紅葉は何月ごろから楽しめるのでしょうか?季節感たっぷりのレジャーとして人気の紅葉狩りに出かけたいと思ったら、まずは見頃の時期を調べることが大切です。毎年きれいに色づく時期が違うことにも注意しましょう。おすすめの紅葉スポットも紹介します。
紅葉の見頃は何月?
きれいな紅葉が見られる季節は何月くらいからなのでしょうか?見頃の季節を事前に知っていると、ちょうどよいタイミングで紅葉狩りを楽しめます。
関東は例年11月中旬〜12月上旬
関東では、例年『11月中旬から12月上旬』に紅葉が見頃を迎えます。時期に差があるのは、同じ関東でも場所によって気温が違うからです。
内陸部や山間部の方が、平野部よりも先に冷え込む日が増えてくるため、11月中旬からきれいに色づきます。一方、平野部は暖かい日が続くため、紅葉の見頃は12月中旬と遅いのです。
また、その年の9~11月の気温によっても、紅葉し始める時期は変わります。気温が低いと早まり、高いと遅れるのです。
紅葉状況は情報サイトを確認
一番の見頃を見計らって紅葉を見に行くなら『情報サイト』を確認しましょう。天気予報では地域ごとの天気しか分からない場合でも、情報サイトなら紅葉スポットの様子をピンポイントでチェックできます。
天気以外にも、最高・最低気温・湿度・風向き・風速などもチェック可能です。紅葉の見頃はもちろん、レジャーに向いている気候かどうかも分かります。
都内の紅葉スポット3選
紅葉は山間部まで出向かなくても楽しめます。気軽に出かけられる近場で楽しむなら、都内の紅葉スポットをチェックしましょう。
都内最大級の公園を楽しむ「水元公園」
江戸時代に作られた遊水地にできた水元公園には、大小の水路が引かれています。都内で唯一、水郷の景観を楽しめる公園です。
たくさんある水辺には、数多くの野鳥が集まります。観察舎からバードウォッチングを楽しむことも可能です。
紅葉を楽しむなら『メタセコイアの森』を訪れましょう。約1500本のメタセコイアが形成する森は、都内最大級です。立ち並ぶ木々が赤く色づく光景が、絵本の世界に迷い込んだような雰囲気を作り出しています。
他にも、ポプラ・アキニレ・サクラなどもあるため、園内を散策しながらさまざまな木々が色づいている様子を感じられる公園です。
- スポット名:水元公園
- 住所:東京都葛飾区水元公園・水元猿町・東金町5、8・埼玉県三郷市高洲3
- 電話番号:03-3607-8321(水元公園サービスセンター)
- 公式HP
都内にある渓谷「等々力渓谷公園」
世田谷区にある等々力渓谷公園は、『等々力駅から徒歩3分』という好立地にある紅葉スポットです。そのため、電車で気軽にレジャーに出かけられます。
渓谷ならではの環境や景観を大切にしながら管理されている園内は、都内とは思えないほど豊かな自然が広がっています。紅葉の季節になると、谷沢川沿いの散策路が、色とりどりの木々で彩られるのです。
斜面に作られている日本庭園も、公園内の紅葉スポットとして知られています。園内には、パワースポットとして有名な等々力不動尊もあるため、紅葉を楽しんだ後にお参りをするのもおすすめです。
- スポット名:等々力渓谷公園
- 住所:東京都世田谷区等々力1-22、2-37~38外
- 電話番号:03-3704-4972(玉川公園管理事務所)
- 公式HP
都心で紅葉を楽しむなら「日比谷公園」
野外音楽堂や公会堂などの文化施設もある日比谷公園は、場所によって違う表情の紅葉を楽しめます。
まず目に飛び込んでくるのは、S字型の園路沿いに続く『イチョウ並木』です。シーズンになると、落ち葉によって上も下も一面が黄色に包み込まれます。
ツルの形の噴水がある『雲形池』も紅葉スポットの一つです。紅葉・池・噴水の組み合わせは、写真撮影にぴったりでしょう。
ケヤキの多い大噴水や第二花壇の周辺も、赤く色づく木々を楽しめます。テレビや雑誌などの撮影に使われることも多い、美しい場所です。
- スポット名:日比谷公園
- 住所:東京都千代田区日比谷公園
- 電話番号:03-3501-6428(日比谷公園サービスセンター)
- 公式HP
紅葉登山を楽しむ関東おすすめスポット3選
秋は気候がよく、登山にぴったりの季節です。よりダイナミックな景色で自然の雄大さを感じるなら、登山に出かけてみるのもよいでしょう。初心者でも登山しやすい、関東の山を紹介します。
都心から電車で一本「高尾山」
高尾山は東京都八王子市にある標高599mの山です。初心者から上級者まで楽しめる8種類の多彩なコースがあることや、都心から近いことから、年間を通して多くの登山客でにぎわいます。
ケーブルカーやリフトを使えば、本格的な登山ウェアでなくても、紅葉を楽しみながら展望台付近までラクに登れるのも魅力です。
片道約1時間で登山ができるため、普段あまり山登りをしない人でも、気軽に行ける紅葉スポットです。
日帰りもOK「金時山」
金時山は、神奈川県の箱根外輪山に位置します。昔話の『金太郎』が誕生したともいわれている金時山では、本格的なハイキングが楽しめるでしょう。
金時登山口から入山するルートは、歩きやすいように整備されているコースです。尾根を行く展望がよいコースであり、紅葉の季節には景色を眺めながら歩くのにも向いています。
山頂からは富士山が見えるため、紅葉と富士山のコラボレーションも美しい山です。
ケーブルカーも利用可能「筑波山」
茨城県つくば市にある筑波山は、男体山と女体山からなり、山全体が『筑波山神社』の御神体として信仰されている山です。ブナをはじめとした落葉広葉樹が多い筑波山の山頂から御幸ヶ原は、11月上旬くらいから紅葉し始めます。
山頂まで登山をしながら紅葉を楽しむこともできますし、ケーブルカーやロープウェイでアクセスすることも可能です。
昼間の紅葉だけでなく夜の紅葉を楽しむことができるのも、筑波山の魅力といえます。例年開催されているもみじまつり期間中は、『ライトアップ』が実施されるのです。
もみじまつり期間中はケーブルカーやロープウェイも夜間運行しており、紅葉だけでなく『日本夜景遺産』に認定された夜景も望めるでしょう。
※最新の情報についてはHPなどをご確認ください。
構成/編集部