先行きが見えない社会情勢や慣れない自粛生活で、ストレスを感じている人も多いはず。そんなときには、何もかもを忘れて「思い切り泣いてみる」のもストレス解消に役立つかもしれない。
そこで 本記事では、普段はアニメを観ないという人にもぜひ観てもらいたい、おすすめの泣けるアニメ作品を紹介する。これからの人生の中で、何度でも観たくなるようなお気に入りの作品を見つけてほしい。
【目次】
定番の泣けるアニメ
はじめに、定番の泣けるアニメを紹介する。特に、長きに渡り愛されるいわゆる”名作”をピックアップした。「何から観ればいいかわからない」という方は、ここで紹介するものをチェックしてほしい。
BANANA FISH 原作:吉田秋生 監督:内海紘子
『BANANA FISH』は、2018年に吉田秋生の40周年記念プロジェクトの一環としてフジテレビのノイタミナ枠でアニメ化された作品。ストリートギャングを束ねる、並外れて整った容姿と卓越した戦闘力を持つ少年“アッシュ”は、カメラマンの助手として取材にやってきた日本人の少年“奥村英二”と共に「バナナフィッシュ」の謎を追い求める。原作を再現した美しい最終回が圧巻と好評だ。Amazon prime videoにて配信中。
ONE PIECE 原作:尾田栄一郎
『ONE PIECE』は、尾田栄一郎の人気漫画が原作のテレビアニメ。フジテレビ系列のアニメ番組では、『サザエさん』『ちびまる子ちゃん』に次ぐ長寿作品でもある。“ゴムゴムの実”を食べてゴム人間となった、海賊王を目指す主人公ルフィとその仲間たちの活躍を描く有名アニメ。実は泣けるシーンや名セリフが多いことでも知られており、子どものみならず大人にもファンが多い。Amazon prime videoにて配信中。
フランダースの犬 監督: 黒田昌郎
『フランダースの犬』は、フジテレビ「世界名作劇場」枠で放映された感動アニメ。舞台はベルギー・アントワープ近くの小さな村。絵を描くことが大好きな少年“ネロ”と愛犬“パトラッシュ”が過ごしたかけがえのない日々を描く。あまりにも有名な同作品は、さまざまな「泣けるアニメ」ランキングの上位の常連となっており、まさに不朽の名作。「パトラッシュ、とうとうぼくは見たんだ…ルーベンスの2枚の絵を…。」号泣必至のラストシーンは、何度見ても心を打たれる。
恋愛をテーマにした泣けるアニメ
ここでは、恋愛をテーマにした泣けるアニメを紹介する。切ない恋愛模様だけでなく、舞台背景や演出、映像の美しさなどにも注目してみよう。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 原作:暁佳奈
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、「自動手記人形(代筆業)」と呼ばれる少女“ヴァイオレット”を中心に繰り広げられる群像劇。幼い頃から戦士として戦うことしか知らなかった少女は、大切な人から最後に聞かされた「愛してる」という言葉が理解できなかった。そんな少女が、人と触れ合いながらその言葉の意味を探していく物語。1話ごとにテーマがあり、どれもが泣けると話題に。Netflixにて全世界配信中で、2020年9月には劇場版が公開予定。
CLANNAD-クラナド- 原作:Key、ビジュアルアーツ
『CLANNAD』は、人気恋愛アドベンチャーゲームの世界観を忠実に再現したアニメ作品。人と人との「絆」をテーマに、進学校に通う高校3年生の主人公“岡崎 朋也”の少女たちとの交流と成長を描いた物語。ピュアで感動に満ちたストーリーが人気だ。アニメーション制作は「けいおん!」などで圧倒的な支持を得ている京都アニメーションが担当し、細やかな人物の表情や、暖かみ溢れる風景描写など、ハイクオリティな仕上がりも人気の理由。
最終兵器彼女 原作:高橋しん
