市場調査企業であるStrategy Analyticsによると、2020年の1月から3月の調査で、世界のスマホシェア率は「Samsung」が1位で21 %、2位がファーウェイで17%、3位がAppleで14%、4位がXiaomiで10%、5位がOPPOで8%となっている。
聞きなれたメーカーからいまいちピンとこないメーカーまである人もいるだろう。今回はそんな世界スマホシェア率トップ5のメーカーの特徴と、それぞれのおすすめの端末を紹介していく。
世界スマホシェア率トップ5
まずは世界スマホシェア率でトップ5にランクインしたメーカーを簡単に紹介しよう。
高性能が売りのSamsungとApple
シェア率1位のSamsungと3位のApple。Samsungは人気の「Galaxy」シリーズ、Appleは言わずもがな「iPhone」シリーズが世界的にも多く利用されている。両メーカーの特徴はやはり、高い技術力でその時作れる最高のスペックを誇る端末を展開している点。値段は10万円前後のものが多く、少々高めと感じる人もいるだろうが、それでも納得のいく性能を携えたスマホが特徴だ。
コスパ重視の中国メーカーが勢力を拡大
2位のHuawei、4位のXiaomi、5位のOPPOは、中国のスマホメーカー。ハイエンドモデルも展開されてはいるが、コスパの高い製品も多く発売している。中国国内では、この3社を筆頭に各メーカーがスマホを開発し、価格競争が起きている真っただ中。そういった背景もあり、優れた端末を安く販売している場合が多く、結果的に世界でのシェア率も軒並み伸ばしている。
日本国内のスマホシェア率は異質!?
日本国内で生活していると実感しにくいが、実は日本のスマホシェア率は世界と比較すると少々異質だ。国産メーカーである「SONY」や「SHARP」がランキング上位にいるのは不思議ではないが、特筆すべきはAppleのシェア率の高さ。なんと日本ではスマホシェア率の約半数がApple製品なのだ。これは、日本ではハイエンドモデルのスマホが売れるという点と、Apple製品のパソコンやタブレットと共に利用する人が多いため、互換性に優れたiPhoneが選ばれていると考えられている。
世界スマホシェア率トップ5メーカーの特徴とおすすめ端末
ここからは、世界スマホシェア率トップ5のメーカーの特徴と、おすすめの端末を紹介していこう。
世界スマホシェア率1位【Samsung】
Samsungのスマホは、Galaxyシリーズに代表されるようにディスプレイ、処理能力、カメラ性能など、どれをとってもハイクオリティなスマホを展開している。また、「Galaxy Z Flip」や「Galaxy Fold」のような折り畳み式のスマホのように、常に最先端のスマホを開発し続け、業界を引っ張る存在だ。
Samsungのおすすめ端末【Galaxy S20+ 5G】
そんなSamsungのおすすめ端末は、最新の「Galaxy S20+ 5G」。新たな通信規格「5G」にも対応し、RAM 12GB/ROM 128GBとかなりの処理性能を誇る。また、カメラは新しく「30倍ズーム」や「8Kビデオ」の撮影も可能。Galaxyらしい高性能な端末に、最新技術を詰め込んだ。
【参照】Galaxy S20+ 5G
世界スマホシェア率2位【Huawei】
中国のメーカー「Huawei」のスマホの特徴は、性能に優れ、しかもコスパのいい点。近年はハイエンドモデルも多く展開するが、比較的低価格ながら高スペックな端末も多く開発し、シェア率を世界2位にまで伸ばした。
Huaweiのおすすめ端末【HUAWEI P40 Pro 5G】
2020年6月2日に発表されたばかりの最新モデル「HUAWEI」 P40 Pro 5G」は、Leicaと共同開発したカメラ性能に定評のある「Pシリーズ」の最新作として、5Gにも対応したハイエンドモデル。カメラ性能のみならず、ハイエンドモデルのトレンドであるベゼルレスの有機ELディスプレイや、急速充電にも対応した。
世界スマホシェア率3位【Apple】
世界スマホシェア率3位、日本国内のスマホシェア率1位のApple。説明するまでもなく、誰もが知る高性能の「iPhone」シリーズは、端末のスペックのみならず、PCやタブレットなどの周辺機器との互換性の高さも人気の要因だ。
Appleのおすすめ端末【iPhone 11】
Appleはほかのメーカーと違い、多くのシリーズを展開しておらず、スマホシリーズは「iPhone」のみ。そんなiPhoneの中核を担う「iPhone 11」は、iPhoneにはあまりなかったカラーバリエーションの豊富さに加え、防水防塵機能、優れたカメラAI、高速充電など、さらにシンプルで使いやすい機能を多く盛り込んだ端末だ。
【参照】iPhone 11
世界スマホシェア率4位【Xiaomi】
「Xiaomi」というメーカーをご存じない人は多いかもしれない。というのも、世界でのシェア率4位ながら、日本への上陸は2019年末。わずか半年ほどしか経っておらず、展開している端末もまだ少ないのだ。しかし、Huaweiと同じように優れた性能の端末を比較的安価で購入可能なため、徐々にシェア率を伸ばしている。日本でもメジャーになる日は近いかもしれない。
Xiaomiのおすすめ端末【Redmi Note 9S】
高コスパが特徴のXiaomi製スマホ最新モデルである、「Redmi Note 9S」は、4眼レンズの背面カメラ、「タイニー・ドットディスプレイ」搭載による91%の画面占有率、5020mAhの大容量バッテリーなどを搭載しながら、最安で2万4800円から購入可能。メインスマホとして利用できる性能でありながら、電話や動画視聴専用のサブ機としても手の届きやすい価格で販売されている。
世界スマホシェア率5位【OPPO】
近年、街中の広告やテレビCMでも目にする機会の増えたOPPO。ほかの中国メーカーと同じく、コスパに優れた端末が多く、安いものだと1万円以下でも購入可能となっている。
OPPOのおすすめ端末【OPPO Find X2 Pro】
OPPO初の5Gフラグシップモデルとなった「OPPO Find X2 Pro」は、IPX8・IP6Xの防水・防塵性能を搭載し、10億色の高精細かつ色鮮やかなディスプレイを持つ。また、リフレッシュレート(1秒間に何かい画面が切り替わるか)が120Hzで、より滑らかでクリアな描画を再現。タッチサンプルレート(画面をタッチした際のレスポンスの速さの目安)は最大240Hzで、ディスプレイをタッチしてから実際に反応するまでのわずかなタイムラグが無くなり、素早く正確な操作が可能となっている。
【参照】OPPO Find X2 Pro
※データは2020年6月上旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤 文彦