高校生になると教科・科目が増える上、大学入試を見据えた学習が必要になる。高校生にとって電子辞書は頼りになるアイテムだが、製品によって収められているコンテンツや機能は様々だ。自分の学習スタイルに合った使いやすい1台を選んで、勉強の効率アップに活かそう。
高校生モデルの電子辞書はここが違う!
ひと口に電子辞書といっても、ビジネス・大学生モデル、生活・教養モデル、高校生モデル、中学生モデルと様々なタイプがある。授業だけでなく、部活動などにも忙しい高校生の学習に合った使いやすい1台を選ぼう。まずは、高校生モデルの特徴を説明していく。
高校生用の電子辞書にはどんな特徴がある?
高校生用の電子辞書には、普段の授業のほか受験勉強にも役立つコンテンツが収められている。国語と英語だけでなく数学・理科・地理歴史・公民といった教科に対応しているモデルも多く、3年間の学習にしっかり活用できる。参考書や問題集などが入っているものもある。
高校生用と大学生用の電子辞書に違いはある?
大学生になると、高校よりも英語学習のレベルが上がり、第二外国語の授業も始まる。さらに、専門的な学習も増えるため、電子辞書へのニーズも多様化する。一方、高校生用の電子辞書は、学校や塾の授業と大学入試に向けた受験勉強に特化している傾向がある。
ただし追加コンテンツに対応している電子辞書であれば、高校生向けのモデルに大学での学習に適した辞書などの追加も可能だ。
高校生用の電子辞書が必要なのはなぜ?
高校では中学校よりも大幅に学習範囲が広がる。国語なら、国語辞典だけでなく漢和辞典や古語辞典を使う頻度が高まる。英語は単語数が格段に増加し、熟語や用例、発音記号などを調べる機会も増える。授業や受験勉強に電子辞書を活用するには、高校の内容に沿った豊富な情報量が必要とされるのだ。
また部活動や課外活動と勉強を両立させるには、効率的な学習が重要。参考書や問題集なども収録されていれば、思い立った時にすぐ勉強できて便利だ。
高校生におすすめの電子辞書はここがポイント!
高校生はどのような視点で電子辞書を選べばいいのだろうか。ここからは選び方のポイントを挙げていく。
高校生向けの電子辞書はどう選ぶ?
高校生の電子辞書は学習スタイルに合わせて選ぼう。学校の授業をしっかり押さえておきたい人、私立大学受験を考えている人、国公立大学進学を希望している人など、目指す進路によって必要なコンテンツも変わってくる。電子辞書について、入学後に学校から具体的な指導があるケースも多い。普段の授業や進路選択により役立つものを選ぼう。
高校生にはどんな電子辞書がおすすめ?
高校生の学習で最も電子辞書が使われる教科は国語と英語とされる。国語は国語辞典だけでなく、古語辞典や漢和辞典が必要になる場面も増えるだろう。また英語は、大学入試にも導入されている英語検定試験対策もできると活用範囲が広がる。数学・理科・地理歴史・公民についても、参考書や問題集、用語集が収録されていれば、受験勉強に欠かせない反復学習にも役立つ。
高校生の英語学習にはどんな電子辞書がおすすめ?
高校生になると英語は言葉の意味だけでなく、用例や発音、関連する熟語など調べなければならない要素がさらに増える。掲載語数とともに、情報量が豊富であることもポイントだ。また英語資格検定試験や入試対策として、リスニングやスピーキングの勉強に力を入れる人もいるだろう。ネイティブスピーカーの発音を聞ける機能や、自分の発音を採点してくれる機能があれば、より幅広い英語学習に役立つ。
中高一貫校の生徒は電子辞書をどう選ぶべき?
中高一貫校に通っている場合、入学時に中学生用の電子辞書を購入した人も多いだろう。しかし、中高一貫校では中学生の段階から高校の学習内容を先取りする学校も少なくない。中学3年生進級を目処に高校生用の電子辞書を購入しておくと、普段の授業にも早めの大学入試対策にも役立つ。
高校生向け電子辞書を安い価格で手に入れたいなら前年度モデルもあり
安く買いたいなら、前年度モデルも検討しよう。ただし、学習指導要領の改訂や大学入試制度の変更などがあった場合、以前のモデルでは収録内容が現状にそぐわないことがある。その点を十分注意して自分の学習スタイルに合ったものを選べば、前年度モデルや中古でも十分に活用できる。
【2020年版】高校生におすすめの電子辞書はこれ!
高校生用の電子辞書は、収録コンテンツや機能が自分に合ったものを選びたい。カシオ、シャープからおすすめの製品を紹介する。
高校生におすすめの電子辞書:カシオ編
カシオの電子辞書「EX-word(エクスワード)」の高校生向けモデルは、3種類。6教科&センター試験に対応し英語4技能や検定試験に強い 「XD-SX4800」と、ハイレベルな英語学習・難関大合格に向けた高校学習をサポートする 「XD-SX4900」、そして学習進度に合わせてあとからコンテンツを追加するエントリーモデル「XD-SX4200」だ。今回は2機種をピックアップして紹介する。
エントリーモデルの「EX-word XD-SX4200」は、英語・国語の辞書8種類に加え英会話やリスニング・スピーキングなどのコンテンツを収録。あとから目的に合わせてコンテンツを追加すれば、大学入学後も十分使用可能だ。また、英語の発音採点機能も付いている。
【参考】カシオ公式オンラインショップ
ハイレベルな英語学習や、難関大学合格に向けた勉強に役立つ電子辞書なら「EX-word XD-SX4900」がおすすめ。240コンテンツを収録し、6教科対応。センター試験にもしっかり対応する。英検、GTEC、TEAP、TOEIC TEST、TOEFL TEST、漢検などの検定対策も心強い。
【参考】カシオ公式オンラインショップ
英語学習コンテンツを強化!学生向けのラインナップが充実したカシオの電子辞書「EX-wordシリーズ」
高校生におすすめの電子辞書:シャープ編
シャープの電子辞書「Brain」の高校生モデルは2種類。6教科の学習と英語4技能を鍛えて成績アップをサポートする「PW-SH7」と、ハイレベルな英語学習者向けに3つの大辞典を収録する「PW-SS7」だ。
「PW-SH7」は、260コンテンツと3000文学作品を収録した高校生向けモデル。
学校でよく使われる辞書や英文法書を豊富に収録。スマホのように縦型にして片手で持てるので、英単語の暗記など、すきま時間を使った学習にも活用しやすい。また、英語4技能(「聞く」「話す」「読む」「書く」)の苦手分野から集中して学習もできる。あとから必要なコンテンツを購入できるブレーンライブラリーに対応。
【参考】シャープ公式サイト製品詳細ページ
上位機種となる「PW-SS7」は、ハイレベルな英語コンテンツをさらに充実させたモデルになる。280コンテンツと1000文学作品を収録。英語コンテンツを重視し、3つの英和大辞典のほかロングマン、OXFORDの英英辞典などハイレベルな英語学習に対応する。こちらも縦型でも使え、コンテンツダウンロード販売にも対応。
【参考】シャープ公式サイト製品詳細ページ
タブレットのような縦型スタイルが新しいシャープのカラー電子辞書「Brain」
※データは2020年7月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/ねこリセット