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東京駅にオープンした巨大エキナカ施設「グランスタ東京」で見つけた新東京土産

2020.08.09

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

JR 東日本最大規模のエキナカ商業施設「グランスタ東京」が8月3日に東京駅に開業した。東京駅北通路周辺整備によって新たに生み出されたスペースに新設の 66 店舗が出店、既存の87 店舗と合わせて153 店舗、約 11 300 ㎡ に及ぶ広大なエキナカ施設となる。

エキナカ初登場の老舗や有名店など飲食関連は34 店舗。新幹線や高速バスにより日本全国から“朝獲れ”などの鮮度の高い魚介類を使った店や、エキナカで“ハシゴ酒”を楽しめる「横丁エリア」、食堂車を再現した“鉄道レストラン”が登場。新たな東京土産となりそうな、エキナカ初登場や新ブランドの店舗から20 種類以上の限定商品もそろう。

今回は新・東京土産として贈り物としても、自分へのご褒美としてもうれしい、スイーツや雑貨をフォーカスして紹介する(価格は税込)。

〇菓匠三全(和洋菓子)

仙台銘菓「萩の月」でおなじみの菓匠三全が、東京初となる常設店舗を開店。新しい日本の銘菓を目指し、東京駅限定の新商品として“白い萩の月”の「萩の調 煌(こう)ホワイト」を発売している。

「萩の調 煌 ホワイト」は、黄身まで白いホワイトエッグを使用し、独自の製法でホワイトカスタードクリームを炊き上げ、白いカステラ生地で包み込んでいる。「萩の月」に比べて一回り小さいサイズで食べやすく、ミルク感をより感じる。4個入り800円、6個入り1200円、12個入り2400円。開店記念として8月限定で、「萩の月」3個と「萩の調 煌 ホワイト」6個の詰め合わせスペシャルセット(2160円)を販売中。

〇「元祖木村焼き 百両屋」(あんぱん専門店)

明治時代にあんぱんを創製した木村安兵衛の血統を受け継ぐ、メゾンカイザー代表・木村周一郎氏のプロデュースによる新ブランド。小判を重ねた二十五包金の形をした「東京百両あんぱん」は、卵とバターをたっぷり使用したリッチなパン生地に、オリジナルレシピの特製フィリングを包餡した新感覚のあんぱん。

パンの表面はこんがり、中はしっとり、もっちり。パンと餡を一緒に味わうことで、パンの中にあるいくつもの層になめらかな餡が入り込み、さっくりとした食感も生まれ、さまざまな食感が楽しめる。シグネチャーフィリングは「こしあん」と「クリーム」(各195円)。季節に応じて限定商品や、さらなる定番を展開する予定。開業記念限定「パインココナッツ 白あん」(240円)は1日100個限定。

〇petit gargantua(洋菓子)

1971年にオープンした「ガルガンチュワ」は総菜、ケーキ、パンなど帝国ホテルの味を家庭で楽しめる、「帝国ホテル 東京」のホテルショップ。ギフトやオリジナルグッズなども揃えている。「プティ ガルガンチュワ」は、ガルガンチュワのセカンドラインとして誕生した姉妹店。ガルガンチュワのコンセプトを引き継ぎながら、オリジナル商品のみで展開する。

注目は、「ガルガンチュワ」で人気のブルーベリーパイを、「プティ ガルガンチュワ」限定のサイズで販売する「プティ ブルーベリーパイ」と「プティ アップルパイ」(各648円)、杉本雄料理長が監修した、合鴨の生ハムと熟成12か月のコンテチーズを合わせたクグロフ型のブリオッシュ「合鴨とコンテチーズのクグロフ」(832円)。

ギフトや手土産としてもおすすめで、帝国ホテルのメインダイニングでも提供しているフランス産の発酵バターと天日海塩を使用した「塩バターサブレ レクタングル」(7枚入り・1944円)、バター風味豊かなパイをカラメリゼした「カラメルパイ オヴァール」(6枚入り・1728円)、縦12㎝×横8㎝の大ぶりマドレーヌ「開業記念 プティ ガルガンチュア グラン マドレーヌ」(1296円)。美食家で大食漢のガルガンチュワ王をモチーフにした可愛らしいパッケージやショッパーは贈り物としても喜ばれそう。

〇「じゃがボルダ」(ポテトスナックス専門店)

