新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言は解除され、学校は平常時の登校に戻りつつある。しかし自宅学習の機会も多く、その際に子供たちのやる気を維持することが課題となっている。
そこで、Google Earthやストリートビューを使いながら、バーチャルな方法で世界を探索してみてはいかがだろうか。大人にとっても、海外旅行はしばらくお預けになりそうなことからも、自宅にいながら海外に行った気分を味わえることは楽しいだろう。
Google Inc.がおすすめする、親子で楽しめるコンテンツをご紹介したい。
Google Earth Voyagerのゲームや画像を楽しもう!
Google Earthは、様々なプロバイダーから提供される9300万平方キロを超える高解像度の衛星画像を閲覧できるプラットフォームだ。中でもGoogle Earth Voyagerは、パートナーによって提供される旅行、文化、自然、歴史などのトピックに関するガイド付きストーリーまたはツアー。これを使って、ゲームや画像を楽しんでみよう。
動物の鳴き声
何問正解できるかチャレンジしてみよう!
ユネスコの世界遺産
ユネスコの世界遺産30箇所をストリートビューで訪れることができる。どんな世界遺産があるのか詳しく調べてみよう。
世界各地の美術館
ストリートビューで、自宅にいながら世界中の美術に触れよう。各美術館がどんな作品を収蔵しているのかも知ることができる。
その他Google Earthの楽しみ方
「I’m Feeling Lucky」ボタンで世界を回る
Google Earthの「I’m Feeling Lucky」機能(サイコロボタン)をクリックすると、地球が回転して思いもよらない場所に連れて行ってくれる。目的地がランダムに選ばれるため、「次はどこへ連れて行ってくれるのだろう?」と、ワクワクしながら世界について学べる機能だ。
世界を測定する
自宅からマチュピチュまでの距離を知りたいと思ったら、Google Earthの測定ツール(「距離と面積を測定」のボタン)を使って、距離や面積を簡単に測ることができる。行きたい国や場所まで何キロ離れているのか調べてみよう。
Google Earth Educationのウェブサイトで学ぶ
Google Earth Educationのウェブサイトでは、さらに多くのGoogle Earthリソースと学習コンテンツを見つけることができる。
https://www.google.com/intl/ja_ALL/earth/education/resources/
Googleストリートビューで世界旅行へ!
ストリートビューは、私たちを取り巻く世界をGoogleマップ上で仮想的に表したもので、数百万ものパノラマ画像から構成されている。ストリートビューの写真には、Googleが撮影したものと、Google以外の投稿者が提供したものがあるが、Googleはこれまで220を超える国や地域で、1600万キロを超えるストリートビュー画像を撮影した。
その中でもGoogleがおすすめする、とっておきの場所を最後にご紹介する。
プロのクライマーとヨセミテ国立公園の垂直の崖にチャレンジ
3000フィート(約914メートル)の垂直の壁「エルキャピタン」を登ることなく、ヨセミテ国立公園でのクライミングを楽しめる。この画像を撮影したのは、全員プロのクライマーだ。
アルプスのモンブランに登る
雪に覆われた山頂の幻想的な景色を眺めたければ、海抜4800メートルあまりのモンブランへ向かおう。世界的に有名な高山写真家、スキーヤー、登山家、クライマー、ランナーたちと協力し、西ヨーロッパ最高峰のストリートビュー画像を撮影した。
(動画でモンブランを探索する)
https://www.google.com/maps/about/behind-the-scenes/streetview/treks/mont-blanc/
人混みに揉まれることなく、サグラダ・ファミリアの照明を楽しむ
サグラダ・ファミリアの大聖堂は素晴らしい空間だ。ストリートビューは、見学者の人混みに加わることなく、有名な樹木のような柱、きらめく光を堪能できる唯一のチャンスかもしれない。
オーロラを見上げる
ストリートビューがあれば、自然現象であるオーロラを見るために、世界の最北端へと旅する必要はない。撮影チームは、フィンランドの凍てついたピトゥカヤルビ湖で、オーロラの画像を撮影するまでに、雪の中で6晩を過ごしたそうだ。
マチュピチュを巡る
世界の不思議のひとつであるマチュピチュを撮影する許可がでるまでには、何年もの年月がかかったそうだ。圧巻の景色を楽しもう。
(C)Googleストリートビュー
※本記事は2020年6月に取材時のものです。
※掲載情報は、記事公開時のものとなります。
【取材協力】
Google Inc.
取材・文/Mami