『最終兵器彼女』は、独特の世界観と切ないラブストーリーが反響を呼んだ漫画を原作としたテレビアニメ。北海道の田舎町に住む高校生“シュウジ”と“ちせ”は付き合い始めたばかり。そんなある日、札幌の街が何者かによって空襲されてしまう。必死に逃げるシュウジの前に降り立ったのは、“最終兵器”へと改造された“ちせ”だった。戦争という重い現実を、彼らはどう受け止めていくのか。そして二人の恋の行方は……。現在huluでも配信中。
放浪息子 原作:志村貴子
『放浪息子』は、漫画が原作のテレビアニメ。女の子になりたい男の子“二鳥修一”と、背が高くてかっこいい女の子“高槻よしの”。小学生から高校生までの、二人の性自認の葛藤や恋愛を経て成長していく姿が描かれる。トランスジェンダーや異性装という主人公たちと、彼らを取り巻く友人や家族など、周囲の人々が置かれる環境や心境の変化などを描いた群像劇でもある。マイナーながらも「心に染み入る」と評判の作品だ。
泣けるアニメ映画
最後に、泣けるアニメ映画を集めた。映画はテレビアニメと違い、1本の作品の時間内で、1つの大きなエピソードやテーマと向かい合うため、感動や感慨もひとしお。じっくり一つひとつの作品と向き合ってほしい。
劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 監督: 長井龍雪
『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』は、幼馴染み6人の青春を描く人気アニメの劇場版。子ども時代、“超平和バスターズ”を名乗る6人組の一人“めんま”が事故で亡くなった。この事故をきっかけに、心を閉ざし離れてしまった6人組だったが、夏のある日、事故で死んでしまっためんまが幽霊となって現れる。残された者達の苦悩が描かれた同作品は、Amazon prime videoでも配信中。
映画 聲の形 原作:大今良時 監督:山田尚子
『映画 聲の形』は、京都アニメーション制作の長編アニメ映画。ガキ大将だった小学6年生の“石田将也”と、先天性の聴覚障害を持つ転校生“西宮硝子”。将也は自分の想いを伝えられず、分かり合えないまま、ある日硝子が転校してしまう。5年後、別々の場所で高校生へと成長した二人は再開、止まっていた時間が少しずつ動きだす。ふたりの世界は変わっていったように見えたが……。人と人との繋がりやディスコミュニケーションを丁寧に描いた感動作。
この世界の片隅に 原作:こうの史代 監督:片渕須直
『この世界の片隅に』は、昭和19年に広島市江波から呉に18歳で嫁いだ主人公“すず”が、戦時下にあっても工夫を凝らし、豊かに生きる姿を描いた作品。見知らぬ土地で海軍勤務の文官“周作”の妻となったすずだったが、昭和20年3月、呉は艦載機による空襲にさらされ大切にしていたものが失われていく。そして、昭和20年の夏がやってくる。100年先にも伝えていきたい、日本の想いが詰まったアニメーション映画。
ベイマックス 原題:Big Hero 6
『ベイマックス』は、アメリカのマーベル・コミックを映像化した、アクション・ファンタジー3Dアニメ映画。ディズニー映画初の、日本を舞台にした作品としても知られている。近未来の街に住む主人公“ヒロ”とその兄“タダシ”、そしてタダシが制作したケアロボット“ベイマックス”や友人たちが、苦難を超え心を通わせながら新たな気持ちに気付いていく感動のストーリーだ。アクションと共に描かれる「科学」「友情」「兄弟愛」「復讐」にも注目。
STAND BY ME ドラえもん 監督:八木竜一、 山崎貴
『STAND BY ME ドラえもん』は、ドラえもん史上はじめての3DCGアニメーション映画。原作の中から名作エピソードを厳選し、一つの物語に再構築したものだ。みんなが知っているようで知らない、ドラえもんとのび太の出会いと別れの物語が感動的に描かれている。日本中の子どもが大好きなドラえもん。そんな子どもたちだけでなく、ドラえもんで育ち、卒業した大人たちにも、もう一度観てもらいたい不朽の名作。
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文/oki