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フルサイズ、APS-Cの違いって?買う前に知っておきたいカメラのセンサーサイズの基礎知識

2020.08.06

写真の画質に影響するセンサーサイズは、デジタルカメラの購入を検討している方にはぜひ注目してほしいポイントです。ただし、センサーが大きいほど良いカメラとは限りません。大切なのは、それぞれの特長をつかんで目的に合うカメラを選ぶこと。この記事では「センサーサイズ」にフィーチャーし、基礎知識やおすすめ製品を紹介します。

カメラが選びやすくなる! 知っておきたいセンサーサイズの基礎知識

カメラには、レンズから入ってきた光を電気信号に変換する「イメージセンサー(撮像素子)」が搭載されています。まずは大きさの違いについて解説。

カメラやスマホのセンサーサイズはどれくらい? 最大の違いとは?

センサーサイズは主に「フルサイズ(36×24㎜)」「APS-C(23.6×15.8㎜/メーカーにより異なる)」「マイクロフォーサーズ(17.3×13㎜)」「1型(13.2×8.8㎜)」「1/2.3型(6.2×4.6㎜)」などがあります。

センサーの大きさが異なることで、「画角」「画質(階調や暗所性能)」「ボケ感」「カメラ本体のサイズ・重量」といった面で違いが生じます。

スマホとデジタルカメラのセンサーサイズを比較

「1/2.3型」はコンパクトデジタルカメラ(以下、コンデジ)やスマホのカメラ、ビデオカメラなどに使われることの多いセンサーサイズです。小指の爪ほどのサイズで、面積はフルサイズの約30分の1、APS-Cの約14分の1~約13分の1、フォーサーズの約8分の1です。

センサーサイズが1型(1インチ)以上のコンパクトデジタルカメラもある

コンデジのセンサーは「1/2.3型」が一般的でしたが、高級コンデジと呼ばれるカメラは1型以上のセンサーを搭載しています。中にはマイクロフォーサーズやAPS-Cセンサーを搭載した機種も。

カメラのセンサーサイズが異なると明るさが変わる?

一般的にセンサーサイズが大きいほど、多くの光・情報を取り込むことができます。そのため光が強すぎて写真が白トビしたり、暗すぎて黒つぶれする心配が少なくなり、明暗や濃淡を滑らかに表現できるように。“ダイナミックレンジ(明所~暗所の再現可能な幅)が広く”、“階調表現が豊かな”、いわゆる「画質が良い」写真が撮れるということです。

また、センサーが大きいと暗い場所で撮影してもノイズを抑えることができます。

カメラのセンサーが異なると画角が変わる?

センサーサイズが異なると、レンズから光を取り込む範囲も異なります。そのため、同じレンズ/同じ焦点距離で撮影した時に、小さいセンサーのほうが画角が狭くなります。

フルサイズとAPS-Cセンサーの画質はどう違う?

センサーが大きいほど画質が良い写真が撮れるとは限りません。カメラの性能を比べる時に「画素数」という言葉を耳にすると思います。画素数とは、センサーの中に光を取り込む部品がいくつ含まれているかを示した数値。画素数が多ければ細かな色表現が可能になります。ここで注意したいのが、画素の面積=光を取り込める面積ではないということ。画素数の多さと画質の良さは必ずしも比例しないのです。

1つの画素には受光領域と非受光領域があるため、同じセンサーサイズで比較すると、画素数が多いほうが、画素1つあたりの受光領域(光を取り込める範囲)が狭くなる傾向があります。

逆にいえば、同じ画素数のカメラを比較する時、センサーサイズの大きいほうを選べば画質の良い写真が撮りやすくなるということになります。

フルサイズとAPS-Cカメラの画角・画質を比較

同じレンズ/同じ焦点距離で撮影した場合、センサーサイズが小さいカメラのほうが画角が狭くなります。APS-C機とフルサイズ機で比較してみましょう。左がAPS-Cセンサーを搭載したカメラ、右がフルサイズセンサーを搭載したカメラで撮影した写真です。

このように、APS-C機のほうが画角が狭い分、被写体を大きく写せます。フルサイズの焦点距離の約1.5~約1.6倍程度になるイメージです。

また、フルサイズ機はAPS-C以上にボケ量が大きい傾向にあります。

こちらも同じ焦点距離/同じF値(絞り)で撮影しています。画像左はAPS-C機の写真。画像右はフルサイズ機で撮影し、比較しやすいようあとからトリミングしました。店頭でボケ感を確かめたい場合は、F値を小さく設定して撮ってみましょう。

APS-Cのカメラにフルサイズレンズは使用できる?

レンズのマウントが同一であれば、APS-C機にフルサイズ機と同じレンズを使うことができます。ただし、前述したように写り方が変わることを頭に置いておきましょう。

フルサイズのカメラにAPS-C用レンズは使える?

