オンラインミーティングやオンライン飲み会が増えたという人は多いのではないだろうか。今後もコミュニケーション手段の主役になり得るが、スマホやマイク内蔵のPCだけでは意外と相手の声が聞き取れなかったり、自分の声が相手に届きにくい場合がある。そんな時に役立つのが、ヘッドセットだ。今回はヘッドセットの使い方からトラブル対策まで、詳細にご紹介していこう。
そもそもヘッドセットマイクとは?
ヘッドセットマイクとは、ヘッドホンとマイクがセットになったもの。ヘッドセットなどとも呼ばれている。コールセンターなどでよく利用されているので、見たことがある人も多いだろう。PCなどに接続するだけで、簡単に利用できる。
ヘッドセットマイクは設定が必要? すぐ使えるものと使えないものがある
有線接続タイプのヘッドセットなら、プラグを差し込むだけで使えるようになるものがほとんど。Bluetooth接続タイプのヘッドセットは、接続設定(ペアリング)が必要な場合が多い。製品ごとに固有の機能があれば、PCにソフトウエアやドライバのインストールが必要になることがある。それぞれの取扱説明書を参照してほしい。
iPhone&iPadもヘッドセットマイクをつなぐだけでOK
iPhoneやiPadに有線接続のヘッドセットマイクをつなぐ場合は、LightningコネクタかUSB-Cでの接続が基本となる。対応していないヘッドセットは、変換アダプターを利用しよう。
Androidも初期設定不要! ヘッドセットマイクをつなぐだけで使える場合がほとんど
Androidスマホやタブレットも、つなぐだけでヘッドセットを使えることがほとんど。音が聞こえない場合は、音量設定を確認してみてほしい。
PS4はヘッドセットマイクでゲーム音声も聞きたいなら設定を変えよう
PS4でも、本体にUSBケーブルかUSBレシーバーをつなぐだけでヘッドセットを利用できる。PS4付属のコントローラー「DualShock 4」には、ヘッドホン端子があるのでミニプラグも接続可能。
初期設定ではボイスチャットの声のみ流れるように設定されているため、ゲームの音楽なども同時に聞くためには、設定が必要だ。「設定」→「周辺機器」→「オーディオ機器」→「ヘッドホンへの出力」と進み、「すべての音声」を選択すればゲームの音声もヘッドセットで聞こえるようになる。
【参考】PS4 ボイスチャットとゲームの音声をヘッドセットとテレビ両方に出力はできますか?(PlayStation公式サイト)
PCでヘッドセットマイクを使う時も初期設定は必要なし
多機能なヘッドセットの場合は事前に初期設定が必要となるが、一般的なヘッドセットなら、PCにつなぐだけで使える。うまくいかない場合は、ヘッドセットが認識されているか確認してみよう。Windowsなら、タスクバーのスピーカーアイコンを右クリックして、「サウンドの設定を開く」を選択する。Macなら「システム環境設定」を開いて「サウンド」を選択すればよい。
ヘッドセットマイクの正しい付け方・外し方
オーバーヘッドタイプのヘッドセットのつけ方は、基本的にはヘッドホンと同じだ。ただし、マイク部分を持って片手で外したりすると、破損の原因となるので注意が必要だ。両手でスピーカー部分をしっかり持ってつけ外ししよう。
ヘッドセットのマイクはどのくらいの位置がちょうどいい?
マイクの位置は、口元と同じ高さで2cmほど離れた位置になるよう調整しよう。この時マイク部分を持つのではなく、アーム部分を持って調整するようにしたい。
【参考】ホワイトボードやバーチャル背景も簡単設定!Web会議ツール「Zoom」を使いこなす便利機能
用途に適した音質のヘッドセットマイクを選ぼう
SkypeやZoomなどを利用したオンラインミテーティングで使うなら、さほど音質にこだわる必要はない。比較的安価なものでも、相手の話し声は十分クリアに聞こえる。
一方、ゲームなど音響も楽しむ目的で使う場合は、できるだけ高音質なヘッドセットを選びたい。場合によってはサラウンド対応など、付加機能が充実しているタイプもおすすめだ。
ワイヤレスタイプのヘッドセットマイクは作業しながら使うのに便利
Bluetooth接続タイプのヘッドセットマイクは、有線接続タイプに比べて高価ではあるが、ケーブルのわずらわしさから解放されるのはありがたい。手元で何か作業をしながら相手と会話するような状況では、ワイヤレスタイプのヘッドセットを使うといいだろう。