ナイキ好きマニアのお手入れ術
ナイキ好き過ぎるおじさんこと宅万勇太さんは、ナイキの最近のモデルのコレクターだ。
彼が行っているお手入れ術は? まずはスニーカーを履いた後のケア方法を聞いた。
「履いた後は1日置いて湿気を取ります。その後アッパー専用のブラシで、全体的な埃や、目につまった細かい汚れを落とします」
「次はソール用のブラシでソールの泥などを落とします。ソールのほうが汚れがちなので、アッパー用と別のブラシを使っています」
ソールのほうが汚いのでブラシは分けるのがおすすめ
「汚れている箇所は『マーキープレイヤー』というメーカーが出している靴用イレイザーで、消しゴムみたいにこすって使い、汚れを落とします。ブラシで取れない頑固な汚れが取れます。こすったら、全体的にウェットティッシュで拭きます」
続いては、スニーカーの定期的なスペシャルケア方法を教えてもらった。
「履いた後にいつも必ずお手入れをしているので、あまり定期的に洗うことなどはしていないです。もし雨で大きく汚れてしまったときなどは、『ジェイソンマーク』等のシュークリーナーを使って洗うことがあります。ブラシを水につけ、シュークリーナーをつけて、ブラシを泡立てて、汚れている箇所をこすります」
スニーカーを長持ちさせるために行っていることは?
「同じスニーカーを2日連続で履かないこと、ソールに靴用補修材の『シューグー』を塗ることです」
「スニーカーは爪先とかかとが一番こすれるので、シューグーを塗る際は、そこを保護します。自分は外側がこすれてしまうので、外側にも厚めに塗ります。透明な滑り止めテープも結構良いと聞いているのでおすすめです。スニーカー用の滑り止めテープは一つ2,000~3,000円するので手が出しづらいですが、お風呂の滑り止めテープなどでも代用できるみたいなので、それでも良いかもしれません」
最後に、よくあるNGなスニーカーのお手入れ方法を聞いた。
「強いブラシでナイロンをゴシゴシするのは、スニーカーが傷んでしまうので避けたほうが良いです。丸洗いもスニーカーが痛んでしまうので、自分はあまりしないですね」
スニーカーは、とにかく丸洗いはしない。汚れが気になるところは集中して丁寧に汚れを取るのがポイントであるようだ。
スニーカーコレクター直伝のスニーカーお手入れ方法を紹介してきた。大事なスニーカーを持っている人は、ぜひ真似してみよう。
取材・文/石原亜香利