ひと口にiPad Proといっても、Wi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデル、サイズ、世代など、様々な種類がある。最新機種は最新のテクノロジーを詰め込んでいるだけに高性能ではあるが、前の機種でも十分性能が充実していて快適に使える。そのため、iPad Proを検討する際にはそれぞれの特長を知っておくと良いだろう。この記事ではiPad Proシリーズを様々な角度から比較する。
iPad Proの Wi-Fi+CellularモデルとWi-Fiモデルとは?
Wi-Fi+Cellularモデルは、インターネット接続するのにWi-Fiに加えて携帯電話回線が利用できるため、外出先でもiPadをフル活用しやすい。それに対してWi-Fiモデルは、インターネット接続に携帯電話回線を利用できない。
Wi-Fiでインターネット接続する場合、自宅や会社などのWi-Fiや公衆無線LANを使うケースが多いが、モバイルルーターを利用したり、スマホを介してインターネットに接続する「テザリング」も利用できる。
iPad Pro Wi-Fiモデルの魅力のひとつは価格
iPad Proに限らず、iPadシリーズはいずれもWi-FiモデルかWi-Fi+Cellularモデルのどちらかを選べる。2020年モデルのiPad Proの場合、画面サイズ、ストレージの容量に呼応して、価格差は1万7000円となる。
Wi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデルの違いは携帯電話回線が利用できるかどうか、そしてGPSの有無が主なもの。そのほかの機能については大差がない。
ただし、テザリングやモバイルルーターを利用する場合は、その分の費用がかかる。その点を考慮して比較検討しよう。
12.9インチの第2世代から第3世代で大きな変化を遂げたiPad Pro! これまでの変遷
iPad Pr0の12.9インチは、2020年モデルが第4世代となるが、2017年発売の第2世代と2018年発売の第3世代では大きな変化があった。
顔認証であるFace IDを搭載。ホームボタンを廃して外枠をできるだけ削減したのが大きな変化だ。また、長年親しまれてきたLightning端子も、USB-Cに変更。見た目だけでなく、機能性や使い勝手も大きく変わっている。
第1世代iPad Pro 12.9インチの主要スペック
12.9インチのRetinaディスプレイを搭載し、4スピーカーオーディオやApple Pencilに対応するなど、「Pro」の名にふさわしいiPadとして登場した12.9インチiPad Pro。32GB/128GB/256GBの容量がラインアップ。
第2世代iPad Pro 12.9インチの主要スペック
第2世代は画面サイズこそ同じだが、True Toneディスプレイテクノロジーや、ProMotionテクノロジーを採用。定評あるディスプレイ性能に磨きがかかった。また、前面に7MP、背面に12MPのカメラを搭載し、4Kビデオの撮影が可能になった。容量ラインアップも64GB/256GB/512GBとなり、基本性能も着実にアップしている。
第3世代iPad Pro 12.9インチの主要スペック
第3世代は、Face IDを搭載しホームボタンを廃止。容量ラインアップに1TBが加わったほか、使い勝手や描き心地が進化した第2世代Apple Pencilへの対応、USB-C端子の採用やeSIM搭載など、新しい時代を切り拓くモデルとなっている。
2020年モデルのiPad Pro 11インチモデルは3月に登場
2020年3月に登場したiPad Proの11インチモデルは、背面カメラが大幅に進化した。広角の12MPカメラと超広角の10MPカメラを組み合わせたデュアル構成のカメラ、さらに、光で対象物との距離を測定できるLiDARスキャナも搭載した。
12.9インチiPad Proも11インチと同時にアップデート
11インチモデルのアップデートに合わせて、12.9インチモデルも第4世代へとアップデートした。サイズ以外のスペックは基本、第2世代の11インチモデルと同じで、12.9インチモデルも背面カメラが大幅に進化した。大型のディスプレイとの組み合わせで、iPad Proの可能性がさらに広がったといえる。
最新の12.9インチ、11インチiPad Proはトラックパッド付きキーボードに対応
2020年版iPad Proは、トラックパッド付きのMagic Keyboardへ対応する。従来もキーボードを利用できたが、トラックパッドにも対応したのは大きな進化点といえる。
iPad Proの容量の違いも確認しよう
iPad Proを選ぶ上で、容量の違いもチェックしたい。11インチモデルと12.9インチモデルそれぞれに128GB/256GB/512GB/1TBと幅広いラインアップがあり、容量が小さいほど価格は抑えられる。単純に価格だけで選んでしまうと、使い続けていくうちに容量不足になりかねないので、自分に必要な容量を把握した上で検討しよう。
※データは2020年7月下旬時点での編集部調べ。
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文/ねこリセット