私達の生活のインフラとも言えるサービスを多く提供しているGoogle。
そんなGoogleが開発した面白いサービス「AR 機能」を知っているだろうか。
そもそもARとは、日本語で「拡張現実」を意味する。具体的には、現実の光景や風景にデジタル情報を投影することを可能にする技術のことである。
そんなGoogleのAR機能は、太古の昔に絶滅した恐竜を私達の家に出現されることを可能にした。
GoogleのAR機能にて、表示できる恐竜の種類。
・ティラノサウルス
・ヴェロキラプトル
・トリケラトプス
・スピノサウルス
・ステゴサウルス
・ブラキオサウルス
・アンキロサウルス
・ディロフォサウルス
・プテラノドン
・パラサウロロフス
など
気づいた人もいるかも知れないが、これらの恐竜は全て、映画「ジュラシック・ワールド」に登場した恐竜だ。
今回のサービスを提供するにあたって、Googleは入念な文献調査を行った上、古生物学者とジュラシック・ワールドの制作チームとの協力も行っている。
技術の面においても、ジュラシック・ワールドに基づいた人気ゲーム「Jurassic World Alive」のテクノロジーを採用しているため、最もリアルなAR恐竜を確認できるとともに、ジュラシック・ワールドの世界観に没入できることは間違いないだろう。
実際に使ってみる
このAR機能は、アプリなどを使わずに「Google検索」にて使用することができる。
iPhone、Android問わず、モバイルデバイスにて「ティラノサウルス」や「ヴェロキラプトル」などのように、恐竜の名前をGoogle検索にかける。
「3D表示」をタップすれば、自動的にカメラが起動され、恐竜を出現されることが可能だ。影やモーションなどのクオリティも高く、実際に存在している錯覚に襲われる。
ティラノサウルスやブラキオサウルスなどの大型恐竜は、外での撮影でも十分に驚きを与えてくれる。現実では絶対に見ることのできない光景だ。
上部にある「オブジェクト」をタップすると、3Dで表現されるリアルな恐竜を指で拡大、回転がすることができる。これにより、従来では不可能だった恐竜の全貌を確認することがいとも簡単にできてしまう。
恐竜は、犬やペンギンなどといった既存の動物とは違い、大きさがあることから、Googleは新たに「AutoScale機能」を搭載した。
この機能は、スマートフォンと平面の距離を計算し、恐竜がスマートフォン内に収まるように表示してくれる。
「実物大を表示」をタップすれば、実際の恐竜のサイズが表示される。
全身を投影することは難しいかもしれないが、これにより日々使用している物や雑貨とのサイズ比較を行うなどの遊び方も可能だ。
それらの機能以外にも、Androidユーザーであれば「恐竜の鳴き声」「足音」を確認することもできる。
外出自粛が促されている現在だからこそ、GoogleのAR機能を使用して、自宅でジュラシック・ワールドの世界を体験するのも良いのではないだろうか。
その際は、#JurassicWorld のハッシュタグをつけて、写真や動画を共有することを忘れずに。
関連情報
・Google Japan Blog「Google 検索の AR 機能で恐竜を現代に」
・「恐竜」Google検索
取材/文:ババタクト