お湯洗いで高い洗浄効果が期待できる洗濯機が増えているのをご存じでしょうか? そこで、お湯洗いできる洗濯機やお湯取りホースなどをご紹介、高い洗浄力や部屋干しの臭い菌を除菌して洗濯したい人は、参考にしてみてください。
お湯で洗濯したいけど大丈夫?
いざお湯を使って洗濯しようと思っても、衣類の色落ちや、繊維の縮みなどが気がかりという人も多いでしょう。安心して洗濯できるか確認する方法はあるのでしょうか?
洗濯表示を確認してみよう
お湯を使って洗濯できるか、洗濯表示を確認するとよいでしょう。「液温は60℃を限度とし、洗濯で処理ができる」といった洗濯方法を示しています。下記のように、洗濯機メーカーのホームページなどで正しい洗濯表示の意味が紹介されています。参考にしてみてはいかがでしょうか?
【参考】「Panasonic〜新・洗濯表示の正しい意味は?〜」
洗濯機用のお湯取りはバケツでも平気?
特に「お湯洗濯」の設備が整っていない場合、お風呂で使ったお湯をバケツでくみ上げるのもよいでしょう。
とはいえ、バケツよりポンプや洗濯機を活用した方が賢明
もちろんバケツを使ってお湯をくみ上げて使うことに問題はないですが、手間はかかります。せっかく入浴した後で汗だくになってしまうことがあるかもしれません。そんな時は市販の「お湯取りポンプ」を使ったり、「お湯洗い」できる洗濯機にまかせた方がよいでしょう。
洗濯機のお湯取りホースのお手入れ方法は?
お湯洗い機能が付いている洗濯機の「お湯取りホース」を長く使っていると、つまりが発生することがあります。メーカーや機種によって扱い方が違うのですが、ホース内のつまりを防ぐために、水をしっかり抜いてからホース類を収納する、そんなルールを決めているメーカーも多いです。
洗濯機のお湯取りホースの掃除はどうすればいい?
洗濯機のお湯取りホースの掃除やお手入れは機種によって異なるので、確認が必要です。例えば、Panasonicの「タテ型洗濯機」の場合は、ホームページでフィルターにつまりがあった場合の掃除方法を紹介しています。また、日立も「風呂水の給水時間が長くなったらお手入れを行う」よう推奨しています。
【参考】「Panasonic〜タテ型洗濯機・風呂水が吸い上がらない〜」
「HITACHI〜お湯取ホースのフィルターのお手入れはどうしたら良いですか?〜」
お湯で洗濯したいけど蛇口が合わない場合は?
市販の「お湯取りホース」や、「お湯洗い機能がある洗濯機」などを購入して、お湯を使って洗濯したいと思っても、蛇口の形状などが合わない場合があります。そんな時はどう対処すればよいのでしょうか?
アタッチメントの購入や工事が必要?
蛇口にホースがはまらない場合、アタッチメントが必要な場合がありますので、洗濯機の購入時に電気屋さんなどへ確認してみましょう。事前に蛇口の写真を撮ったり、蛇口の口部分の直径などを測っておくと、相談の際に話がスムーズです。
どうしても合わない旧式の蛇口の場合は、蛇口ごと交換してくれる業者に工事をお願いするという方法もあります。「住宅設備、ネットで注文 交換できるくん」とった工事業者があるので、参考にしてみてはいかがでしょうか?
洗濯機のお湯取りホース・ポンプにはどんなものがある?
市販の「お湯取りホース・ポンプ」にはどのような製品があるのでしょうか? 確認してみましょう。
約5分で給水できるミツギロン バスポンプ 湯ポポン
お風呂のお湯とり用の給水ポンプと電源のセットです。簡単な装置ながら約5分で給水できて便利です。
タイマー付きで便利 ミツギロン バスポンプ ポットベリー15T抗菌4mホース
【参考】「ミツギロン バスポンプ ポットベリー15T抗菌4mホース」
お風呂の残り湯を洗濯で利用するのに便利な、給水ポンプ・専用抗菌ホース・ホースホルダーのセットです。給水は約5分で可能。タイマー付きのため希望の水量で自動停止します。
温水で洗える洗濯機にはどんな人気製品がある?
温水で洗える洗濯機にはどのような人気製品があるのでしょうか? チェックしてみましょう。
温水泡洗浄できるPanasonic NA-VG2400L/R
キュービックフォルムのななめドラム式洗濯機です。洗剤中の酵素が活性化する約40度まで洗剤液を温め、泡にすることで浸透力がアップ。繊維の奥にしみついた、黄ばみやニオイの原因菌まで洗い流す、独自の「温水泡洗浄W」を用意。「約40℃つけおき」コースなどで普段着にも、おしゃれ着にも対応します。
さらに、スマートフォンアプリと連携し、外出先からも洗濯の仕上がり時間の設定や変更が可能な「スマホで洗濯」も便利です。
*すべてのスマートフォンでアプリの動作に保証を与えるものではありません。また、「スマホで洗濯」アプリはタブレット端末には対応していません。通信環境や使用状況によっては、利用できない場合もあります
約40℃毛布コースを新搭載! Panasonic全自動洗濯機 NA-FA120V3
【参考】「Panasonic全自動洗濯機 NA-FA120V3」
温水専用ヒーターで洗剤液を直接温めて、お湯で洗える「温水泡洗浄W」に、使い勝手のいい様々なコースを用意した全自動洗濯機です。
例えば、洗剤中の酵素が活性化する約40度の温水で2回洗浄し、繊維の奥の汚れまでしっかり洗浄する独自の「約40℃においスッキリ」コースは、部屋干しなどで発生しやすい生乾きの嫌なニオイの発生を抑えて、清潔感あふれる仕上がりにしてくれます。
また、洗剤中の酵素が活性化する約40度に温めた高濃度2倍洗剤に衣類を浸して、容量2kgまでの衣類の保温・かくはんしながらつけおき、あきらめていた黄ばみ落とす、「約40℃つけおき」コースもあり、シャツなどの洗濯で助かります。
温水ミストで黄ばみを落とす!? 日立温水洗濯機ビートウォッシュBW-DX110A
【参考】「日立温水洗濯機ビートウォッシュBW-DX110A」
高濃度洗剤液を浸透させた衣類に温水ミストを吹きつけ、衣類を約30~40度に温めて洗剤の酵素パワーを活性化させる、独自機能の「温水ナイアガラ ビート洗浄」を搭載しています。『温水ミスト180分』は皮脂汚れが酸化することで発生する黄ばみを落とし、『温水ミスト90分』なら、皮脂汚れを落とし黄ばみを予防する効果まで期待できます。
80度のお湯で洗えるサンコーの温水洗濯機
最大80度まで温めた熱水で洗浄して臭い菌をやっつける、洗濯・脱水容量2.8kg(温水洗濯モードでは1.5kg)の小型全自動洗濯機です。
洗浄するお湯の温度が40〜60度の場合、洗剤の酵素が活性化しやすく、皮脂汚れが溶け出しやすいといわれています。同機は80度の「熱水洗いモード」、60度の「温水モード」、40度の「ベビー服モード」の3つモードから選んで洗えて、衣服についた皮脂や汚れを浮かしやすく、洗剤も溶けやすく高い洗浄力が期待できます。
また、「おいそぎ」「おしゃれ着洗い」など通常の水洗い洗濯モードを含め、合計10種の洗濯モードで使い分けることができるのも魅力です。
※データは2020年6月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
※洗濯機の画像はイメージです。
文/佐藤深雪