メガネは視力補正器具としてはもちろん、紫外線やブルーライトをカットするために用いている人もいるだろう。中にはファッションの一部としてのみ取り入れている人もいる。だが意外と知られていないのが、着用時の顔の印象を大きく左右する、フレームの種類。そこで今回は、知ればためになるかもしれない、メガネのフレームについて紹介していこう。
この形はなんていう名前? 主な眼鏡のフレームの種類!
メガネは主にレンズとフレームの2つで構成されている器具だ。レンズの種類でも変わることはあるが、選ぶフレームによって人に与える印象は大きく左右される。どのようなメガネフレームがあるのかを知り、自身に合った最適のアイウエアを選ぼう。
眼鏡フレームの基本的な種類
メガネフレームの種類は主に5つある。これら基本的な種類を覚え、次にメガネを購入する際の参考にもしてほしい。
眼鏡フレームの種類:オーバル型
【参照】メガネスーパー 美JOUX ビジュー 美JOUX BJU01-2211
人にやさしい印象を与える、定番のメガネフレーム。レンズは卵型になっており、基本的にはかける人を選ばない。
眼鏡フレームの種類:ボストン型
【参照】JINS 【Combination Slim Airframe -titanium-】
レトロな印象を与える、楕円型のメガネフレーム。アメリカのボストンで流行したため、この名前が付けられたという。天地幅(レンズの縦方向の長さ)があり、若干逆三角形に近い形となっている。
眼鏡フレームの種類:ウェリントン型
【参照】メガネスーパー LUCERAウェリントンモデル LUC-1006
ボストンと同じく、天地幅があるタイプのメガネフレームだが、ボストン型とは異なり、少し角張っており、逆台形のような形をしているのが特徴。ちなみに、ボストン型とウェリントン型の2つの特徴を合わせた「ボスリントン型」というメガネフレームもある。
眼鏡フレームの種類:ラウンド型
完全な丸ではないものの、ほとんど円に近い、横長の楕円形のメガネフレーム。「丸めがね」の愛称でも知られている。人に「個性的」「優しさ」といった印象を与えらやすい。
眼鏡フレームの種類:スクエア型
ラウンド型とは異なり、長方形で角張っており、知的でクールな印象を与えるメガネフレームがスクエア型だ。主に男性に好まれる傾向にある。
眼鏡のフレームにはどんな素材が使われているの?
メガネフレームの素材には、主に2種類の素材が用いられている。
1つは「セルフレーム」と呼ばれ、プラスチックなどが使われているものだ。色の選択肢が多く、プライベートシーンで使いやすいタイプといえる。ちなみにその昔は、プラスチックではなく「セルロイド」が用いられていたため、この名前が付けられたそうだ。
もう1つは、「メタルフレーム」と呼ばれ、軽量で耐久性のある金属素材のフレームだ。主にゴールドやシルバーといったカラーが多いが、製品によっては豊かなカラーバリエーションが展開されている。
最後に、プラスチックと金属を合わせて作られたフレームの名を「コンビフレーム」という。
眼鏡のリムとは? どんな形状があるの?
眼鏡の「リム」とは、レンズを囲っている(固定している)部分のこと。主に「フルリム」、「ナイロール」、「アンダーリム」、「縁なし」の4種類がある。それぞれの特徴は以下のとおり。
1:「フルリム」……レンズ全体をリムが覆っている、スタンダードタイプ。
2:「ナイロール」……リムがレンズの上半分のみを囲っているタイプ。ハーフリムとも呼ばれる。
3:「アンダーリム」……ナイロールとは反対に、レンズの下半分のみをリムが囲っている。
4:「縁なし」……レンズを囲う縁がなく、レンズに直接穴を開けて固定するタイプ。「ツーポイント」「リムレス」とも呼ばれる。
印象を変えられるかも!? おしゃれなあなたにおすすめの眼鏡フレームは?
眼鏡のフレームは、眼鏡をかけた人の顔の印象を大きく変えることがでるが、輪郭のタイプによって似合う眼鏡は異なってくるので、自身の顔型に合った最適の眼鏡を見つけよう。例えば、丸顔タイプの人には「スクエア型」や「ナイロール」が合っているとされている。ほかにも、輪郭が三角形タイプの人には「ボストン型」。面長の人には、「ウェリントン型」が似合うそうだ。詳細は、下記JINSの公式HPにて紹介されているため、ぜひ参考にしてほしい。
【参照】JINS HP
眼鏡のレンズにも種類はあるの?
眼鏡のレンズは主に2種類。1つは近視や遠視、乱視の人にも用いられる「焦点レンズ」。もう1つは遠近両用でおなじみの「累進レンズ」だ。ただし、このほかにも調光、偏光、ブルーライトカットなど、様々な加工が施された眼鏡のレンズも発売されている。
※データは2020年5月下旬時点での編集部調べ。
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文/髙見沢 洸