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レンズ込みで870g、実勢価格は20万円以下!使ってわかったニコンのフルサイズミラーレス「Z5」の買い得度

2020.08.16

■連載/ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所

大きい、重い、高いの三重苦を解消

新製品の登場で盛り上がるフルサイズミラーレス。高性能モデルを投入したCanonに対して「24-50mm F4-6.3」の標準ズームレンズキットで実勢価格U20万円の「Z5 24-50 レンズキット」を発表したNikon。驚くべきは価格だけでなく、レンズ込み、電池込みで約870gと超軽量になったことだ。今までフルサイズミラーレスを敬遠していた人も見直しのチャンス。今回はマウントアダプター、専用アクセサリーも含めて、その使い心地に迫った。

5軸手ブレ補正にZ7と同等のEVFを搭載

私が普段仕事に使っているマイクロフォーサーズのOLYMPUS「OM-D E-M1 MKII」のストラップと電池込みのボディ重量は実測604gだった。これに対して同じ条件で測定した「Z5」は713g。しかし、標準ズームレンズを付けると重さが逆転。OLYMPUS「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」を付けるとM1は1kgを超えるのだが、Z5はレンズ付きで実測906gとストラップ込みでも1kgを超えない。この軽さが強みだ!

そして、5段分の効果を発揮するボディ内センサーシフト式手ブレ補正機能。これがあればオールドニッコールレンズも、ツァイスレンズもライカレンズもZ5に装着すれば手ブレ補正付きになるのだ。マウントアダプター使用時は補正効果が弱まるそうだが、撮影時に効果を実感できたので問題ないだろう。

EVFは約369万ドットの有機ELを採用、Z7と同等の光学系を採用して視野率約100%、ファインダー倍率0.8倍を達成している。光学系が優秀なので、フレームに歪みがなく、明るくクリアーでフルサイズミラーレスの面積の広いEVFを堪能できる。これだけで、私なら買いと心に決めてしまうEVFだ。

軍艦部の表示パネルは省略され、モードダイヤルが復活、操作は前後のコマンドダイヤルが使える。これも私好みのインターフェイスだ。さらに液晶モニターはバリアングルではなくチルト式を採用というのもいい。電池は互換性を保ったまま容量が増やされ撮影枚数は470枚となっている。またUSB給電にも対応した。

電池、SDメモリーカード1枚、純正ストラップ、レンズ込みの重量は実測906gだった

液晶モニターはレンズの光軸がズレないチルト式、軍艦部もスッキリした

背面は専用ボタンを増やして分かりやすいインターフェイスになった。サブセレクターも付いた

記録媒体はSDメモリーカードのダブルスロットを採用。プロのサブ機運用を意識してだろうか

グリップ力を向上させる「Z-GR1」+「Z-VP1」

銀塩カメラ時代はモータードライブをカメラに取り付けることで安定感とグリップ力が向上した。デジカメ時代になり、モードラは不要になり電池容量が増やせるタテ位置グリップが登場した。Z5にはエクステンショングリップ「Z-GR1」と縦位置ブラケット「Z-VP1」が用意されている。どちらもアルカスイス互換なので、対応機器を持っていれば素早く着脱できるのだ。ホールド感を高めるならZ-GR1、素早く縦位置で三脚に取り付けたいならZ-VP1の出番である。

専用設計なのでボディにピッタリ装着されガタが出ない

アルカスイス互換同士であれば素早く着脱できる

グリップを付けたままでの電池交換に対応している

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