体温計を選ぶ時は、計測部位(脇/口/耳など)や機能など製品ごとのスペックに注目することも大切ですが、メーカーごとの特徴を知っておくと、より選びやすくなります。今回は精度が高いと評判の「テルモ」に焦点を当てて、その特徴やおすすめ製品を紹介します。
※2020年6月現在、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、在庫状況や販売価格が大きく変動する可能性がございます。
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体温計のパイオニア「テルモ」! 製品の特徴とは?
1920年代に赤線検温器株式会社として設立したテルモは、国産体温計のパイオニアとして名高いメーカー。1980年から電子体温計の開発に取り組みはじめ、医療用/一般家庭用ともに精度の高い製品を数多く生み出してきました。
現行品は長年の体温上昇データをもとに開発した独自のアルゴリズムを採用しています。また機種によっては、10分後の平衡温(測定部が体の内部と同程度になった温度)を最短平均約20秒で予測検温します。小型かつ体温に敏感に反応する高感度センサーを採用している機種があることも、テルモの体温計が高い精度を誇る理由の1つといえるでしょう。
そして、使いやすさも魅力です。「C205」はアルコール消毒が可能で、「C231」「P265」は水洗いができます。
【参考】体温計(テルモ)
テルモの一般用体温計体温計は電池交換できる?
テルモの一般用体温計(以下、体温計)の多くは、電池交換が可能。特に「P265」「P330」はコインでカバーを開閉できるので、電池交換が簡単です。
電池交換可能なテルモ体温計はC232/C231/C230/P265/P330
現行品で電池交換が可能な体温計は、「C232」「C231」「C230」「P265」「P330」。なお、対応する電池は各製品の詳細ページに明記されています。
テルモの体温計は店舗・通販サイトで購入可能
テルモの体温計は、ドラッグストアなどの店舗やインターネットショップで購入可能です。在庫状況は都度変動するため、こまめに確認してみましょう。
テルモの体温計のおすすめを紹介!
テルモの体温計は、平衡温(測定部が体の内部と同じぐらいになった温度)を短時間で分析・演算する「予測式」と「実測式」を兼用しています。豊富なラインアップの中から、今回は4製品をピックアップしました。
使いやすさが向上した脇用体温計! テルモ「C232」
「C232」は脇用の体温計。視認性の高いアクアグリーン色のスイッチや、検温終了を告げるブザー音を聞き逃しにくい「くり返しお知らせ」など、従来品以上の使いやすさを誇るモデルです。なお、ブザー音は従来品(C230)の約2倍の音圧で、より聞き取りやすくなっています。
【参考】テルモ公式サイト製品詳細ページ
テルモの脇用体温計「C231」「C232」の違い
「C231」「C232」はいずれも脇用体温計で、平均約20秒で測定が完了します。また、測定を続けると実測式に切り替わる予測検温・実測検温兼用でもあります。
「C231」は本体と収納ケースの水洗いが可能で、バックライトがついています。「C232」は前述したように、従来品C230の約2倍のブザー音圧のため、検温終了音がより聞き取りやすくなっています。
電池交換しやすく、水洗いも可能な体温計! テルモ「P265」
希望小売価格1656円(税込み)とお手頃価格で購入できる脇用体温計。予測検温・実測検温兼用で、約60秒で予測検温が完了します。本体と収納ケースが水洗いできる点や、大型の液晶画面、電池交換しやすいなど、低価格ながら使いやすさに妥協がない一台です。
【参考】テルモ公式サイト製品詳細ページ
グッドデザイン賞を受賞したメロディ音体温計! テルモ「P330」
2013年度にグッドデザイン賞を受賞した「P330」。バックライト付きの液晶画面や、識別性が高く押しやすい大きなボタン、持ちやすい本体形状、そして高齢者にも聞き取りやすい検温終了音など、幅広い年齢の利用者に配慮された機種です。検温終了音は音量が大きいだけでなく、幅広い音域が含まれている「メリーさんのひつじ」を採用しています。電池カバーはコインで開閉でき、電池交換もしやすいです。
【参考】テルモ公式サイト製品詳細ページ
ケースから出すだけですぐに使える体温計! 電源オン/オフの手間が要らないテルモ「C205」
「C205」はケースから出し入れするだけで電源をオン/オフできます。予測検温・実測検温兼用で、予測検温時間は平均約30秒。水洗いやアルコール消毒も可能です。
【参考】テルモ公式サイト製品詳細ページ
テルモ「C205」は長寿命設計! 電池交換できない機種ながらコスパは良い
「C205」は電池交換できませんが、予測測定時で約1万回使える長寿命設計です。また、収納ケースに本体を戻すだけで電源が切れるので、電池の無駄な消費を防ぐことができます。
※データは2020年6月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/bommiy