スマホの画面は、どんなに大きいものでも複数名で眺めるには小さい。そんな時に便利なのがプロジェクターだ。スマホをつなぐだけで、画面をスクリーンに投影できるので、大勢で1つの画面を共有できる。今回は、1台持っていると便利なスマホ対応のプロジェクターを紹介していこう。
まずは用途を考えよう! スマホ対応プロジェクターの選び方
プロジェクターを選ぶ際には、据え置き型として使うか、持ち運ぶことを前提とするかを考えなければならない。後者の場合は、バッテリーを搭載しているかもポイントとなる。また、有線だけでなく無線でも接続できるタイプもあり、接続方法の選択も重要だ。
持ち運びに便利なスマホ対応のプロジェクターのおすすめは?
スマホのプロジェクターとして使うなら、やはり持ち運びが便利なモバイルタイプがおすすめ。外出先で使う想定で、使い勝手のよいプロジェクターを紹介しよう。
便利で安いスマホ対応のプロジェクターが欲しい人に! TOPVISIONの小型 ホームプロジェクター
1万円を切る価格のスマホプロジェクターなら、TOPVISIONの小型 ホームプロジェクターがおすすめ。価格は9000円前後と安価かつコンパクトでありながら、スマホはもちろん、パソコン・Pad・DVDプレーヤー・PS4など幅広い互換性があるのが嬉しい。LEDランプの寿命は60000時間あり、長時間利用も可能だ。100インチのプロジェクタースクリーン付き。
無線接続できるハイスペックなスマホプロジェクターAnker「Nebula Capsule II」
Anker「Nebula Capsule II」は、Wi-FiやBluetoothでスマホと無線接続可能なプロジェクター。バッテリーも内蔵しているので、iPhoneでもAndroidでも、完全ワイヤレスで映像を大きく映し出せる。Bluetoothスピーカーとしても利用可能。また、HDMI接続も可能で、様々な機器の映像出力にも対応している。また、スマホなどの接続機器がなくても、Android OSを搭載しているので映画やゲームも楽しめる。マルチに活躍するプロジェクターだ。
150インチの大画面に映像を映し出すAnkerのAndroid 9.0搭載スマートプロジェクター「Nebula Cosmos Max」
HDMI接続の超コンパクトなスマホプロジェクター! サンワダイレクト「400-PRJ023」
13.5mmの薄さで手のひらサイズのスマホプロジェクターが、サンワダイレクト「400-PRJ023」だ。128gの軽量設計なので、スマホと一緒に持ち歩ける。出張先での急な商談でもサッと取り出してHDMI変換ケーブルで接続すれば、手軽にプレゼンが可能だ。バッテリーを内蔵していて、使う場所を選ばないのも嬉しい。
【参考】サンワダイレクト製品詳細ページ
アプリは不要! 据え置き型のプロジェクターにスマホを接続する方法
職場の会議室などに備え付けのプロジェクターでも、スマホを接続できる。スマホ接続専用のUSB端子が用意されているプロジェクターもあるが、HDMI端子があればケーブルを繋ぐだけで画面ミラーリングが可能だ。
iPhoneをスマホプロジェクターに接続する方法
iPhoneをプロジェクターのHDMI端子に接続するには、Apple製の「Lightning – Digital AVアダプタ」が使いやすい。サードパーティ製のアダプターもあるが、できるだけ純正を利用するのがいいだろう。
Androidスマホをプロジェクターに接続する方法
最近のAndroidスマホはMHLに対応するモデルが多く、MHLケーブルで繋ぐだけでOKだ。プロジェクター側がMHLに対応していない場合は、MHLアダプターを利用し、アダプターに電源を供給する必要がある。
Xperiaなど機種によってスマホプロジェクターに接続する方法は異なる?
Androidスマホであれば、基本的な接続方法は同じ。Xperiaの場合も例外ではない。MHLケーブルやMHLアダプターを利用して接続しよう。
スマホプロジェクターはダンボールで自作もできる
ダンボール箱と虫眼鏡を組み合わせれば、スマホプロジェクターの自作もできる。ディスプレイの明るさを最大にしたスマホを、ピントをうまく合わせてダンボール箱の中にセットし、虫眼鏡で拡大した光をスクリーンに投影する仕組みだ。
自作のスマホプロジェクターは鏡を入れれば反転が直せる
この原理だと、スクリーンに投影された映像が上下反転してしまう。ディスプレイ表示を反転させるアプリもあるが、鏡を利用すれば正しい映像が表示される。より高度なDIYで、自作の醍醐味を味わってみるのもいいだろう。
スマホプロジェクターがあれば、壁や大きな布をスクリーンにして、簡単に大画面を楽しめる。ビジネス目的だけでなく、パーティやキャンプなど、みんなが集まる場所でスマホプロジェクターを利用してみてはいかがだろうか。
※データは2020年6月上旬時点での編集部調べ。
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※Bluetoothは米国Bluetooth SIG, Inc.の登録商標です。
文/ねこリセット