忙しいとつい疎かにしがちな洗濯物。朝の出勤前にやろうと思っていても、洗う→干すという2つの作業でかなりの時間が割かれるために、後回しにしてしまう人も多いのではないだろうか?
そこで今回、お洗濯の時間をもっと短くしたい人のために、裏ワザ「夜洗濯」とお洗濯の時短のコツを紹介していきたい。
お洗濯にかかる時間で最も多いのは30分から1時間
お洗濯にかかる時間について尋ねる調査が行われたところ(予洗いから洗濯機を回して干し終わるまで、WEB調査)、一番多かったのは、30分~1時間(62%)で、次に多いのが1時間から1時間半(26%)、中には1時間半以上という人も。
また「お洗濯の時間の時間をもっと短くしたいですか?」の質問については、なんと94%、ほとんどの方が短くしたい回答している。そこで、仕事や家事に忙しい毎日、家族やパートナーと家事シェアするためにも、お洗濯の時短のコツを紹介していく。
PART1. 今日からできる4つの時短テク
■1.衣類は裏返しのまま洗う!
脱ぎっぱなしで、裏返しになった肌着や靴下。表に返して、お洗濯していないだろうか。皮脂や汗は衣類の内側についているので、裏返しのまま洗ったほうが、汚れ落ちがアップする。
ご家庭で「脱ぐ時は裏返しのまま、洗濯カゴに入れる」というルールを決めると洗濯物を確認してから洗濯機に入れる手間が省け時短に。ただし、靴下が丸まったままだと汚れ落ちが悪くなるので、のばしてから洗濯カゴにいれることも伝えておこう。
■2.ガンコ汚れには「前処理」を。液体洗剤や液体酸素系漂白剤を直接塗布!!
ワイシャツや子供たちの衣類など、えりや袖の黒ずみや黄ばみ、食べこぼし、泥汚れ、靴下のニオイなどには、洗濯前の一手間「前処理」が効果的。すっきり簡単に落とすには液体洗剤や液体酸素系漂白剤の塗布がおすすめだ。洗濯機に入れる前に、汚れに直接つけるだけで汚れ落ちがグンとアップする。
汚れの裏側にタオルなどであて布をし、汚れの部分に液体洗剤を、黄ばみや食べこぼしが気になる方は、液体酸素系漂白剤を直接塗布。
汚れやニオイがひどい場合は、超コンパクト液体洗剤を汚れに塗布して一晩(約12時間)放置してから洗う「塗布放置洗浄」をすると、より汚れが落ちやすくなる。洗剤の原液や汚れが床やテーブル等につかないように、洗濯おけの中にタオルを敷き衣類を上において行おう。
■3.プッシュボトルで洗剤を計量する手間をカット!
粉洗剤よりも投入しやすく、粉の飛び散りもない液体洗剤だが、さらにプッシュするだけで使えるボトルタイプの液体洗剤なら、洗剤の投入時間を通常ボトルと比べて約半分以下にカット。手が汚れるリスクも少ないので、忙しい時間帯にも便利だ。
■4.スピード(お急ぎ)コースを使いこなそう!
軽い汚れの衣類だけを洗濯したい時には、「スピードコース」を選ぶ。洗濯機の機種によるが、標準コースに比べて約10~20分もの洗濯時間の短縮ができる。
スピードコースを使用すると、「洗濯」の時間が短めになり、加えて、すすぎが1回(標準コースは2回)になるので、ぐんと洗濯時間が短縮。洗剤は「すすぎ1回」と裏面に表示されている製品を使うと良いだろう。時短に加え節水にもなる。気になる汚れには、2.の前処理をしてから洗濯機へ入れよう。
PART2. 時短洗濯の裏ワザ! 「夜洗濯」で超時短!
■「朝夜逆転」の発想が時短のカギ
家族を起こし、朝食をつくり、片付けて送り出しつつ、自分の身じたくも……働くママたちにとってもっとも忙しいのは朝の時間帯ではないだろうか。
そんな朝の過密スケジュールの中でお洗濯をこなすのは本当に大変なことだ。そこでおすすめなのが「夜洗濯」。朝は無理せず、余裕のある夜に洗濯して室内に干し、翌日の時間がある時に取り込めばOK。
■「夜洗濯」は部屋干しが基本。〝ニオイ対策”がポイント
「夜の間にお洗濯が片付くならうれしいけど、部屋干ししたら臭わない?」でも、ご安心を。夜の部屋干しに万全の“ニオイ対策“がある。
(1)“アーチ干し“をマスターする
アーチ干しとは、両端に長い衣類をつるし、内側に向かって短い衣類をつるしていく干し方。こうすることで、空気の通り道が生まれ、効率良く乾燥させることができる。
(2)扇風機を活用する
空気がとおりやすい“アーチ干し“。アーチに向けて、扇風機の風を当てれば、乾燥の効率がさらにアップ。湿度や温度にも左右されるが、この合わせワザで、部屋干しのニオイのリスクが低減する。
(3)乾きにくいバスタオルは“囲み干し“で
バスタオルを横長にし、上辺をピンチで止める干し方。洗濯物は上側から乾いていくので横方向に長く干すと、乾燥時間が短縮できる。
あわせて扇風機を下側に当てることでさらに乾燥時間短縮に。扇風機は首振りなしで、バスタオルの正面から風を当てるのがおすすめ。もしも扇風機がなければ、エアコンなどで空気を循環させる方法も有効だ。
■小ワザをプラスして「アイロンがけ」も不要!
「夜洗濯+部屋干し」の時短テクニックを加速させる小ワザをご紹介。シャツなどを干す時は、振りさばき、引っ張ることでしわが伸び、乾いた時の仕上がりもグッと美しくなる。上手にやれば「アイロンがけ」の時間が大幅にカットできる。
出典元:ライオン株式会社
構成/こじへい