ヒヤリ!ドライバー1000人に聞いた「運転中に感じた危険」
「危ない!」運転中、危うく事故になりそうな「ヒヤリ体験」を経験したことはないだろうか。 ホンダアクセスが20歳~69歳のドライバー1,000人に運転していてヒヤリと感じたことを聞いたところ、「人や自転車が飛び出してきた」(46.5%)が最も高く、次いで、「走行中に前のクルマに追突しそうになった」(31.6%)、「クルマがスリップしそうになった」(19.7%)、「車線変更時に他のクルマと接触しそうになった」(16.2%)、「交差点で出会い頭にぶつかりそうになった」(15.4%)となっている。
居住地域別にみると、「クルマがスリップしそうになった」は北海道・東北(46.1%)と北陸・甲信越(34.7%)が他の地域と比べて高くなった。冬の間、雪が積もったり路面が凍ったりすることが多い地域のためか、スリップ寸前だったという状況にヒヤッとした経験のある人は多いようだ。
また、運転をしていて、他のクルマのどのような運転に危険を感じたことがあるか聞いたところ、「ノーウインカーで右左折する運転」(55.3%)が最も高く、次いで、「強引な割り込みをする運転」(51.6%)、「クルマの流れを無視したノロノロ運転」(44.6%)となった。ルールやマナーに反した運転がTOP3を占めた。そのほか、「あおり運転」(43.0%)や「スマホいじり運転」(38.4%)といった運転が上位に挙がった。
「スマホいじり運転」など“ながら運転”による事故の多発を受け、昨年12月に厳罰化され違反点数や反則金が引き上げられた。このことについてはどのくらいの人が知っているのか。
全回答者(1,000名)に、運転中のスマホ使用やカーナビ注視などの“ながら運転”が厳罰化されたことを知っていたか聞いたところ、「知っていた」は85.3%、「知らなかった」は14.7%と、大多数の人が厳罰化の事実を知っていた。
年代別にみると、厳罰化されたことを知っていた人の割合は、年代が上がるにつれ高い傾向がみられ、60代(93.0%)が最も高くなった。
クルマに安全装備を搭載するために、かけてもいいと思う金額はいくらくらいまでか、上限額を聞いたところ、「5万円未満」(27.5%)や「10万円~20万円未満」(27.0%)などに回答が集まり、平均は11.4万円。
安全装備の購入に際して補助を受けられる制度の一つに、“サポカー補助金”という制度がある。 65歳以上のドライバーが対象で、安全運転サポート車を購入する際などに一定額の補助を受けることができる。全回答者(1,000名)に、サポカー補助金という制度が開始されたことを知っていたか聞いたところ、「知っていた」は43.4%、「知らなかった」は56.6%となった。
年代別にみると、「知っていた」と回答した人の割合は、60代(51.5%)が最も高く、半数を超えた。
調査概要
ホンダアクセスは、2020年2月5日~2月6日の2日間、自家用車を持っている20歳~69歳のドライバー1,000人に対し「春レジャーと安全運転に関する調査2020」をインターネットリサーチで実施し、有効サンプルを集計した。(調査協力機関:ネットエイジア)
構成/ino.