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ねっとり感、噛み応え、甘み、全然違う!安納芋、いずみ、紅はるか、国産の干し芋を食べ比べてみた

2020.07.05

健康志向の人やダイエット中の人に人気のおやつといえば、干し芋。

サツマイモを干して製造する干し芋は、砂糖・防腐剤不使用で、さらに食物繊維・ミネラル・ビタミンなどの栄養が豊富。健康に嬉しいメリットがたくさんあるのだ。

実は、干し芋にも様々な種類があることをご存知だろうか。

今回は、玉豊、いずみ、紅キセキ、紅はるか、安納芋の国産干し芋を順に紹介する。

茨城県産干し芋は蒸してから、鹿児島県産は焼いてから天日干している

国産干し芋は、茨城県産が主流。茨城県は、干し芋生産量日本一を誇る。

産地によって製法も異なり、茨城県産は蒸してから、鹿児島県産は焼いてから芋を天日干ししているのが特徴。

天日干しの期間は、約1週間~1ヶ月(芋の切り方により異なる)。製造にかなりの労力と時間を要する、高級スイーツなのだ。

干し芋の定番『玉豊(たまゆたか)』

まずは“干し芋界の定番”、茨城県産の玉豊から紹介する。

昭和35年に品種登録された玉豊は、全国に流通している干し芋の約8割を占めると言われている。

一般に認識されている干し芋は、玉豊だと言っても過言ではないだろう。

今回は、株式会社タツマの『伝統の味 茨城県産干いも』を食べてみた。

定番の玉豊は、噛み応えしっかり。噛めば噛むほど、サツマイモの素朴な風味と優しい甘みが口の中にじわじわ広がっていく。

腹持ちもよく、外出先での間食としてオススメだ。

希少種『いずみ』

次は希少種のいずみ。

玉豊よりも古くから作られている品種だが、収穫量が少なく、干し芋加工が難しいそう。

今回試したのは、株式会社タツマ『天日干し 茨城産ほし芋 いずみ』。

玉豊よりも手触りはややしっとりだが、食べるとホクホクした食感。

説明書きには「やわらかくて蜜が多いタイプ」「ねっとり濃厚」などと書かれているが、この記事で紹介している他の干し芋と比べてそこまでねっとり感は強くない、というのが正直な感想。

やや硬めで、噛み応えがある。玉豊とは異なる、独特の風味がある。しかし優しくスッキリとした甘さで、とても食べやすい。玉豊よりは、やや甘め。

甘~い!なのにクセがない『紅キセキ』

静岡県の株式会社おいもや『おいもやのお試し二代目干し芋』は、紅キセキを使用した干し芋。

砂糖をまぶしているように見える表面の白い粉は、干し芋のデンプンが糖化したもの。

非常に糖度が高い(40~50度)品種である紅キセキならではの特徴だ。

ちなみに白い粉つきのものは、干し芋愛好家の間で強い人気があるそう。

紅キセキの干し芋は、玉豊やいずみに比べると、やわらかい食感。力を入れなくても、簡単に噛みちぎることができる。

玉豊・いずみよりも甘みが強いが、クセがなく食べやすい。

説明書きには「安納芋より甘い」と書かれていたが、食感や風味の影響もあってか、紅キセキの方が万人受けするあっさりとした味だと感じた。小さな子どもにも好まれそうだ。

べとつきがなくスティック状なので、持ち歩きに良さそう。

香ばしくて濃厚『紅はるか』

鹿児島県産紅はるかを使用している株式会社おいもハウス『紅はるかの焼き干し芋』も、食べてみた。

紅はるかは、2010年に登録された比較的新しい品種。紅はるかも、糖度が高いのが特徴だ。

冒頭で説明した通り、鹿児島県産の干し芋は焼いてから干しているため、香ばしく濃厚な味に仕上がっている。

焼くことで余分な水分が抜けて味が濃縮され、さらに糖度も高くなるのだそう。

蜜が染み出している紅はるかの干し芋は、手触りがかなりしっとり&ねっとり。袋から取り出す際に、手こずるほど。

味も食感も、干し芋というより“芋ようかん”のよう。一切れでも満足感があるので、お茶うけに良さそう。

手掴みで食べると蜜でベタベタになるので、持ち歩きにはあまり向かないと思う。

熟成して焼いて干して……甘さ最強『安納芋』

数年前に大ブームを巻き起こした、安納芋。ねっとり系サツマイモの代表格とも言える。

鹿児島県種子島産安納芋の干し芋も、前述の『紅はるか』と同様に焼いてから干して製造。

株式会社おいもハウス『安納芋の焼き干し芋』は、収穫したサツマイモをまず1ヶ月熟成させて、糖度を高めてから加工しているそう。

食べてみた感想は、5つの中でダントツ甘くて濃厚!芋の風味も強く感じた。

『紅はるか』と同じく、べたつきがあるので持ち歩きにはあまり適していない。濃いめに淹れた緑茶やコーヒーと一緒に、一切れだけじっくりと味わうのがオススメだ。

干し芋はそのまま食べても美味しいが、アイスクリームやプレーンヨーグルトの上にのせたり、チーズとセットにしておつまみにアレンジしたりするのもオススメだ。

ぜひお気に入りの干し芋を見つけてほしい。

紅キセキ
https://item.rakuten.co.jp/oimoya/20001_3/
玉豊、いずみ
https://item.rakuten.co.jp/minorinosato/izumi2/
安納芋
https://item.rakuten.co.jp/minorinosato/annouimo_hoshiimo/
紅はるか
https://item.rakuten.co.jp/minorinosato/yakihoshiimo-beniharuka/

取材・文/吉野潤子

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