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「フリマの代行サービス」の副業があるって知ってた?フリマ出品代行サービス「マカセル」の代行人マカセラーのユニークな仕事内容

2020.07.01

最近では、メルカリなどのフリマアプリを利用して月10万稼いで副業とする人もおり、副業の新しい定番ともいわれている。

そんな中、フリマを活用した新しい副業の形が生まれた。それはフリマ出品作業を代行する「マカセル」だ。フリマに出品したいモノはあるけれど、出品する時間や手間がない、面倒という人が出品を任せられるサービスである。任せられた「マカセラー」は、依頼者から送られてきたフリマの品を出品し、その売上の一部を得ることができる。

ウィズコロナの在宅でできる新しい副業という視点で「マカセル」を探ってみよう。

コロナ禍でますます注目!「マカセル」とは?

「マカセル」は、“面倒な出品作業を丸投げしたい人”と“出品スキルを活かした仕事をしたい人”をつなぐ日本初の出品代行マッチングプラットフォームだ。

提供元の株式会社MONO Technologiesは、もともと出品代行サービス「ハコクル」を提供していたが、コロナ禍で社員が出勤できなくなり、倉庫にモノがたまってきてしまった。

そこで社員やアルバイトが、在宅で出品代行の作業を行っていたが、出勤して行うのと、在宅で行うのとでは大差ないということが分かり、出品代行を行うユーザーと依頼者を結ぶ「マカセル」を立ち上げ、新たに2020年6月2日よりスタートさせた。

利用者にとっては、面倒な出品作業を任せられるほか、個人に依頼する形なので、業者に依頼するより店舗や倉庫などのコストが削減され、リターンが大きいメリットがある。

もともとフリマ出品代行ニーズは高かったが、コロナによる巣ごもり生活で家の掃除や整理をし、不要なモノが出てくる人も増えたとみられ、ますますニーズが高まっているという。

出品代行を行う「マカセラー」の仕事内容

マカセルでは、「マカセラー」というフリマのプロに出品代行の依頼ができる。

マカセラーには、個人情報などを入力申請し、承認が下りれば登録できる。プロフィールページを作って公開し、依頼が来るのを待つ。依頼が来て出品代行を受けられそうであれば、依頼を受け、商品を依頼者から発送してもらって受け取り、メルカリやラクマ、ヤフーオークションなどふさわしい出品先に、自分の個人アカウントを用いて出品して売る。その売れた額のうち、規定の割合を手数料として受け取ることができる。

現状、マカセラーとして会員登録しているのは314人で、うち、プロフィールページを公開しているのは170人ほど、依頼を受け付けているのは100人ほどだ。

現在のところ、出品経験があれば特にマカセラーの登録条件は設けていないという。

月に平均いくら稼げる?

月にどのくらいの額が報酬となるのか。6月まではマカセル側がマカセラー手数料の割合を取り決めていたが、7月1日以降は、マカセラー自身が10%~50%の範囲で指定できるようになる。マカセラーは他に、依頼者からの商品発送費用を負担する。フリマ出品して売れた際の手数料や商品発送費用はマカセルの依頼者負担だ。

MONO Technologiesの代表取締役CEO、大迫泰成さんに、マカセルでマカセラーとなった場合、月にどのくらい稼げるのかを聞いた。

「だいたい依頼1件につき、30商品ほどが多いですが、1件の依頼につき手数料は4,000~5,000円ほどが平均です。すると月3~4件の依頼を受けた場合に、1~2万円ほどになり、これが現状の月額の平均となります。ただ、依頼者からの商品発送代がかかりますので、それを差し引いていただければと思います」

例えば、1件依頼を受け、フリマで25商品を総額2万円で売ったとする。手数料の割合が30%だった場合、6,000円となる。依頼者からの商品発送費用が1,500円だったとすれば、6,000円-1,500円=4,500円となり、実質4,500円が報酬ということになる。

もちろん売却率も関係してくる。例えば30商品依頼されたときに、30商品すべてを売り切ることができるかどうかはわからない。売却率は現状、7~8割だそうだ。サービス開始から約1か月が経った今、依頼された商品の100%を売ったのは3件あったという。

フリマで売るためのプロの技とは?

マカセラーとして活躍するには、プロの技が必要になりそうだ。フリマでより売れるようにするにはどのようなコツがあるのか。実際、6月に依頼された商品を100%売ったマカセラーは、どのようなワザを使ったのだろうか? 大迫さんにそのマカセラーが実施していたワザを聞いてみた。

「まず出品額は、一般的な相場から離れすぎず、かつ安すぎずというベストなところを選んでいます。また、フリマサイトなどで検索される際には、まず写真を見られるので、写真の見栄えをよくすることに力を注いでいます。出品したての頃のほうが、上位に表示されやすいので、ファーストインパクトでいかに閲覧数を伸ばせるかというところを重視しています。もし時間が経って上位に表示されなくなってきたら、再出品することもあります。

またフリマサイトで『いいね』を押してくれるユーザーは、『商品はいいけど、ちょっと値段が高いから、値下げしてもらえるまで待つ』という意図が多いので、うまく値下げしながら行うことで、購買につなげています」

マカセラーは、メルカリやヤフオク、ラクマなど、商品特性に応じて出品先を選べる。依頼者が出品先を指定することもでき、マカセラーと依頼者はマカセル上のチャットでコミュニケーションをとりながら進められる。

ちなみに出品希望のモノは、約6割が衣類で最も多く、他は携帯電話やパソコンをはじめとした電子機器や本などがそれぞれ1割ほどになるそうだ。

新しい副業としてのメリット

コロナで外出自粛、テレワークが進み、在宅でできる副業の需要も高まってきている。そのような中、マカセラーを副業として行う場合、他の在宅でできる副業と比べてどのようなメリットがあるだろうか。

「在宅でできる副業といえば、記事作成やデザイン、HP作成などが多いですが、マカセルの出品代行は比較的、難易度が低いところがあると思います。稼働時間も期日もノルマも決められていないので、例えばお子さんがいたりして日中は手が空かなくても、ちょっとした空き時間にできるので、融通が利きやすいところもメリットかと思います」

マカセルはまだスタートしたばかりゆえに、初期のうちに登録して実績を積み上げ、依頼者から良き評価を蓄積しておくことで、マカセラーとして活躍できるチャンスも高まると大迫さんは話す。

コロナでますます需要が高まっている、出品代行ニーズ。その分野で副業として取り組んでみるのもいいかもしれない。

マカセル
https://makasell.com/

取材・文/石原亜香利

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