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打倒ナイキの本命!?アシックスのカーボン入りランニングシューズ「メタレーサー」の実力を徹底検証

2020.06.22

「カーボンプレート入り」シューズが席巻するランニングの世界だが、ついに国内ブランドのアシックスが初めてカーボンプレート入りのシューズ「メタレーサー」をリリースした。ランナーにとってもはや必須のアイテムとなった「カーボンプレート」入りのシューズをアシックスはどう味付けしたのか? じっくり走ってテストしてみた。

「皮膚」ような激薄のアッパー素材

日本人に最も馴染みの深い、信頼のおけるシューズブランドといえば「アシックス」ではないだろうか。当然シェアも多く、以前はフルマラソンのゴール地点でシューズ調査をしたところ、完走者の約半数がアシックスを履いていたという話もある。しかしここ最近は、海外ブランドのランニングシューズを見かけることも多く、このメタレーサーはまさに満を持しての一足と言えるのである。

まずは、そのスペック、27㎝で約190g(実測値)。手に持った時の印象は非常に軽い。少し硬めの作りのアッパー素材は、光が透けるほど薄く通気性はバツグン。まるで皮膚のような薄さと軽さだが足を通してみると、しっかりと足を包んでホールドしてくれる。

これだけでも通気性は十分のように感じたが、通気口をつま先に設置したことで内部の熱気を積極的に排出。シューズ内の温度を最適に保ち、マメなど脚のトラブルの原因を防止してくれる。

同じくかっちりとフィットを生み出すために重要なのが、シューレース。これも硬く、伸びない。かっちり固定ができる紐だ。全体的な軽さとアッパーの薄さはトップアスリート向けのレーシングシューズという印象だ。ただし窮屈な感じはなく、普段27㎝のシューズを履いている自分の足にもフィット。このあたりの作りは日本ブランドらしいところと言えるのかもしれない。

「機能全部乗せ」のパフォーマンスシューズ

極薄のアッパー素材、つま先の通気口も十分に機能的ではあるのだが、このシューズの大きな特長はやはりソールにある。ここに搭載されている機能はラーメンで言えばトッピングの「全部乗せ」状態といえる。アシックスが持ちうる技術が全て盛り込まれていると言った感じだ。

ソールには軽量かつソフトな着地感のあるアシックスの独自素材「フライトフォーム」を使用。これに併せて使用されているのが軽量かつ高剛性の「カーボンプレート」だ。着地の際にはフライトフォームが衝撃を吸収し、カーボンプレートがしなって着地の衝撃を反発力に変えることで、足の疲労を防ぎながら走ることができるようになった。

これらに加えてつま先が反りあがった形状のガイドソールテクノロジーも搭載。着地した瞬間に前方に転がるようにスムーズに体重移動していくので着地時の足首まわりの負担を約20%軽減。ランニング効率を向上させているという。

三位一体の走行性能を体感

これらカーボンプレート、フライトフォーム、ガイドソールテクノロジーという三位一体の機能が盛りだくさんのソールを搭載したシューズだが、機能のバランスがいいためかトガりのない走り心地という印象。分かりやすい機能をトガらせることをしないのがすごくアシックスらしい感じがした。トップ選手が履くレース用シューズという見た目だったが、自分のような市民ランナーも使いこなせそうだ。

ミッドソールは3㎝くらいで厚底というほど厚くはないが、グミのような弾力がありしっかりとクッションを感じることができる。カーボンでばねのようにグングン反発する感じはあまりないが、それが自分のようなランナーには逆に使いやすい。足に優しくすごく走りやすい。

カーボンプレート入りのシューズを履きこなすためには走り方を変えなければ、と思っている方もいるかもしれないが、普段通りのフォームで問題なく使用できた。ただしカカト部分にアウトソールがないので、カカト着地ではなく、中足部やつま先付近での着地を意識した方がいいかもしれない。

このオレンジ色のアウトソールはすごく滑らかで、グリップに不安もあったが全く問題なし。あえてウエットなところも走ってみたがしっかりとグリップしてくれた。着地から蹴り出し、つま先が離れていくまでがとてもスムーズだった。走っていてストライドが自然と大きくなる感じだった。

カーボン未体験のランナーにも面白いシューズ

アシックスが満を持してリリースした最新のレーシングシューズ「メタレーサー」。今回、一番感じたのはいろいろなランナーが履きやすいだろうな、ということだ。ソールが中程度の厚さでクッションと反発のバランスが良く、しかも軽量。これまで薄底のシューズを履いてきた人でも、地面をとらえる感覚もあるので違和感なく履けるだろう。さらに厚み少ないものの、薄底のシューズに比べればクッション性は十分。脚をしっかりと保護してくれる安心感も高い。マラソン後半の脚のダメージは大きく変わるはずだ。

前述したようにとても履きやすいシューズであるため、「新しいシューズにチャレンジしてみたい」「あまり記録が伸びない」そんな方が履いてトライするにはもってこい。ヘンに走り方を変えなくても使いこなせるだろう。多くのランナーにとってパフォーマンス向上が期待できる。価格は20,000円(税別)。ここ最近のハイパフォーマンスシューズとしてもは価格が抑えめでうれしい! 日本を代表するシューズブランド「アシックス」最高のイノベーションの結晶「メタレーサー」。新たなスタンダード、ニューノーマルの一歩目かもしれない。

アシックス「メタレーサー」
価格:2万円(税別)
カラー:1色のみ
https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/running/metaracer

今 雄飛(こんゆうひ):ミラソル デポルテ代表。スポーツブランドのPR業務を行うかたわら、自転車、トライアスロン、アウトドア関連のライターとしても活動中。趣味はロングディスタンスのトライアスロン。

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