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エレキギターの理想の音色に近づける「エフェクター」選びの基本のき

2020.08.11

エレキギターをどれだけ練習しても「憧れのギタリストのような音が出せない……」と悩んでいる方はいないでしょうか? その悩み、「エフェクター」を使えば解決できるかもしれません。今回は、エレキギターの音を彩る重要なアイテム「エフェクター」の基礎知識をご紹介します。

ギター演奏で使うエフェクターとは何? 種類や繋ぎ順の基本を紹介

エレキギターの音色を自在に変えられる、エフェクター。単独の効果に特化した「コンパクトエフェクター」と、1台の中に多数のエフェクトを備えた「マルチエフェクター」があります。また、エフェクトの種類は主に以下のように分類されます。

■歪み系……オーバードライブ/ディストーション/ファズ。信号の過大入力により音が潰れる(歪む)状態を意図的に作ります。読み方は「ひずみ」。
■空間系・残響系……ディレイ/リバーブ。エコーや残響効果をもたらします。
■モジュレーション系……コーラス/トレモロ/フランジャー/フェイザーなど。「揺れ系」とも呼ばれ、周波数や位相を変化させて音を揺らします。
■フィルター系……イコライザー/ワウなど、ギターの周波数を調整することで音色を変えます。
■ダイナミクス系……コンプレッサー/ボリュームペダルなど、音の強弱を操るもの。
■ピッチ系・ハーモニー系……オクターバー/ピッチシフター/ワーミーなど、音程を変化させるエフェクト。

ギターエフェクターのつなぎ方の基本

エレキギターの仕組みは、弦振動を信号に変え、エフェクターで信号にエフェクト(効果)をかけ、アンプに入力した信号を増幅してスピーカーから音を出すというもの。1台だけ使うのであれば、ギターとアンプの間にエフェクターを接続すればOKです。ただし、インプット/アウトプットを逆にして接続すると音が出ないので注意。

複数のエフェクターを接続する場合、後ろ(アンプ側)に繋いだ効果が強くなります。接続順に絶対的な決まりはありませんが、この原則と下記の基本をおさえておくと、自分好みのサウンドが作りやすくなります。

ギターエフェクターを接続する順番のキホン

エフェクター接続の基本は、[ギター]→フィルター系→ピッチ系→ダイナミクス系→歪み系→モジュレーション系→空間系→[アンプ]。

音の土台を作る効果をギター側に置くときれいにエフェクトがかかるでしょう。例えば歪み系で2台使うなど、同じ系統のエフェクターを複数接続する時は、メインの効果を何にするかを決めると組み立てやすいです。

この順番はあくまで基本で、ギタリストによって順番が異なることも。セオリーから外すことで独特の音色を作る方もいます。正解がないからこそ自由に音を作れるのがエフェクターの醍醐味です。

初心者が買うべきギターエフェクターとは?

初心者の方は、まず弾きたい曲で使っているエフェクターを購入しましょう。予算的に複数台買うのが難しい場合は、「この部分のこの音を出したい」という優先順位を決めると選びやすいです。また、マルチエフェクターという選択肢もあります。どのエフェクターを使っているかわからない場合はインターネットで調べたり、楽器店の店員さんに曲を聴いてもらいましょう。

特に弾きたい曲がない方には、一般的に使用頻度の高い「歪み系」や、「空間系・残響系」がおすすめです。

コンパクトエフェクターは値段がお手頃なものが多い

コンパクトエフェクターは単独の効果に特化しているため、マルチに比べると価格がお手頃な傾向にあります。また、デザインも多種多様で収集しがいのあるアイテムです。

限られた予算で様々なエフェクターが欲しい方は、マルチエフェクターを購入したほうがコスパが良い場合も。多機能な分、扱いに苦労するかもしれませんが、使いこなせれば百人力です。

ギター用コンパクトエフェクターのおすすめ

続いて、コンパクトエフェクターのおすすめ製品を紹介します。ビギナーの方に向けて「歪み系」「空間系・残響系」「モジュレーション系」の定番機種をセレクトしました。また、今回は人気ブランド「BOSS(ボス)」のエフェクターに絞ってご紹介します。

BOSS(ボス)のエフェクターをおすすめする理由

BOSSは、世界的な楽器メーカー「Roland(ローランド)」のブランドの1つ。アンプやチューナーなど幅広い製品を発表していますが、特に人気が高いのがエフェクターで、2020年7月現在までに発売してきたコンパクトエフェクターは100機種以上にのぼります。

世界中のプロギタリストに愛用されていますが、価格はお手頃で、直感的な操作が可能な機種ばかり。憧れのプレイヤーが愛用する1台を、初心者でも簡単に使えるという敷居の低さが特長です。

また、2011年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞するほどのデザイン性の高さや、長年使い続けられる耐久性も人気の理由です。

【歪み系ギターエフェクターのおすすめ:オーバードライブ編】歪み系といえばBOSS「BD-2」は外せない!

