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意外と盛り上がる!子どもの運動会で行なわれる保護者競技の定番種目と変わり種種目

2020.09.15

運動会の保護者競技は、大人も子どもも盛り上がるイベントです。学校によっては、競技のアイデアを保護者から募るケースもあり、悩んでいる人もいるのではないでしょうか?定番から変わり種競技まで、誰でも楽しめる保護者競技を紹介します。

運動会は保護者競技も楽しみの一つ

運動会の主役は子どもたちですが、保護者が参加する保護者競技が楽しみの一つという人も少なくありません。保護者競技には、どのような魅力があるのでしょうか?

保護者が競技に参加する魅力

運動会では、競技に勝ってうれしい、負けて悔しいという気持ちを経験することも大切ですが、他にも学びがたくさんあります。

自分が一生懸命頑張る姿を家族や他の保護者など大勢の人が応援してくれている、声援を送ってくれていると実感することもその一つでしょう。その気持ちが、やる気や自信のもとになり、今後の人生に影響を与えることがあるためです。

同様に子どもが保護者を応援することも、自信といった自己肯定感につながります。人を心から応援できるのは、思いやりや愛情がなければ難しいことです。人を思いやれる、愛せるということは大きな自信となり、自己肯定感の高い子どもへと成長をサポートすると考えられています。

子どもと一緒に出場する場合も

保護者競技の中には、子どもと一緒に出場する場合もあります。子どもと一緒に出場する保護者競技は、障害物競争・借り物競争・玉入れ・対抗リレー・おんぶ騎馬戦などが定番です。

子どもだけ、もしくは保護者だけでできる競技でも、一緒に楽しむことで絆が深まることもあるでしょう。中には「面倒くさい」「転んだら恥ずかしい」と出場をためらう人もいるかもしれません。しかし、特に共働きで忙しい家庭などは、家族のよい思い出になるのではないでしょうか?

運動会の定番保護者競技

運動会の定番保護者競技は、自分が子どもの頃に体験したことがある競技が多いでしょう。なじみが深く、誰でも参加しやすいのがメリットです。具体的にどのような競技があるのか紹介します。

徒競走やリレーなど走る競技

『徒競走』や『リレー』など走る競技は、運動会の定番中の定番です。足の速さを競う種目ですが、クラス対抗・地区対抗・子どもと混合など、いろいろなパターンがあります。

また、単に足の速さを競うだけでなく、アレンジした競技も人気です。よく知られた競技では、『障害物競走』や『ムカデ競争』などがあります。

その他にも、サッカーやバスケットボールなどのドリブルを取り入れたリレーなども盛り上がるでしょう。保護者競技の場合は、単に足の速さを競うよりも、少しアレンジした競技の方が盛り上がる傾向にあるようです。

綱引きや玉入れなど団体競技

団体競技の定番である『綱引き』や『玉入れ』は、「あまり目立ちたくない」という保護者も楽しめる競技です。リレーや徒競走同様に、アレンジを加えるとより盛り上がります。

例えば、綱と平行に横一列に並び綱を引き合う『陣取り綱引き』は、敵と向かい合わせになるため、より白熱します。一定の距離を走った後に綱引きに加われる『お助け綱引き』も、多くの学校で取り入れられている競技です。

また、玉入れもアレンジして少し難易度を高くすると盛り上がります。例えば、玉を後ろ向きで投げる、数m離れた場所から投げるといった具合です。

子どもとペアでできる二人三脚

大人同士や子ども同士の二人三脚よりも盛り上がるのが、保護者と子どもがペアになった二人三脚です。大人と子どもでは歩幅が大きく違うため、なかなか思うように進まなかったり、チームワークが試されたりする点が面白みを増加させます。

夫婦の二人三脚や子どもを含めた三人四脚もおすすめです。思うように進まない姿や家族間のやり取りがほほ笑ましく、出場者だけでなく観戦している人も笑顔になれる競技といえるでしょう。

