新型コロナウイルスの影響で遅れていたプロ野球が開幕し、並びに公式戦の延期が続いていたサッカーJ1リーグが再開を迎えた。贔屓チームの勝った負けたに一喜一憂する日常の有難さを噛みしめているという人も多いことだろう。
さて、プロ野球やJリーグのテキスト情報をチェックするWEB媒体と言えば、各種スポーツ情報サイトになるわけだが、とりわけ多くの人が利用しているスポーツ情報サイトというと、いったい何になるのだろうか?
月間利用者数はnikkansports.comが848万人で最多に
視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタル株式会社は、「ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)」のデータをもとに、スポーツカテゴリーのメディア利用状況を発表した。
2020年4月におけるスポーツカテゴリーの利用者数ランキングを見ると、PCとモバイルの重複を除いたトータルデジタルでの月間利用者数はnikkansports.comが848万人で最も多く、次いでDaily Sports(823万人)、Sponichi Annex(716万人)となっていた。
またGRPに着目すると、Sportsnaviが最も多く215%となっており、他サービスを圧倒していた。これは、Sportsnaviの平均利用回数が月に平均48回と、他サービスを大幅に上回っていることが寄与していた(図表1)。
次に、各サービスのプラットフォーム別利用者数をみると、すべてのサービスでモバイルのみ利用者が最も多くなっていた。特にSportsnaviとnikkansports.comは、他サービスと比較しモバイルのみ利用者が多く、Hochi ShimbunはPCのみ利用者が多くなっていた(図表2)。
一方、スポーツカテゴリーと他のカテゴリーのプラットフォーム別利用者数を比較すると、スポーツカテゴリーはPCのみ利用者が多く、さらにPCとモバイルの併用者が少ないことが特徴となっていた。
最後に、月間平均利用回数の多かったSportsnaviの平均利用回数を性年齢別にみると、男性50歳以上が63回と最も多く、女性50歳以上が48回と続き、男女とも50歳以上の利用回数が多くなっていた。
また、最も平均利用回数の少ない女性若年層でも、20回以上利用していた(図表3)。すべての性年代で、他のサービスと比べて利用頻度が高い様子がうかがえる。
出典元:ニールセン デジタル株式会社
https://www.netratings.co.jp/
構成/こじへい