職場恋愛を避ける男女はどこに出会いを求めている?
かつては「寿退社」に憧れ、女性は結婚後に会社の退職を選ぶ場合が多く、職場で結婚相手を探すことはまさに「王道の出会い」と言えただろう。
しかし、現在は時代の流れもあり「経済的な自立」は重要であると考える男女が増え、結婚後も、互いに仕事に励むというライフスタイルが選ばれてきている。
Parasolが435人の未婚男女を対象に、「社内・職場恋愛をしたいか」を調査したところ、「37.3%」の男女が「職場恋愛を絶対にしたくない」「職場恋愛を避けたい」と回答した。その理由としては、「仕事とプライベートは完全に分けたいから」「職場の人間関係が不安定になるから」「関係性が悪化すると、仕事に支障をきたす可能性があるから」などが挙がっている。
やはり男女で結果にほぼ差がみられなかったことから、一時期は、女性の憧れとされていた「社内恋愛をしたあと、寿退社をして専業主婦」という風潮が薄れてきているようだ。
男性も女性も性別は関係なく、「自立して生いきていきたい」と思う社会人が増えており、そのためには、自身が仕事をして稼ぐ必要がある。
職場は「オンオフ関係なく充実させる場所」ではなく、「プライベートとは分けられた空間」という意識に変わってきているようだ。
また、「恋人や将来のパートナー探しを目的に、新しい出会いを求める時、どのような手段やきっかけで探したいか」を調査したところ、「29.7%」の男女が「婚活サービス(マッチングアプリ、結婚相談所、婚活パーティーを含む)を利用して」と回答し、「サークルや趣味、習い事の活動を通じて」の次に多い回答になった。
若い頃は合コンや知人からの紹介などで異性と出会える機会が多かった人も、年齢が上がるにつれて、合コンをする機会が減り、学生時代の友人とは疎遠になって、異性を紹介してもらえる回数が減少しているという現状がある。
1位となった「サークルや趣味・習い事の活動を通じて」が示すように、恋人やパートナーは共通の趣味を持っている人が良い、と感じている未婚男女が多いようだ。
これらのことから、オンライン上で事前に相手の趣味や価値観を知った上で、気軽に異性と出会える婚活サービスは、非常に合理的で、今後さらにニーズが高まっていくものと考えられる。
構成/ino.