APS-C用レンズはAPS-Cセンサーの大きさに合わせて設計されているため、フルサイズ用レンズより小型・軽量でリーズナブルです。

しかし、フルサイズ機にAPS-C用レンズを使うことは避けましょう。構造的に装着できなかったり、センサーサイズの違いから写真の周辺部でケラレが起きる(黒くなる)可能性が高いです。

もうフルサイズはいらない!? APS-Cカメラの魅力とは

フルサイズ機とAPS-C機は各々魅力があります。フルサイズ機と比較したAPS-C機の魅力は、小型・軽量であること。レンズを複数持ち歩く場合、APS-Cカメラ×APS-C用レンズの組み合わせにすれば、荷物が軽く済みます。フルサイズ機のほうが暗所での撮影に強いですが、日中や明るい場所での撮影がメインの方はAPS-Cで事足りることも多いでしょう。

また、フルサイズ機より画角が狭い点も、被写体を大きく写したい方にはメリットになります。本体やレンズも比較的リーズナブルなので、「費用を抑えて本格的な写真が撮りたい」という人におすすめです。

持ち歩きやすさを重視するならセンサーサイズがマイクロフォーサーズのカメラもおすすめ

マイクロフォーサーズ機は、フルサイズやAPS-Cよりもさらに小型・軽量。また、手ブレ補正をはじめ機能性の優れた機種も多く、価格がお手頃なモデルも多いです。

フルサイズカメラとAPS-Cカメラのおすすめ

最後に、フルサイズ機とAPS-C機のおすすめ製品を紹介します。今回はセンサーサイズについて解説していますが、「一眼レフ」「ミラーレス一眼」「コンパクトデジタルカメラ」といった種類の比較もカメラ選びでは大切です。

「一眼レフ」は交換できるレンズの種類が豊富で、撮影時にファインダーから見る画と実際の景色とのタイムラグがない「光学ファインダー」を装備しています。「ミラーレス」はボディが小さく軽いのが特長。ファインダーは備わっていないか、あるいは「電子ビューファインダー」を装備しています。携帯性を重視する方はコンデジもおすすめです。カメラ本体とレンズが一体になっているためとても小さいですが、レンズ交換は一般的にできません。

APS-Cカメラのおすすめ

APS-Cカメラは、小型・軽量で、費用を抑えて本格的な写真を撮りたい方におすすめです。

Canon「EOS Kiss X10i」

「EOS Kiss」シリーズはAPS-Cカメラの定番。「EOS Kiss X10i」はシリーズ最新機種です。有効画素数約2410万画素のCMOSセンサーを搭載し、広範囲にわたりピントを合わせられる「オールクロス45点AFセンサー」や、ファインダー撮影時でも人物の顔検知に対応するなど、本格的な撮影が可能。バリアングル式の背面モニターにより、あらゆるアングルから撮影できます。

【参考】キヤノン公式サイト製品詳細ページ

Nikon「Z 50」

「Z 50」は気軽に持ち運べる小型・軽量サイズでありながら、高い描写性能を実現。さらに、後述するフルサイズ機にもいえることですが、ニコンのZシリーズは一眼レフの使いやすさを踏襲しており、初めて使う方も一眼レフから乗り換える方にもおすすめ。撮影時に必要なボタンやダイヤルを右側に集中してレイアウトしているため、右手だけで操作が完結します。

【参考】ニコン公式サイト製品詳細ページ

昨今のトレンド! 持ち歩きやすく画質も良いフルサイズミラーレスカメラ

昨今もっとも“アツい”カメラといえば、フルサイズミラーレスカメラでしょう。現代はスマホでも十分きれいな写真が撮れますが、精細な描写や味のあるボケ感などは一眼ならでは。それでいて持ち歩きやすいのが、フルサイズミラーレス機です。

ソニー「α7 III」

ソニーは早くからミラーレス機に力を入れているメーカーです。そんなソニーの定番&人気機種が「α7 III」。有効画素数約2420万画素のフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、手ブレ補正をはじめとする機能性にも優れています。電子ビューファインダーも見やすいです。何より、最新技術を駆使した「リアルタイム瞳AF」は人物撮影で大活躍。ぜひ一度試してみてほしいカメラです。

【参考】ソニー公式サイト製品詳細ページ

Nikon「Z 6」

ニコン「Z 6」はバランスの取れたフルサイズミラーレス機です。裏面照射型ニコンFXフォーマットCMOSセンサーを搭載し、有効画素数2450万画素と常用感度ISO100~51200を両立。電子ビューファインダーというと「見え方が不自然なのでは」と心配する方も多いと思いますが、「Z 6」のファインダーは有機ELパネルとニコン独自の光学技術を生かしており、クリアーで見やすく、違和感なく撮影できます。「瞳AF」の精度の高さも魅力です。

【参考】ニコン公式サイト製品詳細ページ

Canon「EOS R6」

2020年8月下旬発売のフルサイズミラーレス機「EOS R6」。7月の発表直後から予約が殺到し、すでに品薄状態です。ボディ内に世界最高レベルの手ブレ補正を備えており、最高約20コマ/秒(※電子シャッター時)と連写性能も高め。また、電子シャッター選択時はシャッター音が発生しないため、静かな場所での撮影でも活躍します。

【参考】キヤノン公式サイト製品詳細ページ

※データは2020年7月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。

文/bommiy

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