児童手当には所得制限が設けられている
注意しなければいけない点として、児童手当には扶養家族などの人数に応じて所得制限が設けられている。詳細は以下のとおり。
例えば、専業主婦世帯で児童が2人(=扶養家族の数が3人)の場合、所得制限限度額は736万円(収入額だと960万円)となる。
手当を受ける人の所得が、所得制限限度額以上の場合には、通常の児童手当の金額は支給されないが、特例給付として児童1人につき月額5000円を支給される。
児童手当を受け取るための手続
児童手当の支給を受けるためには、出生日の次の日から数えて15日以内に、現住所の市区町村(手当を受け取る人が公務員の場合は勤務先)への申請手続が必要となる。申請が遅れると、原則として遅れた月分の手当を受けられなくなるので注意が必要だ。
毎年6月に現況届を提出
児童手当の受給資格があるか確認するために毎年6月に郵送されてくるのが現状届となる。
6月末までに必要事項を記入し、健康保険証のコピーなど添付書類とともに、郵送または窓口へ持参して提出し、受給資格の有無が確認できるようにする。確認ができない場合は、その年の10月の定期支払い分以降が支給されなくなってしまうのでこちらも要注意だ。
文/praia