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名物コレクターが解説!知っていると役立つ中古スニーカーを上手に売買するコツ

2020.07.03

中古スニーカーを売ったり、買ったりするやりとりは、最近、ネットを通じて遠方の見知らぬユーザーとも可能になっている。そんな中、家で眠っているスニーカーを売るコツや、お気に入りのスニーカーを買うコツやなどを知っておくと役立つはずだ。今回は、スニーカーコレクターや取引サービスに、スニーカー売買のちょっとしたTIPSを聞いた。

スニーカーを売るときの注意点とコツ

まずは、自分の手持ちのスニーカーを売りたいときの注意点とコツを見ていこう。

家に眠っているスニーカーを売ることができればありがたいものの、売れるかどうかわからないということもあるだろう。スニーカーマニアのdike_snkrsさんに、見極め方を聞いた。

【取材協力】
dike_snkrs
高校卒業してからスニーカーにハマり出して、今では趣味を通り越して、「スニばか日誌」というスニーカー・ストリートファッションに特化した本の自主出版もしております。同じ趣味を持つ、スニーカー好きの方と繋がり、より楽しいスニーカーライフを過ごせればと思っています。
https://www.instagram.com/dike_snkrs/

「まずそのスニーカーのバックボーンを知っていることは、大きなアドバンテージになります。持っているモデルがそもそも人気があるのか、希少価値が高いのか、コラボモデルなのか、など値段が上がる指標に当てはまるものであるかどうか、という前提があります。例えば『Air Jordan 1 High』などは今も昔もスニーカー好きから愛されているモデルで、スニーカー好きなら誰もが知っています。スニーカーが好きでスニーカーが日常の一部になっている人は、各モデルのバックボーンはある程度知っていると思うので、まずはそこの判断からできます。昔スニーカーにハマっていて今は疎遠という方は『そういえば当時はAir Max人気だったな。まだ押し入れにあった気がする』などが直感的なサインになると思います」

「Air Jordan 1 High」

「また、売りたいスニーカーがある場合、相場価格を調べると思います。その際、国内の相場だけでなく、海外の相場を調べるのをおすすめします。私はスニーカーの本場であるアメリカの相場を参考にすることが多いです。意外なスニーカーが意外な金額になっていることも珍しくないので、まずは調べてみると良いと思います」

●売れやすい中古スニーカー

売れやすい中古スニーカーにはどんなものなのか。dike_snkrsさんは次のように話す。

「スニーカーリセールで言うと、やはりナイキが多いと思います。その中のでも、総合的に見ると『Air Jordan 1 high』が一番売れると思います。1985年に発売されてから2020年の今でも人気で、当時のオリジナルカラーの復刻は特にプレ値がつきますが、このモデルは発売されるとほぼ即完売し、すぐにリセール市場に流通します。

『Air Jordan 1』には、High Mid Lowとありますが、Highが圧倒的に人気で、売るとなると『Air Jordan 1 High』が間違いないと思います。あとは、有名ブランドや有名人とのコラボモデルも高くなります。今ではOff-WhiteやラッパーのTravis Scottとのコラボは定価の何倍もの値段がつきます。ナイキだけでなく、さまざまなブランド、人物に詳しくなると売れる売れないなども見えてくるかと思います」

スニーカーを買うときの注意点とコツ

近年、こんなサービスも登場している。スニーカーの売買をする際に、売値を見た購入者が、値段交渉できるシステムを持つ、スニーカー取引サービス「KCKC(キクシー)」だ。

【取材協力】
鑑定保証付きスニーカー売買サービス KCKC(キクシー)
大好きなスニーカーを皆さんが安心して楽しめるように、熟練の鑑定士がスニーカーを1点1点鑑定、1%でも怪しいスニーカーは通しません。更にブロックチェーンを活用した保証タグがつくため、どこよりも安心して売買できます。
https://kckc.jp/

ユーザー間の売買が成立した後、正規品であることを証明する鑑定の証をRFIDタグに書き込んで商品に付けて配送される。

一般的に、スニーカーを「人」から購入する場合、店頭で買うのと比べてどんなリスクがあるだろうか。KCKCの担当者は次のように話す。

「人から買う場合、返品できないのは難点ですね。直営店や店舗などからの購入の場合、商品に不備があれば、通常、返品が可能ですが、個人間売買だとほとんどの場合返品ができないです。返品するほどの問題がなくとも、人によって保管方法が違うので、外箱が破けていたり、汚れがあったり、付属品が欠品していたりすると、気になる人は困りますよね。こういった状態では一般的なフリマでも保証はありません。

ネットの場合は試着ができないのも難点です、実際の足のサイズとは合わない可能性があります。同じブランドでもモデルによって、同じ27cmでも少しサイズ幅が違っていますので、そこはリスクになりますね」

個人間売買の場合、返品や試着ができないことを踏まえて、よく確認の上、購入する必要がある。

「KCKCでの購入の場合は、鑑定士が1点1点鑑定して真贋を保証してくれる他、ひどい汚れや付属品の欠品なども確認するため、安心して購入が可能です。

モデルごとのサイズの細かな違いも『スニばか日誌』さんというスニーカーが大好きで詳しい方々が実態調査した、モデル別のサイズ感データを頂いて一部の商品に掲載しているので、参考になると思います」

スニばか日誌調査データ

欲しいスニーカーを見つけたときには、値引き交渉をしたくなる。KCKCの場合、どうすれば値引きが可能になるのか。

「KCKCは『指値売買』という、販売する際も購入する際も自分の決めた金額で売買することができます。販売者が20,000円で出品していれば、18,000円あたりの金額で入札して、妥協してくれるか待ちます。出品者も早く送りたい、もしくは早くお金がほしい場合もあるので、折れてくれるときもあります。ただし待っている間に20,000円で欲しい人がいて取られてしまうこともしばしばあるので、自分の欲しさの度合いによって考えたいですね」

KCKC画面イメージ

●中古スニーカーを買うときの判断基準

また、dike_snkrsさんに、中古スニーカーを買うときの判断基準を聞いた。

「スニーカーを中古で買うときに指標になるのは、『アウトソールの削れと履きジワ』です。スニーカーはもちろん履くものなので、履けば履くほど味が出ることに異論はありませんが、やはり購入するなら綺麗な状態が良いですね。昨今のスニーカーシーンでもアウトソールの削れを防止するアイテム、履きジワを防止するアイテムがいくつもあります。それはスニーカー好きがその点に敏感になっていることが理由かと思います」

スニーカーを売ったり、買ったりする際には、ヒントになるTIPSが紹介された。ぜひ参考にしよう。

取材・文/石原亜香利

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