スマホやタブレットを普段から使用していると、画面に指紋が付いて汚れてしまう、指での操作に不自由さを感じるなどの経験があるはず。そこで需要を高めているのが「スタイラスペン」ともいわれるスマホ用タッチペン。
実はスマホやタブレット用のタッチペンは、先端の素材などによりかなりの種類があるのをご存じだろうか。そこでタッチペンの種類から、おすすめの用途・製品を紹介していこう。
タッチペンの種類は先端の素材で分けられる。
まずはタッチペンの種類について解説していく。タッチペンの先端には、様々な素材が採用されており、この種類によって形状だけでなく書き心地が変わるといわれているようだ。
タッチペンの種類【シリコンゴム】
タッチペンの先端に導電性のシリコンゴムを用いたタイプは、リーズナブルな製品が多く、タッチペンとしてもっとも代表的な素材。弾力があるため液晶を傷つけにくいという特徴がある。これから紹介するほかの素材よりも摩耗しやすいので、安いものを買い替える消耗品として使用するといいだろう。
タッチペンの種類【樹脂】
樹脂が先端に取り付けられたタイプ。こちらも導電性が採用されている。ペンの先が細いものが多いので、小さな文字やイラストが目視しやすく、ボールペンのような書き心地が魅力。また、このタイプのタッチペンは、筆圧の強弱によって太さを変えられる「筆圧感知機能」を備えている場合が多い。先端が細く硬いので、液晶を傷つけやすい。そのため、使用時には保護シートなどで画面を守るといいだろう。
タッチペンの種類【繊維】
導電性の繊維を網目状に編んだタイプ。繊維なので、ペンの滑りが得、さらさらとした書き心地が魅力の素材だ。主に球状に編まれたタイプが多いが、中には筆状や鉛筆状などのものもあり、イラストの作成などに最適とされている。
タッチペンの種類【透明ディスク】
透明の樹脂を平らなディスク状に伸ばし、ペン先に取り付けたタイプ。画面にあたる面積を確保しながら、ペン先の文字やイラストが見やすい。使い方に若干癖があり、初心者には扱いづらいものの、慣れれば非常に便利なモデルといわれている。
スマホ・タブレット用タッチペンのおすすめ用途を紹介!
では、タッチペンは実際にどのようなシーンで役立つのか。おすすめの用途を解説していこう。
スマホ・タブレット用タッチペンの使用用途【仕事の生産性アップ】
【参照】ZEBRA スタイラスC1
仕事用にボールペンや万年筆を持ち歩いている人の中には、合わせてタッチペンを持ち歩くのに煩わしさを感じてしまう人もいるだろう。そんな人におすすめしたいのが、ボールペンとタッチペンが一体になった2WAYタイプのもの。ペン尻にシリコンゴムを搭載した製品が多く、ボールペンを逆さまに持ち変えるだけでタッチペンになるので便利。手帳にちょっとしたメモを残しながら、スマホのカレンダーにスケジュールを入力するなど、その使い道は様々だ。
スマホ・タブレット用タッチペンの使用用途【ゲームの操作性アップ】
スマホでゲームアプリを楽しむという人には、繊維タイプのタッチペンがおすすめ。特にパズルゲームなど画面にタッチする回数の多いアプリは、指紋が画面に残ってしまうと気にしている人もいるだろう。繊維タイプのタッチペンであれば、指紋が付かないのはもちろん、画面を滑らかに滑るので操作性にも問題ないだろう。
スマホ・タブレット用タッチペンの使用用途【本格的なイラスト作成】
【参照】ミヨシ STP-11
イラストをデジタルで描く人が増えた昨今。そんな人たちにおすすめなのが、ペン先が筆状になっているタイプのタッチペン。このタイプの製品の多くは、反対側も通常のタッチペンになっているので、両面でのタッチ操作が可能。デジタルではあまり味わえない、色を塗る感覚や、筆で文字を書く感覚は独特。ぜひ一度試してみていただきたい。
スマホ・タブレット用タッチペンの使用用途【料理しながらレシピを確認】
【参照】田中箸店 菜箸deスマホ
一風変わったタッチペンとしておすすめしたいのが、菜箸の頭にシリコンキャップが搭載され、タッチペンとして使用できるもの。菜箸をひっくり返すだけでタッチペンとして使用できるので、手が汚れやすい料理中でも、スマホやタブレットの画面を汚さずにレシピの確認ができる優れものだ。
※データは2020年5月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/佐藤 文彦