エンジンルーム
横置きされたエンジンは1.5Lディーゼルターボ。2000回転から音が高まるが1500回転からのトルクは太い。燃費は12〜18km/L程度。
運転席と各種装備
広くてフラットなインパネ。8インチモニターは標準装備。助手席前にも大きな収納を用意。助手席のエアバッグはルーフ部分から展開。
シートスペース
前席の着座位置は車体に対して低めだがウインドウが大きいので死角は少ない。後席の床面はフラットだが3つの座席はスライドしない。
ラゲージスペース
跳ね上げ式でゲートは大きく開く。床板はしっかりしており、中間位置で仕切ることができる。スペアタイヤはスペースセーバー。
【ココがポイント!】小物類はすべて天井に収納!位置が確認できるので便利
外板のエアダンプもユニークだが、インテリアはもっと斬新なデザインを採用。ルーフ内側の中央には前後に走る幅30cm程度のロングトレイが設けられており、バッグや小物類など置ける。
【ココがポイント!】後席を倒せば大容量スペースに!たくさん積めて使い勝手も◎
車体後部のスペースは広い。後席は均等に3分割された3人掛け。それぞれスライドダウンで前倒しでき、広いフラットスペースを作ることができる。荷室手前の天井部にも荷物入れがある。
細部までアイデアが詰まったワクワク感で『ベルランゴ』の勝ち
[運転性能]プジョー・シトロエングループの新世代プラットフォームを採用してハンドリング性能が向上。コーナーも楽しめる。18点
[居住性]広さだけでなくインテリアのデザインや収納スペースの造りもユニーク。リアゲートのウインドウの開閉も便利。18点
[装備の充実度]試乗車はデビューエディションだったため装備も充実していたが、車両価格も高め。ただこの価格で自動駐車機能付き。19点
[デザイン]最近のシトロエン車特有のユニークなデザインは好き嫌いが分かれるが、個性と実用性をしっかり両立している。18点
[爽快感]1.5Lディーゼルターボ+8速AT+新世代プラットフォームの組み合わせで、街中から高速道路までしなやかに走れる。18点
[評価点数]91点
文/石川真禧照 撮影/望月浩彦