8月10日(月)、JR横浜駅改札内にオープンした「エキュートエディション横浜」。横浜ならではを追求した飲食店を中心とした5店舗で構成されている。中でも、ちょい飲みにもってこいの3店舗、横浜DeNAベイスターズが運営するビアカフェ「COFFEE AND BEER &9」、神奈川県を始め、全国の自酒を楽しめる「横浜すし好」、ワイナリーが手がける本格ワインバル「matsu e mon YOKOHAMA」を紹介。
「COFFEE AND BEER &9」
横浜DeNAベイスターズが運営するビアカフェ。横浜スタジアムで販売されている球団オリジナル醸造ビール「ベイスターズ・ラガー」「ベイスターズ・エール」各820円(税込)/480ml、570円(税込)/280ml、が楽しめる。両ビールは、2016年シーズンより販売を開始し、2020年5月に初リニューアルされた。
横浜DeNAベイスターズの選手などに対し、色、アルコール度数、ホップの香り、苦味の程度などの項目をアンケート調査し、その結果をもとに最適な味わいを追求したというこだわりぶり。柑橘系の香りが特徴のホップを使い、すっきりとした味わいで、普段ビールを飲まない人もファンになるほど。ベイスターズビール3種を飲み比べできる「ベイスターズビール飲みくらべセット」1300円(税込)がオススメ。
ビアタップには、J.ロペス選手、大和選手、佐野恵太選手、宮崎敏郎選手、関根大気選手、N.ソト選手が実際に使用したバットを活用。
広々とした店内は、ロッカールームをイメージした荷物棚やスコアボード風のブラックビードなど、野球選手気分を楽しめる仕掛けがたくさん。野球好きにはたまらないショップだ。カウンター席には電源があり、Wi-Fiもあるので、たまにはビールを飲みながら仕事するのもいいかもしれない。
「横浜すし好」
明朗会計のすし店の先駆けとして東京都内で店舗展開している「築地すし好」の新業態。コンセプトは、「美味しいお寿司と神奈川の地酒や全国の銘酒・地酒が楽しめるお店」。握りは1個99円(税込)から。一番のオススメは、中とろ、サーモン、ウニ、いくら、えんがわといった人気のネタ5種がセットになった「人気づくし」1650円(税込)。
日本酒は、「丹沢山 秀峰」980円(税込)や「相模灘」980円(税込)など、神奈川県を中心に、全国の銘酒を取り揃えている。利き酒セットもあるので、ぜひ店主にオススメの日本酒を聞いてみよう。締めは、「自家製ごま鯛茶漬け」715円(税込)を。12時間以上自家製のごまだれに漬け込んだ真鯛は、旨みが凝縮され、口に含むと濃厚な味わいが広がる。半分は、そのまま炊きたてのご飯に乗せて。もう半分は、お茶漬けとして楽しんで。駅ナカという立地柄、一人客も多く、「寿司店に一人で入るのは勇気がいる」という人も、ここなら気軽に日本酒と食事を楽しむことができるのでは。
「matsu e mon YOKOHAMA」
東京の下町、門前仲町にある「深川ワイナリー東京」が手がける本格ワインバル。入り口前の冷蔵ショーケースには、スペインバルのようにピンチョスや前菜が並ぶ。「ケイジャンチキンとパプリカの小串」、「サーモンパテとアボカドのクラッカー」など、手のひらサイズで、1つ180円(税別)から。一人飲みでも、色々なものをつまめるのが嬉しい。
ピンチョス以外にも、「毎日焼き上げる!厚切りローストビーフプレート」1200円(税別)や「魚介のパエリア」1680円(税別)など、シェアして食べられる本格ディナーもあるので、大事な人としっぽり飲むのもいいだろう。港町、横浜の出店ということで、世界中の港町から取り寄せたワインを揃えている。自社醸造ワインは30ccから量り売りができるので、お気に入りの銘柄を見つけてみては。
店舗には、「発酵食品とワインのセレクトショップ 市松屋」の店長でもある、コルクアーティスト久保友則氏が描いたコルクアートが飾られている。今後は、店内で開けられたワインのコルクを使いコルクアートを作成する予定だという。自分が飲んだワインのコルクがアートになると思うと、「もう一本開けようか」という気になる。改札内の店舗ということで、乗車時間ギリギリまで飲めるのは嬉しい。
今回紹介した3店舗以外にも、農園や産地にこだわったコーヒー豆を使用したカフェ「5 CROSSTIES COFFEE」と、会員制シェアオフィス「STATION DESK 横浜」がオープン。ちょっと空いた時間に、自宅に帰る前の一人時間に、ぜひ利用してみては。
取材・文/岡のぞみ
横浜、湘南を拠点に、ライター・広報として活動。
http://www.tsunagalo.com