「カルビープラス 」と「東京 ばな奈」の初コラボから生まれた進化系ポテトチップス「じゃがボルダ」、東京駅限定の新ポテトブランド「ポテボルダ」を展開する。東北・上越・北陸新幹線北乗り換え口の近くにあり、ボルダリング×じゃがいもをモチーフにした店舗やスタッフのユニフォームもキュート。

「じゃがボルダ」は和食の名店「広尾 小野木」が味付けを監修した、ポテトチップスと合う、素材本来のうまみを追求した進化系ポテトチップス。「鰹と昆布のうまみだし味」「山椒みそ味」「貝だしとあおさ味」「レモンシュガー味」(各4袋入り・756円)の4種。

揚げた後にパウダーをかけその上からコーティングしているので、手に粉が付きにくく、スマホやパソコンでの作業をしながらのおやつにもぴったり。

「ポテボルダ」はグランスタ東京限定。焼いた生地にバターをかけてまた焼き上げる「Wグリル製法」で生まれたザクザク食感が楽しめる。「バターソルト」と「サワークリーム&オニオン」の2種(各432円)。3袋入り(1296円)、6袋入り(2592円)も。

〇ラデュレ グランスタ東京店(マカロン・洋菓子)

パリの老舗パティスリーメゾン「ラデュレ」がエキナカに初登場。東京駅に到着したパリジェンヌを描いたメタルボックスに 4 種類のサブレを詰め合わせた「パリジェンヌ in Tokyo」(2160円)、好みのマカロン6個を詰め合わせた「ラブリータイムin Tokyo」(2862円)などの限定商品も。

〇ガトーフェスタ ハラダ(洋菓子)

1901年(明治34 年)創業、看板商品のガトーラスク「グーテ・デ・ロワ」などで人気を誇る「ガトーフェスタ ハラダ」が、常設店としてエキナカに初登場。注目は東京初となるイートインカフェ。ソフトクリームにガトーラスクを添えた「ソフトクリーム・デ・ロワ」(ミルク・抹茶・抹茶&ミルクの3種・各400円)はぜひ味わってもらいたい一品。濃厚でコクのあるソフトクリームとサクサクのガトーラスクの組み合わせはクセになりそう。

東京限定の「ティグレス レッドベルベット」(3個入り810円・6個入り1782円・10個入り2916円)は、チョコレートケーキ「ティグレス」をレッドベルベットケーキテイストにアレンジしたもの。ココア生地をビーツと天然着色料の紅麹で赤くし、香りのアクセントとしてチェリーを入れて焼き上げ、フランボワーズ入りのホワイトチョコレートソースを流し込んだ、見た目も鮮やかなチョコレートケーキ。

その他、ピカチュウやイーブイなどポケモンデザインのグーデ・デ・ロワや、ガトーフェスタ ハラダの多彩なお菓子を1袋から選んで、数種類のデザインバッグ型の箱(大・66円、小・55円)に詰めるプチギフトは、手土産としても喜ばれそう。

〇TOKYO!!! [トーキョーみっつ] (雑貨土産)

さまざまな文化が融合したまち「東京」を切り取って編集したセレクトショップ。購入決定までの時間シチュエーションを「3秒」「3分」「3時間」に分けて商品を編集しているので、急いでいる時でも、ゆっくりと見たい時でも楽しめる。

「エコバッグ」(1980円)や「水出し緑茶ティーバッグセット」(2750円)などのオリジナルアイテム、鉄道関連の雑貨、東京駅丸の内駅舎をモチーフにしたアイテムなど、東京駅らしいお土産を探しているならぜひ立ち寄ってみて。東京駅北通路の改良工事で排出された、100年以上前の赤レンガを顔料として使用した「東京駅高架橋 赤レンガアクリル絵の具」(1100円)といったレアなアイテムも。

【AJの読み】手土産選びで迷ってしまい乗り遅れのないように注意

鎌倉発祥のアロマ生チョコレート専門店「MAISON CACAO」、カカオハンター・小方真弓さんのチームによるカカオの栽培からチョコレートの製造まで生産地で行う「カカオハンターズ」初のリアル店舗「CACAO HUNTERS Plus」、東京駅の洋菓子売り上げランキングで第1位を獲得した「ザ・メープルマニア」を展開するシュクレイによる新ブランド「COCORIS」など、その他にも注目の店舗が目白押し。

新幹線に乗る前に手土産を選びたいと思っても、店が多く、場所に迷ってしまう可能性も。8月から運用開始したスマートフォンアプリ「東京ステーションナビ」の活用や、あらかじめチェックした店舗の場所を公式サイトで確認しておいた方が無難。

文/阿部純子

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