今年も梅雨の時期に入った。傘を持ち歩くだけでも憂鬱になるこの頃だが、今年は憂鬱さが軽減できるかも。
ムーンバットは、世界初となる「形態安定技術」を使うことで、3秒でたためる折りたたみ傘「urawaza(ウラワザ)」を2020年2月に発売した。その驚きの性能に迫りたい。
「urawaza」のココがすごい!
はじめに、urawazaが誕生したきっかけを担当者に聞いた。
「折りたたみ傘をたたむのは、本当に面倒くさい、綺麗にたためないなど、折りたたみ傘に求めるお客さまの最も多いお声です。ただでさえイライラする雨の日を少しでも快適に過ごしてほしいと思い、傘をたたむ、もたつきやストレスをなくしたいと考えたからです」
面倒くさい、イライラ、憂鬱。これらを吹き飛ばしてくれるurawazaとは、一体どんな折りたたみ傘なのだろうか。
1.世界初の「形状安定技術」
傘の裏側に貼られたPET樹脂素材の特殊シートが、たたむ際のガイドの役割を果たすことで、シワにならずに折りたたみやすくなり、3秒でたためることを可能とする。
「形状安定」とは、「形状記憶」とは異なり、使用するたびに薄れることなく、半永久的に「折り目」が残る。そのため、一瞬で生地を巻くことが可能となり、折りたたみ傘をたたむ煩わしさから解放されるのだ。
2.高撥水・防汚効果を実現
生地には、撥水性に優れたデュポン社製テフロン加工を施しているため、軽く振るだけで水滴を切ることが可能。優れた水はけを体感できる。
3.強度もしっかり安心
軽くて丈夫なグラスファイバー骨を使用することで強度もしっかりしており、安心だ。
4.紫外線対策もバッチリ! UVカット率90%以上を実現
雨の多い梅雨の時期でも、実は紫外線は強い。天候を問わず5~8月にピークを迎える紫外線に対して、UV防止加工もあるのはかなり嬉しいポイント。
(出典:国土交通省気象庁「2019年東京都における日最大UVインデックスの年間水位グラフ」)
たたまれた状態では普通の折りたたみ傘と変わりないが、この便利さの秘密は裏側にあることをストレートに伝えるため、「urawaza」というネーミングにしたそうだ。
このurawazaはSolid(自動開閉タイプ)と、Solidよりもやや小さくて軽いセミオートマチックの手開きタイプを展開する。その性能を確かめるべく、雨の日に使ってみた。
Solidはボタン一つで自動開閉! 一連の動作がストレスフリーに!
一般的に生地を折りたたむのにかかる時間は平均30~60秒だという。手を濡らしながら生地を整えるのは苦労する。しかしurawazaはたった3秒で折りたたむことができる。
1. ハンドルのボタンを押すと傘が閉じる
2. シャフトを押し込む
3. 折り目に沿ってくるっと巻くだけ。ここまででたったの3秒だ。
筆者はよくバスを使うが、バスの乗り降りではとても使いやすかった。ボタン一つでバシっと傘が開くのも快感である。
閉じた際は軽く傘を振れば、水がしっかりと切れることにも感動。閉じた段階で既に折り目がついているため、もたつくことなく簡単に巻くことができた。
シャフトを押し込む際にはやや力が必要だ。成人男性は問題ないと思うが、女性は少し力がいるだろう。しかし、ボタン一つで開閉でき、簡単に折りたためるのでかなりストレスを減らすことができる。