IHクッキングヒーターへ切り替えする人にとって、魅力的な選択肢となるのが、「ビルトイン型IHクッキングヒーター」であろう。様々な機種が販売されており、自動調理の有無やグリル機能などにより価格もかなり幅がある。今回は、「ビルトイン型IHクッキングヒーター」の特徴をわかりやすく紹介。おすすめ商品もピックアップしてみた。
キッチン用IHクッキングヒーターは据え置き・ビルトインの2種類
キッチン用のIHクッキングヒーターは大きく分けて据え置き型・ビルトイン型の2種類があり、据え置き型IHクッキングヒーターは基本的には置いて配線するだけで使用可能。一方で、ビルトイン型IHクッキングヒーターは、コンロ部分に埋め込むタイプであり、そのための工事も必要になる。
また、IHクッキングヒーターには「卓上型」も存在する。火やカセットガスを使わず調理が手軽なので、鍋や焼き肉などをするのに重宝する。
単相200Vのコンセントの有無を確認
200Vの「ビルトイン型」を使用するには、単相200Vのコンセントが必要となる。備え付けられてない場合は、電力会社に配線工事を依頼しなければならない。
ビルトイン型IHクッキングヒーターのメリット・デメリット
ここまではIHクッキングヒーターの基本情報について説明してきたが、ここからはより具体的に、ビルトイン型IHクッキングヒーターのメリットとデメリットについて紹介していく。
ビルトイン型IHクッキングヒーターのメリット
ビルトインIHクッキングヒーターは据え置き型とは異なり、シンクや作業台との隙間が少なく、見た目がスタイリッシュになることがメリットとして挙げられるだろう。また、隙間がないことで、掃除も楽になるという恩恵もある。掃除は平面をサッと拭きとればよく、清潔さを保ちやすい。
ビルトイン型IHクッキングヒーターのデメリット
ビルトイン型IHクッキングヒーターにもデメリットはある。ビルトイン型はキッチンに埋め込むため工事が必要であり、工事の日程によっては据え置き型と異なり即日使用できない可能性もあるのだ。費用的にも据え置き型よりも若干、割高になるケースが多い。
おすすめのビルトイン型IHクッキングヒーター
それでは、ここからはビルトイン型IHクッキングヒーターのおすすめの製品を紹介していく。
パナソニック ビルトインIHクッキングヒーター KZ-11C|狭いキッチンに便利
狭いキッチンに便利な1口タイプのIHクッキングヒーター。フレームの高さが18mmと薄型設計なので、キッチンの凹凸を減らし、スムーズに調理することが可能となっている。最大火力を1.3kWとしながらも単相100Vの電源ですみ、200V電源の用意されていないキッチンでも工事費用を削減可能。操作も簡単で、7段階の火力調整や、揚げ物温度調節など、コンパクトながら便利な機能もしっかり搭載している。ミニキッチンにも収まるサイズなので、一人暮らしの人におすすめだ。
【参考】1口・2口ビルトインタイプ
日立 ビルトイン IHクッキングヒーター M200Tシリーズ|3口が全て大火力のIH
日立のM200Tシリーズは、IH3口ヒーターを搭載し、幅60cmと75cmの2タイプが用意される。それぞれにパールホワイトとメタリックグレーがラインアップし好みで選べる。料理に合わせて火加減をおまかせできる「ラク旨グリル&オーブン」や、上面奥までガラスのためすっきり美しく、お手入れも簡単なのが特徴。左右のIHはそれぞれ最大火力3.2kWとパワフルで、12段階の細かな調整もできるのがうれしい。
【参考】日立 ビルトイン3口 IH
パナソニック ビルトインIHクッキングヒーター Yシリーズ|ダブルオートメタル対応のハイテクモデル
ダブルオールメタル対応・最大火力3.2kWの強力なヒーターを2口備え、後ろには2.0kWのヒーターを設置という構成の3口タイプIHクッキングヒーター。温度や時間を自動で設定して、裏返すタイミングなどを液晶と音声で知らせてくれる、「焼き物アシスト」や、鍋底温度を正確にキャッチする光火力センサーを採用するなど、ハイテク満載。お父さんも積極的に料理がしたくなる、そんなビルトインIHクッキングヒーターとなっている。
自分らしく、そして美しいキッチンをもたらす
ビルトイン型は内蔵式のIHクッキングヒーターなので、システムキッチンとの一体感があり、見た目がとても美しい。一方で、自動調理の機能の有無や、最大火力などで価格にかなり幅がある。納得できるIHクッキングヒーターを選ぶためにも、自分にとって必要な機能が何かを考えながら選ぶように心がけたい。
※データは2020年5月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/praia