歪み系エフェクターの大人気機種、ブルースドライバー「BD-2」。真空管アンプで用いられる多段クリッピング回路設計を採用し、真空管アンプさながらの歪みサウンドを得られます。ピッキングのタッチ次第で歪み具合をコントロールできるのも魅力で、クリーンブーストからクランチ(軽い歪み)、激しいオーバードライブまで、表現できる音色は幅広いです。ジャンルを選ばず使える点も魅力。

【参考】BOSS公式サイト製品詳細ページ

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【おすすめのオーバードライブ】使い勝手抜群のエフェクターBOSS「OD-1X」

オーバードライブといえば「OD-3」もおすすめですが、今回は「OD-1X」を紹介します。「OD-1X」は1977年に登場した名機「OD-1」をはじめ、BOSSが培った技術を詰め込んだ1台。幅広いオーバードライブサウンドを表現できます。

ギターの周波数特性/倍音構成/ダイナミクス/演奏の音域/プレイスタイルといった様々な要素を瞬時に解析する、BOSS独自の多次元的信号処理技術「MDP Multi-Dimensional Processing」を採用した、これからの音楽シーンを支えるエフェクターといえるでしょう。

【参考】BOSS公式サイト製品詳細ページ

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【歪み系ギターエフェクターのおすすめ:ディストーション編】ロックの歴史を支える名機BOSS「DS-1」

1978年の登場以来、数えきれないほどのギタリストに愛用され、ロックの歴史に寄り添ってきたディストーションの定番「DS-1」。深く歪ませても音が潰れすぎないため、バッキングやソロなど幅広いプレイスタイルで活用できます。ディストーションというと歪みが激しいイメージがありますが、「DS-1」は設定次第でブースターとしても使えて便利。表現の自由度が高い1台です。

【参考】BOSS公式サイト製品詳細ページ

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まだまだある! オーバードライブ/ディストーション/ファズのおすすめエフェクター

BOSS以外にも歪み系の名機は多数。例えばアイバニーズ「TS9」。チューブスクリーマーの温かみのあるオーバードライブサウンドは、BOSSの名機たちと並ぶ人気を誇ります。またProCo「RAT」はディストーションの定番ペダルで、音楽史に名を刻む多くのバンドが本機を使っています。現行品は「RAT2」です。

ビンテージ感あふれる激しい歪みが好きな方は、ファズがおすすめ。Dunlop Electronics「JDF2 Fuzz Face」やElectro-Harmonix「Big Muff Pi」をチェックしてみましょう。

【空間系ギターエフェクターのおすすめ】ディレイサウンドを網羅できる1台! BOSS「DD-8」

デジタルディレイの人気モデル「DD-7」が進化した最新モデル「DD-8」が、2019年に登場。計11種類のモードを搭載し、多彩なディレイサウンドや最大40秒録音可能なルーパー機能も備え、1台あれば必要なディレイサウンドを全て入手できるといっても過言ではありません。

【参考】BOSS公式サイト製品詳細ページ

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【ダイナミクス系ギターエフェクターのおすすめ】あると便利なコンプレッサー! BOSS「CS-3」

最大音量を圧縮することで音量レベルを揃えたり、音の伸びを良くする「サステイン」効果が得られるコンプレッサー。音の粒を揃えることで、より安定感のあるサウンドを鳴らすことができます。「CS-3」はノイズを極限まで抑えた設計で、アンプの歪みをプッシュするブースターとも使えます。

【参考】BOSS公式サイト製品詳細ページ

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エフェクターボードって何? ギターエフェクターで知っておきたい+α情報

コンパクトエフェクターを持ち運ぶ時は、エフェクターボード(ペダルボード)があると便利です。あらかじめボード内でセッティングを組んでおけば、練習やライブ本番の準備時間も短縮できます。

選ぶ基準としては「ハードタイプかソフトタイプか」「大きさ」「重さ」など。ハードケースは耐久性が高いですが重さもあります。また、持ち運ぶエフェクターの数に見合うサイズのケースを選ぶことも大切です。数が増えそうな方は、少し大きめのボードを選びましょう。

ベーシストには「ベース用エフェクター」がおすすめ

ギターエフェクターはベースでも使えますが、意図的でない限りベース用エフェクターの使用をおすすめします。ベース用は低音域にも有効にエフェクトがかかるよう設計されていたり、音の太さを損なわないように作られているため、ベースらしさを損なわずに音作りが楽しめます。

ベーシストに人気のエフェクターは、音を整える役割を持つ「プリアンプ/DI」や、歪み系。音の粒を揃える「コンプレッサー」(ダイナミクス系)を使っている方も多いです。

※データは2020年7月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。

文/bommiy

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