2020年5月1日からLINE Payのポイント還元の仕組みが変わり、従来のマイカラーから「LINEポイントクラブ」がスタートした。
大きな変更点のひとつは、従来は現金などをチャージして利用した支払いにもついていたポイント還元が、「Visa LINE Payクレジットカードを紐づけたLINE Pay支払い以外はポイント還元の対象外」になったことだ。
LINE Payのポイント還元率
出典元:LINE Pay公式HPより画像の一部を抜粋
新しく始まったLINEポイントクラブでは、過去6カ月に獲得したLINEポイントの実績に応じランクが「レギュラー」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」に分けられる。
レギュラー:0~99ポイント
シルバー:100~499ポイント
ゴールド:500~4999ポイント
プラチナ:5000ポイント以上
還元率1%で100ポイントを得るために必要な金額は単純計算で10000円。
過去6カ月に「Visa LINE Payクレジットカードを紐づけたチャージ&ペイ」で約10000円分の支払いをすることで、ランクが「シルバー」になり1.5%のポイント還元が得られることになる。
LINE Payでランクを「プラチナ」にするには
LINEポイントクラブのランクが「プラチナ」になると、「Visa LINE Payクレジットカードを紐づけたチャージ&ペイ」の還元率は3%になる。
あくまで単純計算だが、ランクを「プラチナ」にするために必要な金額を計算してみよう。
還元率1%の「レギュラー」ランクから一気に「プラチナ」ランクを目指す場合、5000ポイントを獲得するには約50万円が必要という計算になる。
しかし、ひと月ずつゆっくりランクアップを目指した場合で考えてみよう。
1ヵ月目…約10000円を利用 還元率1% 100ポイント獲得 「シルバー」にランクアップ
2ヵ月目…約27000円を利用 還元率1.5% 405ポイント獲得 「ゴールド」にランクアップ
3ヵ月目~6カ月目…約22万5000円を4カ月間で利用(毎月約56250円) 還元率2% 4500ポイント獲得 「プラチナ」にランクアップ
6カ月かけてゆっくりランクをアップさせると「プラチナ」になるために必要な金額は約26万2000円となる。
一度「プラチナ」になると還元率は3%となるため、6ヵ月の間に約16万円7000円(毎月約27800円)を利用すると「プラチナ」を維持できる計算だ。
過去6ヵ月間のポイント獲得数によってランクが決まるということは、1ヵ月だけたくさん支払いをしたり、月によって獲得ポイント数に大きなばらつきがある支払い方をするとランクを維持することができない。ランクを維持するためには6カ月間で獲得したポイント数を意識した継続した支払いが必要ということになる。
なお、1ヵ月でランクをプラチナにしたい場合は、「LINE Pay」を経由して支払うより「Visa LINE Payクレジットカード」を経由して支払うと、初月からポイントの還元率が3%となり、多くのポイントが獲得できる。
実際に筆者は「Visa LINE Payクレジットカード」の還元率3%を利用し、1ヵ月で「プラチナ」にランクアップすることに成功している。
「Visa LINE Payクレジットカード」を持っていない人でも利用できる「クーポン」
LINEポイントクラブでは、「レギュラー」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」のランクごとに毎月クーポンが配布される。
レギュラー:1枚
シルバー:3枚
ゴールド:6枚
プラチナ:10枚
クーポンは、加盟店のなかからダウンロードするものを選べる仕組み。ほとんどは100円引き、または5%OFFとなっている。
このクーポンは、「Visa LINE Payクレジットカード」を持っていない人でもダウンロードできる。
1000円のものを購入する際に100円引きのクーポンを利用すれば10%OFFとなる計算になる。
「Visa LINE Payクレジットカード」を持つ予定がない人や、継続してLINE Payを利用する予定がない人は、クーポンの利用をオススメしたい。
また、その他紹介されているサービスの登録やアプリのインストールや動画視聴などをすることでもLINEポイントは獲得できる。
大きく変わった「LINE Pay」
「LINEポイントクラブ」によりポイントの獲得条件やランクアップの条件が大きく変わった「LINE Pay」。
「Visa LINE Payクレジットカード」を利用することで最大還元率3%と高還元率が見込める。利用状況に応じて賢く取り入れよう。
※上記の試算はあくまで単純計算をしたもので、実際には様々な条件により結果が異なります。
※データは2020年6月中旬時点での編集部調べ
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/家計簿・家計管理アドバイザー あき
著書に「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」「スマホでできる あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他 https://kakeibo.kosodate-info.com/