ここ最近、各地で地震が多発している。ステイホームの最中に頻発する揺れに危機感を募らせている人も多いに違いない。
では、いざというときのために、自宅にあれば安心なものとは何なのだろうか?
そこで今回、アートやデザインなどのクリエイティビティを導入した防災教材の開発や防災訓練を実施し、幅広い世代に防災の知恵や技を普及している「NPO法人プラス・アーツ」の石田有香さんが提案する、実際に台風や地震で被災された方々の意見も参考にした必要な備蓄品を紹介していく。
自宅に備えておきたい基本の備蓄品【12品】
災害発生時は電気やガス、水道などのライフラインがストップするため、非日常の生活がはじまる。たとえ避難所へ行けたとしても収容人数の上限や、プライバシー、衛生上の問題もあり、災害直後は流通に被害が出て、被災者数も多いため、食料をはじめとした物資がなかなか届かないということも想定される。
最近は感染症対策の観点からも、自宅の安全が確認できている場合はできるだけ自宅で生活するという「在宅避難」が内閣府からも推奨されている。自宅に置いておく備蓄品として、プラス・アーツが推奨しているのは下記の12品だ。
1.ポリ袋(45L程の大きなもの、キッチン用の小さいポリ袋それぞれあると便利)
2.新聞紙
3.体拭きウェットタオル
4.ラップ
5.カセットコンロ・ボンベ
6.クーラーボックス
7.携帯ラジオ
8.非常食
9.水
10.携帯トイレ
11.LEDランタン(ヘッドライト)
12.口腔ケアウェットティッシュ
ローリングストックとは、日常的に非常食を食べて、食べたら買い足すという行為を繰り返し、常に家庭に新しい非常食を備蓄する方法のこと。普段から冷蔵庫や食料棚のストックを少し多めにキープしておいたり、ローリングストックを取り入れていると便利かもしれない。
出典元:アサヒグループ食品株式会社
構成/こじへい