょう。
構成/ino.