校風やクラスの所属しているグループによって、女子高生たちの制服コーディネートは異なる。では、地域ごとではどんな違いがあるのだろうか?
そんな「JKファッション」の重要な要素となる「スカート丈」や「制服に合わせる靴下」などの地域性を探る調査がこのほど、LINEリサーチによって実施された。
制服は85%と圧倒的。中には私服が多い県も!
女子高生を対象に、「学校にどんな服装で行っているか」について尋ねる調査が行われた。すると85%以上の人から「制服がある」という回答が寄せられ、大多数の女子高生が制服で通学していることがわかった。
しかし全体の1割程度の学校には決まった制服がなく「私服OK」という実態も判明。
そこで制服 or 私服の割合について都道府県別で調査が行われた。
すると、長野県だけは、制服率47.8%に対して私服率52.2%と、私服の学校が制服のある学校を上回る結果に。ほかにも他県に比べて私服率が高かったのは宮城県の32.6%、大阪府の23.9%などがあった。
制服のスカート丈。西日本はひざ下派?首都圏は断然ひざ上派
ではスカート丈をみていこう。通っている高校が制服であると答えた女子高生を対象に「制服のスカート丈は、どのくらいですか?」と尋ねる調査が行われた。
「ひざ上派」は神奈川、東京では75%以上が占めている。千葉県、岡山県、島根県も半数以上がひざ上派という結果だった。同じ関東地方でも茨城はスカート丈の短さがやや控えめな印象で「ひざの真ん中あたり」という回答が多かった。
「ひざ下派」には西日本の各地が多数。中でも九州では長崎、佐賀などで「ひざ下派」が7割前後もいるという結果になった。和歌山、大阪、兵庫などの関西圏でも半数以上が「ひざ下派」だと回答している。
愛知や京都、熊本などは、制服のスカート丈で「短め」を好む人も一定数いるし「長め」を好む人も結構いるという「いろいろ派」となった。
通っている学校の校則や私立か公立かなど、それぞれの環境によってもスカート丈の長さが異なるのかもしれない。
制服に合わせる靴下は、全国的にクルー丈が人気
制服に合わせる靴下のスタイルについて調査が行われた。
全国的に定番だったのは「クルー丈」。スカート丈が長くても短くても、さまざまな長さのスカートに合わせやすいのが特徴。「ハイソックス」は北海道・山梨県では大人気。ほとんどのJKがハイソックス、といってもいいくらい支持されている。
エリア別JKの制服スタイルはこんな感じ!
今回アンケートでわかった、「制服のスカート丈」「制服に合わせる靴下の種類」「靴下の色」の結果をまとめると、以下のような傾向になった。
テレビなどのイメージで「女子高生の制服のスカート丈は短いもの」という印象があるかもしれないが、実は地域によってさまざまな違いがあることがわかった。「大人っぽいのが憧れ」「カワイイのが好き」そんなとらえ方の違いによって、好むスカート丈に差が出ているのかもしれない。
<調査について>
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:高校1年生~3年生 女性
実施時期:2020年3月17日~20日
有効回収数:2131サンプル
※都道府県構成比を市場にあわせてウェイトバック
出典元:LINE株式会社(LINEリサーチ)
構成/こじへい