盛り上がること請け合い、変わり種競技

定番競技を進化させた変わり種競技もあります。保護者だけでなく、子どもと一緒に楽しめるのも魅力でしょう。具体的にどのような変わり種競技があるのか紹介します。

チームワークが重要「成長ムカデ競争」

成長ムカデ競争は、運動会の定番競技であるムカデ競争の進化系です。ムカデ競争は、前後の人の足首をひもなどで縛って進む競技ですが、成長ムカデ競争はトラックを半周、もしくは1周するごとに1人ずつ人数が増えていきます。

1人増えるごとに足並みがそろいづらくなり難易度が増していくのが、この競技の面白さです。先頭の人のリーダーシップやテンポよく進むためのチームワークが勝利につながるため、参加者全員が一体となって楽しめる競技といえるでしょう。

定番競技の進化系「移動式玉入れ」

通常の玉入れは、固定されたカゴに玉を入れますが、移動式玉入れは、移動するカゴに玉を入れる競技です。通常、対抗チームの1人が背負ったカゴに玉を入れます。カゴを背負った人は、なるべく玉を入れられないように移動するため、難易度が増します。

移動式玉入れは、保護者だけでなく子どもと混合で行われることも多い競技の一つです。ただし、大人がカゴを背負う場合は、子どもがなかなか追い付けないこともあるため配慮が必要です。例えば、大人は早歩きのみといったルールを設定すると、大人も子どももより楽しめるでしょう。

子どもとも競える「三輪車競争」

三輪車競争は、子ども用の三輪車に乗って競争するもので、保護者と子どもの対抗競技にすると盛り上がります。三輪車を使うため、体の大きな大人は乗りこなすのが難しく、そこが笑いを誘い盛り上がるポイントです。

徒競走形式にしてもよいですが、リレー形式にするとより盛り上がるでしょう。ただし、大人は小さな三輪車で長距離を移動するのが厳しいため、30~50m程度の短い距離にするのがおすすめです。

保護者競技に出る際はけがに注意

「子どもと一緒に楽しみたい」「他の保護者と親交を深めたい」という思いから、保護者競技に積極的に参加する人も多いでしょう。子どもも喜びますし、運動会自体を盛り上げることにもつながりますが、注意したいのが『けが』です。保護者がけがをしやすい理由や対策などを紹介します。

運動会でけがをする保護者は少なくない

運動会で保護者競技に出場し、けがをしてしまう人は珍しくありません。保護者がけがをしやすい主な理由は、『思うように体が動かない』ことです。

普段から運動をしている人は、若い頃とは違う現在の自分の運動能力を把握している場合が多いです。しかし、普段全く運動をしていない人は、若い頃と現在のギャップに気付いていないことが多い傾向にあります。

そのため、頭でイメージしているように体が動かず、足がもつれて転んでけがをする人が少なくないのです。

肉離れなど大けがにつながることも

擦り傷や打撲程度で済めばよいですが、肉離れなど生活に支障が出る大けがにつながるリスクもあります。肉離れは、筋肉に急激な負担がかかることで、筋肉の一部が断裂してしまう状態です。普段運動していない人が急に走ったり、ジャンプしたりすることで起こりやすくなります。

肉離れ以外にも、捻挫や骨折、アキレス腱断裂などの大けがには要注意です。いずれの場合も歩行が困難になり、場合によっては仕事を休む必要も生じることがあるでしょう。

けがを防ぐ心がけ

保護者競技で思わぬけがを防ぐためには、まず自分の運動能力を把握することが肝心です。イメージしている自分の運動能力と実際の運動能力のギャップを知ることで、けがをするリスクを減らせます。

運動会の少し前から軽いウォーキングやストレッチをして、徐々に体を慣らしていくことも重要です。特に徒競走やリレーなど走る競技に出場する人は、急激に筋肉に負担がかからないように心がけましょう。

十分な睡眠を心がけることやエネルギー源となるご飯やパンが多めの朝食を取る、こまめに水分補給をするなど、当日の体調管理に配慮することも大切です。

構成/編集部

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